こんにちは!しょーてぃーです!
今回は、いしかわゆきさんの
『ポンコツなわたしで、生きていく。』について
紹介をしていきます!
『ポンコツなわたしで、生きていく。』について
本書の概要
本書はひとことで言うと
「弱い部分も含めて自分らしく生きる方法」
を教えてくれる1冊です。
本書をオススメしたい人
・ありのまま生きたい人
・自分は劣っていると思う人
・ポンコツだと思って生きづらい人
社会人になれば
嫌な顔をせずに早起きしたり
遅刻もせずに敬語を使って
言われたことは
きちんとやらないといけません。
本書の著者も大学卒業後に
内定をなんとかもらって
会社で働き始めました。
しかし、重度のADHDにより
朝は起きれず、コミュ障で
毎日決まったことをやることも苦痛で
どんだけ頑張っても
1年半で会社を辞めてしまう人です。
普通ならここで
「自分のダメなところを直そう」と
考えたりしますが
著者はそれを突っぱねました。
つまり欠点を抱えた
ポンコツな自分のまま生きると
腹を括りました。
そうやって自分が楽だと
思う方へ流れていった結果
今ではフリーランスのライターとなり
悠々自適な生活をしています。
本書は、自分らしく生きる方法を
知ることができるエッセイです。
『ポンコツなわたしで、生きていく。』のまとめ
ポンコツは直さず受け入れる
本書では
「普通の人が当たり前にできていることが
なんで自分にはできないんだろうと
思ったらポンコツのはじまりだ」
と書かれています。
著者も重度のADHDのため
笑顔で接客ができなかったり
朝起きれなかったり
なかなか上手く会話ができなかったり
苦労してきました。
そして、なんとか自分の
ポンコツな部分を治そうと
頑張ってみましたが
無理をして体調を崩して
結局ポンコツな自分は直りませんでした。
その経験から本書では
ポンコツは性格みたいなもので
決して直せるものではない
と書かれています。
大事なのは
どうせポンコツな部分が直せないので
ポンコツでも許せる環境に
身を置くことです。
著者は実際に早起きせずに
人と顔を合わせなくていい
仕事に就くしかなかったです。
それがフリーランスのライターであり
自分をポンコツと受け入れた
著者に合う環境でした。
優秀かどうかは環境次第
環境を変えることは本当に大切です。
なぜなら活躍できるかどうかは
環境でほとんど決まるからです。
実際に著者は大学生の頃に
飲食店で働いていましたが
レシピも覚えられずに
先輩に呆れられていました。
しかしその職場を辞めて
事務のアルバイトに変えてからは
めちゃくちゃ優秀と言われました。
その仕事はマニュアルを見て
文章を打ち込めばいいので
忘れっぽい著者でもできて
人と話すことなく
淡々と作業すればよかったのです。
これは散々「仕事ができない」と
言われてきた著者にとって
革新的な出来事でした。
自分を活かせる環境に
身を置くことで活躍できるので
自分の弱みに悩んで
克服しようとするのではなく
全力で環境を変えることです。
知る = 選択肢を増やす
自分に合う環境がわからないなら
まずはいろんなことを知って
選択肢を増やすことです。
自分に合う環境は
自分にしか分かりません。
なぜなら、自分が苦手なものや
好きなものに関しては
自分しか分からないからです。
もし自分に合う環境がわからなければ
とにかく情報をインプットします。
いろんな人に会ったり
本を読んだりして
「こんな生活いいな」
「自分にもできそう」と思えるような
ワクワクするものを見つけます。
実際に著者は会社員のとき
会社と家と大学時代の友達しか
居場所がありませんでした。
ですがある日、社会人コミュニティに入って
初めてフリーランスを知りました。
そのコミュニティにいた
フリーランスの人たちは
会社に行っていないのに
高い収入と充実感を得ていました。
しかも一流大学を卒業したわけでもなく
特別な資格も持っていませんでした。
ごく身近な人たちが
フリーランスとして働いていました。
そこで、フリーランスを知ったことで
フリーランスとしての生き方を意識し
最終的にフリーランスのライターになりました。
知ったところですべてが良いこと
というわけではないかもしれませんが
参考事例にはなります。
「自分にはこの道しかない」と
歯を食いしばって頑張っているなら
もしかしたら情報不足の可能性があります。
ポンコツだから誰かに頼る
いうまでもなくポンコツだと
普通の人よりもできないことが多いです。
そのため、自分でできないことを
誰かに頼るのは必須になります。
「頼る」と聞けば
情けなく感じるかもしれませんが
頼られる側は結構うれしいです。
得意不得意は
人によって違います。
自分にとっての苦手なことは
他人からしたら得意で好きなこと
だという可能性もあります。
バンドでは
「ボーカル」「ギター」
「ベース」「ドラム」と
みんなが補い合って成立しています。
自分が苦手なことは
積極的に誰かに頼るべきです。
特に自分がポンコツなら
なおさら1人で全てをやるのは
無理なことです。
苦手なことを避けるから強みが見える
社会ではなるべく
自分の得意なことや強みを
活かした方がいいです。
強みとは、自分が無意識でやっていることや
そこまで頑張っていなくても
他の人から「すごい」と言われることです。
そんなもの見当たらないと思った人は
自分の嫌いなところや
欠点や苦手なことを出していきます。
そしてそれらを避けるようにします。
自分の苦手なことや嫌いなことは
すぐに出てきます。
自分の苦手なことや嫌いなことを
避けていくと結果として
「心地いい環境」や「自分の強み」が
だんだん見えてきます。
やめなければなんとかなる
自分の苦手なことや嫌なことを
避けてたどり着いた仕事があれば
あとは続けるだけです。
何事も継続しないと
ものにはなりません。
実際に著者が
ライターになれているのは
努力したというよりも
ただ文章を書くのをやめなかったから
と述べています。
そして、結果を求めずに
のんびりと今やっていることを
続けていくことです。
結果ばかりを求めると
ついつい近道を探したり
ズルしようとしてしまうからです。
それにすぐ結果が出ないと
「自分はダメな人間だ」と
落ち込んでしまいます。
だからこそ
「やめなければいつかなんとかなる」
という心構えで
毎日のんびりと今やっていることを
続けてみることがいいです。
ポンコツ = 悪 ではない
だいたいの場合
ポンコツというのは少数派です。
なので、ポンコツ=悪 ではないです。
この世界において普通とは
多数派のことです。
遅刻がダメとされるのは
ほとんどの社会人が
時間を守れるからです。
外国では遅刻が
普通の国もありますが
そうなってくると
普通の捉え方が変わってきます。
結局、多いか少ないかの問題です。
なので、自分のポンコツなところは
ただ少数なだけと割り切った方が
気持ちが楽になります。
人生は欠点がどんだけあっても
楽しく生きていける方が得です。
他の人がどうかは知らんけど
自分はこうだからこれでいいと
思えるくらいが丁度いいです。
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
欠点があるとダメだと思っていたけど
ありのまま生きていけると
背中を押してくれるような1冊でした!
本書が気になる方は
是非手に取ってみてください!
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