スポンサーリンク
スポンサーリンク

『人は、なぜさみしさに苦しむのか?』の要約について

ノンフィクション

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、中野信子さんの

『人は、なぜさみしさに苦しむのか?』について紹介をしていきます!

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

『人は、なぜさみしさに苦しむのか?』について 

本書の概要

本書はひとことで言うと

「さみしい」という感情について焦点を当てた1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・さみしさを感じる人

・さみしさを解消したい人

・さみしさのメカニズムを知りたい人

 

人間なら誰もがさみしさや孤独感を抱くときがあります。

 

実際に内閣府が行った孤独・孤立に関する調査 によると

大体4割ほどの人が孤独を感じていることがわかっています。

 

さびしさや孤独感の感じやすさは人それぞれ異なるので

なかなか他人と共有しづらく、中には友達といるのに孤独を感じる人もいます。

 

そのため最近は、さみしさや孤独感を埋めるために

過食、アルコール、タバコに薬物、ゲーム、ギャンブル、買い物などに依存する人も多いです。

 

生きていればさみしさという感情とは切っても切れない関係なので

さみしさとうまく付き合っていく必要があります。

 

本書では、脳科学者である著者による

脳科学、生物学の観点から、さみしさが生じる理由と

さみしさの対処法が解説された一冊です。

 

『人は、なぜさみしさに苦しむのか?』のまとめ

さみしさは命を守るために必要な感情

私たちがさみしいと感じる理由は、自分の命を守るための防衛本能です。

 

というのも石器時代の頃、私たちは過酷な環境で生きていくために

みんなで協力して暮らしていました。

 

もしその時代に群れから追い出されるということは

ライオンのような肉食動物に襲われたり、飢えたりして死ぬことを意味します。、

 

現代はそのような状況はなく、安全ですし1人でも生きていけますが

私たちの脳は今でも自分たちが石器時代を生きていると思い込んでいます。

 

なぜなら私たちホモ・サピエンスが誕生してから20万年くらいは

ずっと協力して生きてきたからであり

私たちが1人で生きられるくらい豊かになったのは、たった数十年前の出来事だからです。

 

そのため長期間1人で過ごすと、私たちの脳は「1人でいるのは危険だ!」と警告し

不安や緊張、気分の落ち込みといった感情を引き起こし

私たちに人との交流をさせようとします。

 

人間はさみしさや孤独を感じるからこそ

他の人と協力し、交流し、家族を持つことで今日まで繁栄してきました。

 

このようにさみしさや孤独といった感情は

自分の命を守るための防衛本能になります。

 

1歳半までにさみしさを感じやすいかどうかが決まる

誰でも大なり小なりさみしさを感じるものですが

その差は「生まれつきの遺伝」と「1歳半までの育てられ方」の2つで決まります。

 

1歳半までに1人でいることへのストレス耐性や

他人と過ごすのが好きな人。集団でいるのを嫌うなどの性質ができあがります。

 

つまり、人よりも感じやすい人は

遺伝と育てられ方が原因なので、自分ではどうしようもないということです。

 

そして寂しがりやの人にいくら「1人は最高だぞ!」「1人は楽しいぞ!」と言っても

根本的な解決には繋がらないということです。

 

さみしさが長く続くと不健康になりやすい

孤独やさみしさから来るストレスが

一時的なものならそこまで問題ありませんが

長く続くとストレスに耐え切れなくなり、不健康になりやすいです。

 

実際に2015年にブリガムヤング大学が行った研究によると

社会的な繋がりを持っていない人は、社会的な繋がりを持っている人に比べて

うつ病、認知症、呼吸器関係失速、睡眠の質の低下、ウイルス感染のリスクが高まり

死亡率を26%も高めることが分かりました。

 

ちなみにこれらはタバコやお酒による害、肥満、運動不足などの害よりも大きいです。

 

またボランティアや趣味、習い事などのグループ活動に参加している人は

交流のない人よりも健康寿命が延びることも分かっています。

 

あくまでも本人が孤独を抱いているかどうかが問題なので

友人が少なくてもさみしさを感じていなければ何の問題もありません。

 

さみしさは解決が難しい

そもそもさみしさを解決する方法は難しいです。

 

まずさみしさを感じる人もいれば感じない人もいるので、他人と共有しづらい感情です。

 

また世間ではさみしいことやぼっちであることに

ネガティブなイメージが付きまとうので、中々さみしさを表に出しづらいです。

 

さらに本書では

「安易に誰かを求めてしまうとその心の隙間につけ込まれて

悪徳商法や詐欺、カルト宗教などに利用されてしまう」と指摘されています。

 

ですが「さみしいことはダメなこと、恥ずかしいこと」と思って隠していると

最終的にお酒を浴びるようになったり、

ゲーム、ギャンブル、過食、買い物などに依存して身を滅ぼしてしまいやすいです。

 

そして本書ではできれば「理解」「共感」「対等」という

3つの条件を満たす相手がいるといいと書かれています。

 

もちろんこれらの条件を満たす友人がいればいいですが

大人になるとこういう友達が出来にくいですし

自分の都合で気軽に会うことができない場合もあります。

 

このようにさみしさを感じて、誰かに共感してもらったり

同情してもらうことで解決することは、難易度が高いということです。

 

運動すること

前述の通り、さみしさを感じた場合の難易度が高いですが

1人で解決する方法はいくつかあります。

 

まず1つ目の対処法は、運動することです。

 

数多くの研究で分かっていることですが

運動によって幸せホルモンであるセロトニンが分泌され

思考を前向きにしてくれたり、気分を安定させる効果があります。

 

また運動の強度についてはそこまで強くなくて良く

軽くウォーキングをしたり、軽く筋トレをするだけでも十分な効果があります。

 

1人でできる趣味を持つこと

2つ目の対処法は、1人でできる趣味を持つことです。

 

自分が今やっていることに夢中になっていれば

さみしさや孤独を感じづらくなります。

 

例えば、楽器、カフェ巡り、銭湯巡り、絵を描くこと、書道、旅行などです。

 

本書では特にオススメしている趣味が読書です。

 

なぜなら読書は、1人で読んでいるように見えますが

実際は著者や自分自身と会話をして考えを整理する行為だからです。

 

人間の脳は、ストレスを受けると

扁桃体という部位が興奮してネガティブな感情になりやすくなりますが

読書によって本の内容に没頭していると

扁桃体の活動が抑えられて、心が落ち着くようになります。

 

また人は新しい情報を得ると、ドーパミンという報酬系が活発になり

達成感や喜びを感じるようになります。

 

ただしさみしさを感じないようにするために

無理に趣味をしても、かえってストレスが溜まるので

「別に続かなくてもいいや」という軽い気持ちで色々と試してみることです。

 

そのなかで自分の気に入った趣味があれば、さみしさに対処しやすくなります。

 

ちょっとした会話ができるカフェや場所に出かける

3つ目の対処法は、見知らぬ人と

ちょっとした会話ができる場所に出かけることです。

 

というのも、見知らぬ人とほんの少し会話や挨拶をするだけでも気分は晴れます。

 

前述の通りボランティアや趣味、習い事やグループ活動に参加している人は

交流のない人よりも県境寿命が延びることが分かっています。

 

ですが、がっつりボランティアをやったりするのは

かなりハードルが高いと感じる人もいます。

 

そこでオススメなのは、カフェに行くことです。

 

カフェはオーダー時に店員さんと軽く会話することができますし

少しのお金で誰でも入れて、深く人と関わらなくてよく

さらに仕事や勉強にも集中しやすいです。

 

このような見知らぬ人と少し会えたり、ちょっと会話できる場所は

多くの人の孤独を癒している可能性が高いです。

 

人間関係の秘訣は適度な距離感を保つこと

いい人間関係を維持する秘訣は、適度な距離感を維持することです。

 

人間関係は距離感がすべてといっても過言ではなく

自分にとっても相手にとっても心地良い距離感で付き合うことが大事です。

 

逆に相手のことを考えずに連絡しすぎると近すぎますし

何でも理解してくれると期待しすぎるとかえって失望しやすく

反対に遠すぎると、よそよそしくなります。

 

本書では、ほどよい距離感で人と付き合うポイントは

「期待しない」「要求しない」「批判しない」の3つです。

 

人間関係がうまくいかない時は、人に期待したりしている場合が多く

そもそもいい人間関係を築くには、相手は自分とは違う人間であり

何もかも共有することができないことを理解することが大事です。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

さみしさを感じることは自然なことであることと

さみしさの解消方法について解説されている良書でした!

 

本書が気になる方は

是非本書を手に取ってみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました