こんにちは!しょーてぃーです!
今回は、和田秀樹さんの
『80歳の壁』について紹介をしていきます!
『80歳の壁』について
本書の概要
本書は、タイトル通り
「健康寿命を伸ばす方法」を
教えてくれる1冊です。
本書をオススメしたい人
・健康寿命を伸ばしたい人
・いつまでも元気でいたい人
・元気に長生きしたい人
人生100年時代と言われる現代ですが
80歳を目前に寝たきりや
介護が必要になる人はとても多く
80歳の壁を越えることは難しいです。
長生きしたとしても不健康だと
かなりしんどい老後になります。
そこで本書では
ラクして寿命を伸ばす考え方や
80歳の壁を越えて、幸せな晩年を過ごすための
必要な知識やアドバイスが
わかりやすく解説されています。
『80歳の壁』のまとめ
平均寿命=健康寿命 ではない
突然ですが、日本人の平均寿命は
令和2年の調べによると
男性が81.64歳 女性が87.74歳です。
これは何歳まで生きるかという
平均年齢であり言い換えれば
何歳で死んでしまうかということです。
それに対して心身共に自立して
健康でいられる年齢を健康寿命といいます。
健康寿命の平均は
男性が72歳 女性が75歳で
この年齢で誰かの介護が必要になることを示します。
平均寿命と健康寿命には
結構な差が生じており、平均的に
男性が9年間 女性が12年間
病気や認知症などで寝たきりになったり
介護を受けながら生きています。
皆が違った人生を歩んでるとはいえ
全ての人に共通しているのは
いつか死を迎えるということです。
そこに至るまでは
「いい人生だった!」と満足しながら死ぬか
「なんでこんなことに…」と後悔しながら死にます。
おそらく全員が
満足しながら死んでいくことを選びたいですが
そのためにはただ長生きするのではなく
健康寿命を伸ばす必要があります。
80歳を過ぎたらガンは当たり前
著者は長年、高齢者専門の病院で
毎年100人以上の遺体を解剖していました。
すると体内には
本人が自覚していない大きな病巣があったものの
死因はそれ以外の病気という例が
少なくなかったのです。
わかりやすく言えば
病気にかかっていても
最後まで症状が出ずに
気付かないケースが多かったのです。
ガンもその一つで
80歳を過ぎた人の遺体からは
ほぼほぼガンが見つかります。
つまり気付いていないだけで
80歳を過ぎてくると誰の体にも
ガンがあって当たり前ということです。
ガンは死に至る病気で
早く見つけて早く治療することが
今の常識ですが
実は本人も気付いておらず
生活に支障が出ないガンもあることを
知っておいたほうがいいです。
特に歳をとれば
ガンの進行が遅くなるので
放っておいても大丈夫なケースが多いです。
逆に大きな手術や抗がん剤で
身体に負担がかかってしまい
認知症を発症したり寝たきりになるリスクがあります。
好きなことをして認知症を遅らせる
高齢になったときの
心配事の1つが認知症です。
ですが高齢になってから発症する
認知症の多くは進行がとてもゆっくりです。
そして発症後も進行は続き
進行を止めることはできません。
著者が言うにはガンと同じで
85歳を過ぎた人のほとんどの人の脳に
アルツハイマー型の特徴が見られました。
つまり認知症はもはや病気というより
肌にシワが出来たり、白髪になるのと同じ
老化現象に近いものです。
その上で大事なことは
好きなことをどんどんやって
楽しく生きることに尽きます。
ストレスの多い生活ですと
脳の働きは早く鈍ってしまい
逆に新しいことや好きなことをすると
脳は刺激を受けて活性化します。
認知症の発症を完全に防ぐことはできませんが
発症を遅らせることは可能なのです。
我慢をしすぎない
80歳といえばかつては
人生のゴールという年齢でした。
しかし最近では人生100年時代といわれ
ゴールがいきなり20年も先になり
「頑張って生きないといけない」という
呪縛にかかる人は増えました。
・本当に食べたいけど健康のため我慢する
・健康のためお酒を我慢する など
我慢を無理なくできる人であれば健康ですが
無理に我慢すると、逆に心身に負担がかかります。
それらの負担の1つずつは小さなダメージでも
積み重なれば確実に寿命を縮めます。
若いころは健康のために
ある程度の節制は必要ですが
80歳まで頑張って生きた高齢者は
もっと自分を喜ばせるための行動をすべき
と本書でも述べられています。
薬は必要最低限にする
血圧を下げるための薬や
血糖値が高ければそのための薬が出ます。
そんな風に薬をもらい続け
気付いたら15種類の薬を服用している
といったことはよく起こります。
高齢者になるほど
多くの薬を併用することの害が
明らかになっています。
もちろん飲まなければいけない薬はあるので
「薬を全てやめましょう」ということではなく
最小限の薬にとどめることが重要です。
具合が悪いときの薬は必要ですが
必要な時に最小限におさえることが
薬との正しい向き合い方です。
1日30分散歩をする
健康維持のために
運動が必要なのは常識です。
それでも運動をしない人がいる一方で
やりすぎてしまう人もいます。
もちろんどちらも望ましくないので
適度な運動をキープしていきたいです。
過度な運動は体内で活性酸素を
作りすぎてしまいます。
理想は毎日30分くらいの
軽い運動を続けることです。
20代や30代なら
ジムで運動するのもいいですが
1番手軽で高齢者からどの世代にも
オススメなのは歩くことです。
一度に30分歩いてもいいですし
朝昼晩で10分ずつ歩いてもいいです。
可能であれば少し早歩きで
手を振って歩くことです。
散歩は運動の効果だけでなく
自然の光に当たることで
セロトニンという脳内物質が分泌されます。
セロトニンが不足すると
うつ病などを発症するので
毎日の適度な散歩を続けることは
精神安定の面でも効果的です。
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
長生きをするなら
少しでも健康でいたいことから
健康寿命の伸ばし方について
詳しく解説されていました!
本書が気になる方は
是非手に取ってみてください!
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