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『26歳の自分に受けさせたいお金の講義』の要約について

お金

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、安江一勢さんの

『26歳の自分に受けさせたいお金の講義』について紹介していきます!

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『26歳の自分に受けさせたいお金の講義』について 

本書の概要

本作はひとことで言うと、

「20代で知っておくべきお金の基礎」を教えてくれる1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・お金の基礎を知りたい人

・お金の知識を知りたい人

・お金について考えている人

 

20代中盤になると、一人暮らしや出世、転職、

独立、結婚、出産など様々な選択を迫られます。

 

そしてどの選択を選ぶにしても、自由度を高めるのはお金になります。

 

実際にお金があれば、住む場所、食事、利用するサービスなど

日常生活における選択肢の幅は広がりますし

仕事に縛られず、自分の時間を自由に使えたりもします。

 

この自由こそが幸福度に直結します。

 

実際に内閣府の年収と幸福度の調査によると

年収3000万円までは年収が増えるほど幸福度も上がります。

 

一方でお金がなければ、選択肢は狭くなり

借金を抱えると日常が崩れます。

 

本書の著者は中学2年生の時に

父親が事業に失敗したことで、1億円の借金を抱えたうえに失踪したので

とても窮屈な生活を送ることになりました。

 

その経験から著者は「人生、お金がないとどうしようもない」と

身をもって知ることになりました。

 

本書では、そんな著者から20代のうちに知っておいたほうがいい

お金の基礎を学ぶことができる1冊です。

 

『26歳の自分に受けさせたいお金の講義』のまとめ

老後のためになんとなく貯金しない

20代の時は、貯金ばかりではなく

若い時にしかできない体験や経験にお金を使う方が

長い目で見た時に人生の財産になります。

 

実際に体力が衰える60代で旅行に行くよりも

20代で旅行に行った方が

そこで気づいたことや得た経験を活かせる機会が多くなります。

 

なので本書では

「不確実な老後のために今の若い時間を犠牲にするのではなく

もっと今を大切に生きた方がいい」と書かれています。

 

もちろん心の安定のためにも貯金が必要ですが

あくまで必要最低限でいいということです。

 

具体的には「月収の3ヶ月分~多くても6ヶ月あればいい」と書かれています。

 

20代は節約や貯金よりも、稼ぐことや自己成長にお金を使って

自分に投資した方がリターンが大きくなりやすいです。

 

また貯金をしても、低金利の現代では物価高と円安の影響で

貯金しているお金の価値が目減りしているケースもあります。

 

例えば100円で買えるジュースが150円になると

貯金しているお金で買える物の量が減るので

実質お金の価値が目減りしたことになります。

 

このように物価が上がりお金の価値が下がる現代では

なんとなく貯金をし続けることはそこまで良策ではありません。

 

何かの目的のために貯金をすることは別ですが

月収の3ヶ月分くらいの貯金があれば

余剰のお金を有効活用した方がいいということです。

 

家賃はケチらない

自己投資としてお金をかけるべきなのは「衣食住」になります。

 

特に「家賃をケチらないことが大事」だと本書では指摘されています。

 

なぜなら、寝たりリラックスして過ごす住居が粗末だと

心が荒んでしまい、いい仕事ができなくなります。

 

実際に著者は家賃1.9万円のボロアパートに住んでいましたが

壁が薄く、入居者の質も悪く、とにかく劣悪な環境で

心が荒んでいき、毎日イライラして生活をしていました。

 

このような家だと、たとえ家賃が安くても高い買い物と指摘しています。

 

もちろん高すぎる家賃の場所に住む必要はありませんが

自分のコンディションが良くなったり、

リラックスできて仕事のパフォーマンスが上がるのなら

思い切って住む家にお金をかけるのは良い投資になります。

 

貯金の代わりに毎月1万円から投資を始める

前述の通り、日本で貯金をしているだけだと

30年経ってもお金が増えませんが

若い頃から30年かけてコツコツ長期投資をしておくと

高い確率でお金を増やすことができます。

 

実際に本書でオススメされているのは

アメリカのS&P500に連動した投資信託に

NISAやiDecoを活用して、非課税でインデックス投資をすることです。

 

もちろん不景気や感染症、紛争などで暴落することはありますし

今後何が起こるのかは誰にも分かりませんが

過去データ から長期的に見ると上がっています。

 

この投資信託に月1万円くらいを毎月積立投資しておくと

お金の漠然とした不安から解放されやすくなります。

 

また投資を始めると、円安や戦争のニュースを見る視点も変わりますし

20%以上の異常な利回りの商品は詐欺だと分かるようになります。

 

リボ払いだけは手を出してはいけない

リボ払いの金利手数料は15%と異常に高いです。

 

先ほどのS&P500へのインデックス投資ですら

年利2~10%の間になるにも関わらず、リボ払いは15%の年利と異常値です。

 

例えば100万円をリボ払いで借りた場合

年利15%なら1年後に115万円になり、借金が膨れ上がります。

 

さらに毎月1万円ずつちょこちょこ返済しているだけだと

リボ払いで作った元本が全く減らずに、金利分だけ返済することになります。

 

逆lにクレジットカード会社からすると

リボ払いほど楽で旨みのある商売はありません。

 

そのため商品券やポイントなどでなんとかリボ払いをさせようと誘導したり

簡単にリボ払いができるような設定になっています。

 

家賃がもったいない理由でマイホームを買うのは良くない

「家賃をずっと払い続けるよりも家を買ったほうがいい」という考えがありますが

本書の著者は、どちらかといえば賃貸を推奨しています。

 

まずマイホームを買えば、家賃はかかりませんが

その代わりに固定資産税や修繕費などがかかります。

 

また日本の場合は家を買った瞬間に

その物件が中古となり価値が一気に下がります。

 

実際に5000万円で買った家は

住んだ瞬間に5000万円の価値がなくなってしまうので、家は資産になりづらいです。

 

さらに家を一括で買えるくらいのお金があればいいですが

大体の人は35年くらいのローンを組んで家を購入します。

 

すると利子の分も余計にお金を払わなければいけませんし

厳密にはローンを払い終えるまでは、その家は自分のものではありません。

 

そのため何かしらの理由で働けなくなり、

ローンの返済ができなくなると家は銀行のものになります。

 

本書ではマイホームを買う場合のポイントとしては

「そこそこ高い値段で売れる場所の家を買う」か

「一生そこに住み続ける」という2つの指標で考えるのがいいといいます。

 

家計簿を付けてお金の流れをある程度把握する

自分がどれくらいの給与で、何にどれくらいお金を使っているかを

正確に数字で把握することがお金を管理するうえで1番大切なことです。

 

実際に家計簿を付けておけば

身に覚えのない請求や解約し忘れていたサブスクに気付けたり

外食にお金を使い過ぎているとかにも気付けます。

 

そのため常に家計簿をつけて

お金の流れを把握することはとても大事なことです。

 

最近だと家計簿アプリなどがあり

クレジットカードや証券口座、銀行口座などを紐付けて

お金の流れを簡単に把握することができます。

 

今の会社での未来をイメージできないなら転職を視野に入れる

転職には35歳の壁というものがあります。

そしてこのラインを過ぎると、転職の難易度が高くなります。

 

実際に転職サイトのdodaが行った調査によると

転職成功者の年齢割合は30歳以降から徐々に下がっており

35歳以降はかなり割合が少なくなっています。

 

そのため遅くとも35歳までには「ここでやっていく」と

腰を据えて取り組める仕事を見つけておくことが重要です。

 

ただ著者によると、年収で転職するとほぼ失敗すると指摘しています。

 

お金は最低条件だけ頭に入れて、転職を判断するときは

仕事をする環境や今後の伸び代、お金以外の部分をこだわるといいそうです。

 

自分が想像している将来が今の会社にいるとプラスにと感じるかどうかが

転職を考えるひとつの動機になります。

 

身を置く環境に気をかける

人間は自分の遺伝子の次に、周囲からの影響を大きく受けます。

 

有名な話ですが、アメリカの起業家であるジム・ローンは

「あなたの周りにいる5人の平均があなた」と言っており

年収や考え方、選択、行動は周囲の影響をかなり受けます。

 

現状に満足しているのであれば今の環境でいいのですが

今よりも年収を上げたいと思っているのであれば

背伸びをしてでも年収が高い人と付き合い

そのような人の口癖や行動、選択の影響を受けておいた方がいいです。

 

最初は環境を変えることへの違和感や不快感を感じますが

その違和感を乗り越えた先に、大きな成長が待っている可能性が高いです。

 

残業ではなく副業で稼ぐ

残業と違って副業はさまざまな気付くことができます。

 

実際に会社の看板を使って給料をもらうのと

自分の力だけで1万円を稼ぐのとでは

全くもって別次元の体験になりますし

副業をやると、経営者の気持ちが分かったりします。

 

また会社だけの給料に依存していると

自分が納得できないような会社の考えに従わないといけません。

 

そのため本書では「今の時代は無料のアプリゲームのように

とりあえずやってみるくらいの軽い気持ちで副業をはじめてみて

やっていくうちにその楽しさややりがいに気付き

実力を高めていくのが良い」と書かれています。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

お金の基礎について書かれた本書は

気軽に試せるものや参考になるものばかりが解説されている良書でした!

 

本書が気になる方は

是非本書を手に取ってみてください!

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