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『バカの壁』の要約について | バカの人が持つ3つの特徴について

ビジネス

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、養老孟司さんの

『バカの壁』について紹介をしていきます!

 

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『バカの壁』について 

本書の概要

本書は、2003年に出版され

450万部も売れた大ベストセラーです。

 

「バカの壁」と刺激的なタイトルですが

「バカの壁」とは

バカな人と賢い人を分ける壁のことです。

 

そんな「バカの壁」について

東京大学の名誉教授である著者が

詳しく解説してくれる1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・大ベストセラーが気になる人

・タイトルに興味を持った人

・賢い人とバカの違いを知りたい人

 

著者は誰だって「話せばわかる」という風潮は

真っ赤な嘘だと言います。

 

どんなに理解して欲しくても

バカには伝わらないのです。

 

伝わらない理由は「バカの壁」が立ち塞がっており

「バカの壁」は学歴やIQなどは関係ないのです。

 

著者は東京大学の名誉教授ですが

東京大学の学生にも

「バカの壁」を持つ人がたくさんいたのです。

 

本書からバカの具体的な特徴を知り

話しても分かり合えない人と

距離を取って無駄な体力を使わなくなります。

 

また、著者曰く

自分自身がいつバカの壁に

閉じ込められるかわからないのです。

 

自分自身がバカの壁に

閉じ込められないためにも役に立つ1冊です。

 

『バカの壁』の要約

「バカの壁」を生み出す要因は?

賢い人とバカの人の決定的な違いは

自分の知らない世界を

知ろうとするかどうかです。

 

つまり、自分の知らない世界を

積極的に知ろうとしないのがバカな人であり

自分の知らない世界を

理解しようとするのが賢い人です。

 

これだけ聞いてもいまいちピンと来ないので

本書の内容よりバカの人が持つ

3つの特徴について記載していきます。

 

バカの3つの特徴について

本書では、バカの人の特徴として

以下の3つになります。

  1. わかった気になる
  2. 個性を大事にしようとする
  3. 正解が1つだと思い込む

 

1. わかった気になる

著者の経験よりバカな人は

なんとなく聞いたことがあることでも

完全にわかっていると思い込んでいます。

 

ひとつの例として

著者が大学の講義で妊娠から出産までの

ドキュメンタリーを見せたところ

女子学生と男子学生で

反応が全然違いました。

 

女子学生は

とても勉強になったといい

新しい発見や気付きを得ていました。

 

しかし男子学生の多くは

保健体育の授業で習ったから

なんの勉強にもならないと言いました。

 

この場合は男子学生の頭の中に

バカの壁があったのです。

 

同じ大学の同じ授業なので

偏差値に大差があるわけではありません。

 

女子学生からすると

今後自分が妊娠をして

出産をする可能性があることから

もっと詳細に知るべきだと思いました。

 

一方、自分が妊娠することがない

男子学生は、詳細なことまで知ろうとせず

浅い知識のままで分かった気になっていました。

 

このエピソードから

人間は知りたくないor 知る必要がないと

感じた情報を遮断してしまうのです。

 

情報を遮断してしまった脳は

活発に動くことはありません。

 

情報を遮断して分かった気になることは

偏差値やIQなどが関係ない「バカの壁」です。

 

相手に「バカの壁」があると

どれだけ噛み砕いて説明しても

理解してもらえない原因なのです。

 

「自分には関係ない」と思った瞬間

バカの壁がそびえ立つと著者は述べています。

 

目の前の出来事が

自分にとってどのような関係があるかを

結びつける力が重要なのです。

 

2. 個性を大事にしようとする

「自分らしく生きる」や「独創性」などの

個性を大事にすることが正義である風潮が

現代にはありますが

著者は「個性を伸ばすなんてウソ」と言います。

 

世の中の成功者は

個性を伸ばしたから成功したと言われていますが

著者は「ありえない」と言います。

 

個性というのは言わば

人と違う部分のことです。

 

例えば

他の人が楽しんでいる時に急に泣き出したり

しんみりした時に急に爆笑したりなど

これらの理解不能な行動も

人と違う部分であり、個性の一種なのです。

 

ただ、これらのサイコパスな人が

成功している人はいません。

 

つまり、世間的に成功している人の個性とは

みんなが理解できる個性です。

 

つまり個性とはみんなが理解できて

みんなが喜ぶものに限ります。

 

つまり、個性を伸ばすだけでは

成功することなんて出来ないのに

世の中は「自分らしく生きよう」などの

情報がありふれています。

 

著者曰く、個性はかなり曖昧なもので

脳や意識は日々生まれ変わっています。

 

つまり、その人らしさのような

変わってしまうものに頼るのは

合理的ではないのです。

 

個性云々の前に大前提として

人の気持ちを想像することが大切です。

 

個性は曖昧なもので

個性を伸ばすことに特化してしまうと

人から迷惑がられます。

 

本当に成功したいなら

個性のようなもの以前に

他人やお客さんの気持ちを

想像することが重要なのです。

 

この大前提を理解していない状態で

よく分からない「個性」最優先するのは

1番のバカなのです。

 

つまり、バカの壁を打ち破るには

人の気持ちを想像する力です。

 

3. 正解が1つだと思い込む

この世に唯一無二の答えがあるものは

学校のテストくらいしかないのに

全員が納得する答えがあると思うことは

バカであると述べています。

 

一例として、著者が東大の授業で

2種類の頭蓋骨を用意して

「この2つの違いはありますか?」と聞いたところ

数分考えて

「こっちの頭蓋骨の方が大きいです」と

答えた学生がいました。

 

著者はこの答えにバカの壁を感じました。

 

「こっちの方が大きい」というのは

用意された唯一無二の正解が

あると信じて当てにいった答えなのです。

 

もし、この学生に

バカの壁がなかった場合は

唯一無二の答えにこだわっていませんでした。

 

例えば

こっちの頭蓋骨の方が古いと思います。

なぜなら〜 といったように

予想して自分なりの考えを出したと思います。

 

正解が1つしかないと思い込むことは

悲惨な事態を招く可能性もあります。

 

テロリストや

昨今のウクライナ問題におけるロシア兵などは

宗教や政治的な何かを信じ込んでいますが

彼らの特徴は

唯一の正解を自分たちが知っていると

思い込んでいることです。

 

自分たちが正解であり

他の人は間違えているという

バカの壁に囚われているからこそ

人道を超えた残虐なことができるのです。

 

いくつもの正義や正解があることを知らないと

自分が損するだけでなく

多くの人が傷付くこともあります。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

バカの人と賢い人の間にある

「バカの壁」についての解説や

そんな人の特徴について

詳しく解説された1冊でした。

 

ものすごく芯をついている1冊だからこそ

大ベストセラーになったと感じました。

 

本書が気になる方は

是非手に取ってみてください!

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