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『細かいところが気になりすぎて』の内容と感想について

エッセイ

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、銀シャリの橋本直さんの

『細かいところが気になりすぎて』について紹介をしていきます!

 

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『細かいところが気になりすぎて』について 

本書の概要

本書はひとことで言うと

細かすぎる視点がツッコミが笑いを生むエッセイ集です。

 

本書をオススメしたい人

・日常の細かいことが気になりがちな人

・お笑いが好きな人

・ユーモアのある軽いエッセイを楽しみたい人

 

本作は、お笑いコンビ 銀シャリ のツッコミ担当である著者が、

日常の些細な出来事や違和感をユーモアに綴ったエッセイ集です。

 

全20編のエッセイと、相方の鰻さんによる4コマ漫画で構成され、

日常の「気になりすぎること」に鋭いツッコミが満載となっています。

 

例えば、ホテルのWi-Fiパスワードが見つからず部屋中を探しまくる話や、

飛行機の微妙に倒れている座席の謎を考察する話など、

何気ない場面が橋本さんの視点によって独特の面白さに変わります。

 

また、幼少期のエピソードや銀シャリの相方との関係性、亡き父親との思い出 など、

ただ笑えるだけでなく、温かさや感動も感じられる内容となっています。

 

文章はテンポがよく、漫才のツッコミのような鋭さがありながらも、

どこか共感できる内容が多く、細かいことが気になりがちな人には特に楽しめる一冊です。

 

『細かいところが気になりすぎて』のあらすじ

あらすじの概要

どうしても見つけられないホテルのWi-Fiのパスワード、オシャレすぎて解読不能なカフェのメニュー表、倒した覚えがないのになぜか倒れている飛行機の座席……。どんな些細な出来事も見逃さず、森羅万象にツッコミを入れ続ける。ツッコミひとつが、怒りも照れも笑いに変えるから――。全20編のエッセイに、相方・鰻の4コマ漫画も掲載!

細かいところが気になりすぎて より

 

本作は、お笑いコンビ 銀シャリ のツッコミ担当である著者が、

常生活の些細な出来事や微妙な違和感をテーマに、徹底的にツッコミを入れていくエッセイ集です。

 

著者が「気になって仕方がない!」と思ったエピソードが多数収録されており、

その視点の細かさと独特の発想が存分に発揮されています。

 

① Wi-Fiのパスワードが見つからない事件

著者がホテルに宿泊した際、

部屋で Wi-Fiを使おうとするが、どこにもパスワードが書かれていないという事態に直面します。

 

「最近のホテルなら、壁のどこかに貼ってあるはず」

「もしくはテレビ画面の案内に表示されるか?」と探し回るも、どこにも見当たりません。

 

フロントに電話すれば済む話だと頭ではわかっているものの、

「この部屋のどこかにあるはず」と意地になり、

ついに 冷蔵庫の裏やクローゼットの中までチェックする という本末転倒な状況に。

 

② 飛行機の座席が「微妙に倒れている」問題

飛行機に搭乗した際、前の座席がわずかに倒れていることに気づき大きな疑問が生まれます。

  • これは前の乗客が倒したまま降りたのか?
  • それとも、長年の使用で座席が「自然にちょっとだけ倒れる仕様」になってしまっているのか?
  • 何センチくらい倒れているのか?

 

こうした 「別にどうでもいいはずなのに、気になると止まらない」 という思考のループが始まり

ついには「前の席の人が戻ってきたらどうするか?」という

未来のシナリオまで考え始めてしまう始末。

 

③ 幼少期の記憶と「細かすぎるこだわり」

著者が 細かいことを気にしすぎる性格は、幼少期からのもの であったといいます。

 

例えば、小学生の頃、給食に ミルメーク(牛乳に混ぜるココアやいちごの粉) が出た際、

  • どのタイミングで混ぜるのが正解なのか?
  • すぐに混ぜると甘すぎるかもしれないし、遅すぎると粉が溶けきらないのでは?

といった 誰もが気にしないような部分に異様にこだわるというエピソードが登場します。

『細かいところが気になりすぎて』の感想

笑いと共感が止まらない!細かすぎる日常のツッコミ集

橋本直の『細かいところが気になりすぎて』は、まさにタイトル通り、

日常の細かい違和感や些細な疑問を徹底的に掘り下げ、ユーモラスに描いたエッセイ集です。

 

著者の 「些細なことを見過ごせない性分」 が存分に発揮されており、

読みながら思わず「分かる!」「それ、気にするのは橋本さんくらいでは?」と

突っ込みたくなるようなエピソードが満載です。

 

本書の最大の魅力は、

誰もが一度は経験したことがある出来事を、独特の視点でツッコミ倒している点です。

 

例えば、ホテルのWi-Fiパスワードが見つからず部屋中を探しまわるエピソード。

 

確かに、Wi-Fiのパスワードが意外な場所に隠されていることはよくありますが、

冷蔵庫の裏まで探しに行く発想には脱帽しました。

 

また、飛行機の座席が微妙に倒れていることに気づいた際の

「これ、前の人がわざと倒したのか、座席の構造上ちょっとだけ倒れるのか?」という

謎の思考のループも、妙に共感できます。

 

普通なら「まあいいか」で済ませることも、

橋本さんは 「これがなぜこうなっているのか?」を考え始めると止まらなくなってしまう模様で

このこだわりすぎる姿勢こそが、橋本さんのツッコミの鋭さの源泉なのかなと思いました。

 

また、相方である鰻和弘さんとの関係性について語る部分も興味深かったです。

 

橋本さんが 些細なことを気にする一方で、

鰻さんは全く気にしないという性格の対比があり、

読んでいるだけで「このコンビ、ほんとにバランス取れてるな〜」と感心します。

 

例えば、漫才のフレーズを何度繰り返すべきか悩む橋本さんに対し、

鰻さんが「え、どっちでもよくない?」と軽く返すシーンはまさに象徴的で

こんな些細なやり取りからも、長年一緒に漫才をしてきたコンビならではの空気感が伝わってきます。

 

さらに橋本さんのエッセイは

文章のリズムが軽快で、漫才のツッコミを読んでいるような感覚 になります。

 

本書を読んでいると、「こんなこと気にしてどうするんだろう?」と思う反面、

あの銀シャリの漫才を間近で見ているような感覚になります!

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

日常の些細な出来事を、橋本さんが次々とツッコミを入れており

非常に面白くテンポの良いエッセイ集でした!

 

本書が気になる方は

是非本書を手に取ってみてください!

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