こんにちは!しょーてぃーです!
今回は、マナブさんの
『億を稼ぐ積み上げ力』について紹介をしていきます!
『億を稼ぐ積み上げ力』について
本書の概要
本書はひとことで言うと
ストレスなく生きていける「稼ぐ×継続×不屈」の思考法が凝縮された1冊です。
本書をオススメしたい人
- 「副業を始めたいけど、何から始めたら…」と感じている人
- 「何を始めても続かない、中途半端に終わる…」と悩んでいる人
- 「これからの行く末が心配…」と将来に不安を抱えている人
本書は、トップブロガーであるマナブ氏が自身の経験をもとに
「成功するための思考と行動」についてまとめた本です。
著者はブログを1000日以上毎日更新し、
月収5万円から月収8桁(数百万円)を稼ぐまでに至った人物であり、
本書では派手な裏ワザではなく
日々の地道な努力を積み重ねることの重要性が語られます。
副業やフリーランスで成功するために必要なマインドセット、
継続する習慣の身につけ方、そして「時代の読み方」といった本質的なテーマについて、
具体例を交えながら丁寧に解説しているのが特徴です。
才能の有無に関係なく、正しい思考法と継続力さえあれば
誰でも成果を出せるというメッセージが全編を通じて一貫しており、
著者自身の体験談がその説得力を高めています。
副業ブームの現代において、短期的なテクニックではなく
長期的視野で自分の成長に投資することの大切さを教えてくれる1冊です。
『億を稼ぐ積み上げ力』のまとめ
第1章 圧倒的に継続するための極意
まず強調されるのは「継続のコツは驚くほどシンプル」であるということです。
著者は「朝起きたら何があっても最初にそれ(やると決めた作業)を行い、
終わるまで他のことをしない」というルールを課し、
休日も設けず毎日作業を習慣化したといいます。
継続の最初の90日間が特に辛く、
中でも最初の30日で大半の人は挫折してしまうと指摘されていますが、
それを乗り越えるといずれ歯磨きのように当たり前の習慣になると説かれます。
また、継続の途中で結果が出ずに絶望を感じることもありますが、
そこで大事なのは「才能の無さ」を自覚し、
過度な期待をせず淡々と努力を積み上げることだと著者は強調します。
他人と自分を比べるのではなく、
昨日の自分や半年前の自分と比べて成長しているかを指標にすることで、
たとえ成果がすぐ出なくても諦めずに続けやすくなると述べられています。
第2章 成長を一気にブーストする秘訣
継続の次は成長加速の話題です。
著者はまず「月5万円を稼ぐまでが最も大変」であり、
ここを乗り越えることが一つの山場だと言います。
動き始めの時期が最もキツく、
成果が出なくても腐らず継続することが肝心だと強調されています。
月5万円を達成できれば生活がだいぶ楽になり、
その後月20万円に至るには作業の効率化が必要になると
段階的な目標設定について述べています。
次に紹介されるのが「高速で成長するための3原則(=スーパーサイヤ人理論)」です。
その3原則とは
①実力以上の課題にあえて挑戦すること
②苦しいくらい徹底的に考え抜くこと
③大きなピンチほど飛躍のチャンスと捉えること
であり、困難な状況に自分を置くほど成長の伸びしろも大きくなると説きます。
とはいえ何も大きなことから始める必要はなく、
「驚くほどに小さな挑戦から始めよう」とも書かれています。
例えば消費者側から生産者側に回ってみる、イベントの参加者から主催者になってみる、といった
小さな一歩で構わないので行動者になることが大切です。
また、自分の挑戦に理解のない人や邪魔をする人とは距離を置き、
環境を整えることも提案されています。
挑戦と継続を重ねれば例えすぐ成果が出なくても
人生や周囲の環境が好転していくので、とにかく諦めずに動き続けようというメッセージです。
そして著者自身の体験談(「数々の雑魚エピソード」)から導かれるのは、
「今は凡人(雑魚)でも問題ない、能力は後から伸ばせる」という希望です。
才能がない平凡な自分でも挑戦・継続・全力行動の3点を実践した結果
成功できたのだから、読者も諦めずにやってみよう、と背中を押してくれます。
さらに「お金かやりがいか?」という問いについては、
本書では「順番が大事。まずお金を稼ぎ、その後でやりがいを追求しても遅くない」と述べられています。
やりがいだけを追い求めても生活が成り立たなければ続けられないので、
まず収入基盤を作ることが先決という現実的なアドバイスです。
第3章 成功までの最短ルート
ここでは効率的に成果を出すための考え方が紹介されています。
まず「生産性を上げる方法」として、「最優先ですべきは十分に睡眠をとること」だと強調します。
具体的には最低7時間の睡眠を確保することや、マルチタスクを避けて一点集中すること、
作業中は電話や会話を遮断して集中力を高めることが挙げられています。
さらに素早い意思決定や、アラームなど音で
自分の行動を管理するといった具体策も提示されています。
次に「人生で捨てるべき無駄なモノ」として5つの項目が列挙されています。
それは
①歪んだプライド
②固定観念
③贅沢な生活
④退屈な仕事
⑤無駄な人付き合い
です。
これらを思い切って捨て去り、
常に謙虚な姿勢であらゆるものから学ぶことが大切だと説いています。
また「人生で関わってはいけない人」の例も5つ挙げられており、
愚痴ばかり言う人、感情的に怒りやすい人、
他人から搾取する人(与えない人)、人の時間を平気で奪う人、裏社会の人脈を自慢する人
とは距離を置くべきだと警告します。
すべての人と仲良くする必要はなく、
危険な人からは逃げるが勝ちという割り切りが大事です。
こうした「捨てる勇気」を持つことで、
自分が本当に集中すべきことに時間とエネルギーを投下できるようになります。
続いて、「社会人が勉強を続けると、人生はイージー化する」という言葉も登場します。
つまり大人になってからも学び続ければ人生は楽になる、
裏を返せば「稼ぎたければ勉強せよ」ということです。
ここで言う勉強とは単に入門書を読むことではなく、
行動して実践から学ぶことが最速の勉強法だと述べられています。
漫然と役に立たない勉強をするのではなく、「何のために勉強するのか」を明確にして
必要なことに集中せよともアドバイスされています。
最後に「新しい挑戦における不安を消す方法」として3つのポイントが紹介されます。
①目の前の課題以外は一切無視して一点集中する、
②最悪の事態をシミュレーションしておき気持ちを楽にする、
③失敗してもそれはネタになると割り切る、というものです。
事前に撤退ライン(いつ諦めるか、損切りするか)を決めておけば
過度に怖がらず挑戦できますし、
万一失敗しても「話のネタになるくらいで丁度いい」と楽観的に捉えることで
行動への心理的ハードルを下げることができます。
第4章 生き残るためのマインドセット
この章では、長期的に活躍し続けるための心構えが述べられます。
まず「一貫性を捨てよう」という一見逆説的なアドバイスが登場します。
ここで言う一貫性とは全てに頑固に一貫した態度を貫くことではなく、
「自分の理念・軸さえブレなければ、やり方は状況に応じて変えても良い」という
柔軟性のすすめです。
たとえば、やってみた結果「違う」と思ったことはすぐに方向転換して構わないし、
途中で辞めても信頼は失われないといいます。
むしろ伸びしろのある市場を見極めて
素早く乗り換える「Right time, Right place」の発想が重要だと強調されています。
次の「焦らずにコツコツが成功をもたらす」では、石の上にも三ヶ月という表現で、
短期間で結果を求めすぎない大切さが語られます。
結果を焦る人ほど途中で投げ出してしまうので、まず3ヶ月は腰を据えて続けてみること、
そして自分のペースでコツコツ続けることが、結局は一番の近道になると述べられています。
他人と比較して焦るのも有害でしかないため、
3ヶ月に一度くらい軌道修正の見直しはしつつも、
基本は地道な積み重ねを継続するのが成功への王道だとしています。
続いて「継続するためには、捨てる勇気も必要」という項では、
第3章でも触れられた「捨てる」重要性がさらに踏み込まれています。
著者は大きな成果を出すために一時的に
①飲み会・遊び・家事・恋愛、
②娯楽、他人の目、普通の人生、
③健康
を犠牲にする覚悟も時には必要だと言い切ります。
極端に思えるかもしれませんが、それくらい何かに没頭し偏った状態になることが
成功のカギだと著者自身の経験から語られています。
ただし「成功すればそれらは全て取り戻せる」とフォローもあり、
本気で何かを成し遂げたい期間は意図的に生活をストイックにすることを提案しています。
また「成功者と会おう」とも書かれており、
自分より先に成功している人に直接会って話を聞くことも刺激になり有益だとしています。
次の「逃げながら、自分の居場所を探す」では、
合わない環境からは思い切って逃げてもいいと述べます。
人それぞれに活躍できる場があるので、
もし今いる職場が辛いだけなら無理に居続ける必要はなく、
合わない場所からは全力で逃げてよいと断言しています。
自分に合っていない環境ではどのみち成果も出ないのだから、
仕事や所属先は必要に応じて変えてOKなのだ、と
キャリアに対する柔軟な姿勢を提案しています。
さらにユニークなのが「目の前の友人は、外国人でもある」という視点です。
一見奇妙ですが、これは「身近な同僚や友人であっても、
自分とは文化も常識も違う外国人だと思って接してみよう」というメンタルテクニックです。
日本では特に「空気を読む」ことに神経を使いがちですが、
相手を外国人だと思えば最初から文化も考え方も違って当たり前と捉えられるため、
不要な気疲れが減ります。
周囲に過度に気を遣って自分をすり減らすくらいなら、合わない人とは距離を置いても構わないし、
自分のメンタルを死守せよというメッセージです。
続く「比べるべきは、半年前の自分です」では、
再度「他人ではなく過去の自分と比較せよ」という原則が強調されます。
ライバルにすべきは昨日までの自分自身であり、
大切なのはブレない理念を持って継続することだと説きます。
途中で伸び悩みを感じてもそれは今の実力にすぎず、悲観する必要はありません。
むしろ引き続き学び努力を重ねることで少しずつ殻を破っていけば良いのです。
本当に心から尊敬できる人からだけ学べとも書かれており、
情報過多の時代だからこそ学ぶ対象を見極めることも示唆されています。
最後の「どの環境に身を置くか」では、自分を取り巻く環境の重要性について触れられます。
自動的に継続できる環境に飛び込めば、人は驚くほど努力を続けやすくなると著者は言います。
例えば意識の高い人たちが集まるコミュニティに参加したり、
目標に向かって頑張る仲間と行動を共にしたりすることで、
自分一人では怠けてしまいがちな作業も継続しやすくなります。
逆に言えば環境次第で良くも悪くも人は影響を受けるため、
意識的に自分を成長させてくれる環境に身を置こうという提案です。
第5章 稼げる人の頭の中
ここからは「稼ぐこと」そのものにフォーカスした思考法が語られます。
初めに「お金を『稼げる人』と『稼げない人』の違い」について。
著者は成功をこう定義しています。
「成功=挑戦回数 × 成功率」
そして成功率(才能)を上げるのは難しいから、
成功するには挑戦回数を増やすしかないと言い切ります。
稼げる人は思いついたことにとにかく手を出して挑戦回数を増やし、失敗を恐れません。
失敗は当たり前に起こるものと捉え、
その上で失敗パターンを事前に想定しシミュレーションしておくことで
リスクをコントロールしています。
一方で稼げない人には共通点があり、著者は
「他人を批判ばかりしている人」
「行動せず分析ばかりしている人」
「よく分からないことに迷走している人」
を挙げています。
次に「稼げる人の思考には『共通点』がある」では、
その答えの一つとして「相手視点で物事を考える」ことが提示されます。
お金を稼ぐ人は総じて利他的で、
人の役に立つ価値を提供するからこそ対価を得られるという視点です。
たとえ偽善と言われようとも良い人を演じて構わないので、
人のためになることをしつつしっかり利益も確保する。
「良い人でありながら稼ぐ」という姿勢が大事だと述べられています。
続いて著者が年収1億円を超えて感じたこととして「お金持ちの働き方」が紹介されます。
意外にもお金持ちほど働き方は「普通」で「暇そう」に見えるといいます。
ポイントはスティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』で言う
「重要だが緊急ではないこと」に時間を使うことであり、目先の結果を焦らない姿勢です。
急がば回れで、種を蒔いたら焦らずにひたすら継続する
これもまた第4章までと同じく長期的視点の重要性が強調されています。
また「サラリーマンの時給は低い」という刺激的な指摘もあります。
世間の平均時給や平均年収に自分を当てはめて安心してはいけない、
自分自身の商品(スキルやサービス)を持ってそれを磨くべきだという主張です。
会社に頼らず自分で稼ぐようになると世界の見え方が一変すると
著者自身の体験から語られています。
実際、会社に属して給料をもらっているだけでは
知り得なかった「近道(レバレッジ)の存在」に気づけたり、
世の中の動きに敏感になったりするといいます。
言い換えれば本当の意味で稼ぐ力をつけるには
会社の外に出て世の中と直接向き合う必要があるということです。
さらに学生や若い方向けには
「大学生のアルバイトは、時間の無駄です」とも述べられています。
アルバイトでどんなに働いても自分の資産にはならず何も残らないので、
それよりは将来につながるスキルを選ぶべきだと提案しています。
若いうちは「お金より経験」を重視して、
熱中できることにとことんハマってみようというメッセージです。
続く「実績ゼロから、月収8桁を超える」では、
著者自身が実績ゼロからどう道を切り拓いたかが語られます。
一つの方法として「時にはハッタリも重要」と述べており、
多少背伸びした目標を掲げたり自分を大きく見せたりすることで
チャンスを掴むこともあるとしています。
とはいえ当然楽な道ではなく、しんどい時期も長く続くと正直に明かしています。
それでも一度決めた目標に向かって全力コミットすることで道は開けるとし、
著者の場合は「有益な情報発信をし続ける」という軸に徹底的にコミットした結果、
大きな成果に繋がったと述べられています。
最後の「スキルなしで『副業で5万円』を稼ぐ」では、
副業初心者への具体的なアドバイスがまとめられています。
結論から言えば「とにかく勉強せよ」という身も蓋もないものですが、
裏を返せば魔法のような裏技は存在しないという現実を示しています。
小手先のテクニックではなく地道にコツコツと学び、
稼ぐためのスキルを身につけることが王道だというわけです。
具体的には最初に多少お金を投資してでも
体系的に学ぶことから始めるのが近道であり、
自己投資を惜しまない姿勢が大切だとしています。
また「勉強することで差がつく」とも言われており、
独学できる環境が整った現代では学ぶ人と学ばない人の間に
どんどん差が開いていく事実にも言及しています。
第6章 時代の波に先乗りする
最終章では「環境の変化」や「時代の流れ」を読むことに焦点が当てられます。
最初のテーマは「恐ろしいほどに、差が開き続ける」です。
これはまさに先述の「勉強する人としない人の差」のことで、
特に現代はインターネットの発達により独学できる人にとって最高の時代だと言います。
必要なスキルや知識は驚くほど安価にオンラインで学べるようになっており、
本人のやる気次第でいくらでも成長できる環境が整っています。
そのため「意識が高いだけの人」よりも「行動力が高い人」が圧倒的に得をする時代であり、
毎日コツコツ勉強し行動する人はどんどん先へ進んでいく一方、
学ばず行動しない人は取り残されてしまうと警鐘を鳴らしています。
続く「近未来を読むには、方法論がある」では、
その名の通り将来のトレンドを読むための考え方が語られます。
ビジネスで成功するにはタイミングが重要であり、
いくら本人が努力しても時流に乗っていなければ成果は出にくいと指摘します。
ではどうやって時代の波を読むか?
著者は「小さな市場でインフルエンサーが動くとブームになる」といった傾向を例示しつつ、
目先の一時的な流行ではなく大きな時代の流れを掴むことが大事だと言います。
そのために日頃からニュースや情報にアンテナを張り、
時代がどちらの方向に進んでいるかを考える習慣を持とうと促しています。
そして来るべき波が見えたら波に逆らうのではなく上手く波に乗ること
これができればビジネスは格段に楽になると述べられています。
次に「これからの時代の五つの変化とは」として、
著者が考える近未来の潮流が5つ挙げられています。
その五つの変化とは
①個人が上場企業レベルの力を持つ時代が来る
②モノの所有から共有(シェア)の時代へ
③雇用の流動化が進み正社員神話が崩れる
④単純作業の多くがAIに置き換わる
⑤優秀な若者が日本から海外へ活躍の場を求めて旅立つ
というものです。
これらはすでに兆候の見えるトレンドもあれば、
これから数年〜十数年で顕在化しそうなものも含まれています。
このように時代が大きく変わろうとしている中で、
「結局のところ、どう生きるべきか」が最後のテーマになります。
著者の答えはシンプルで
「死ぬまで働くことは幸せになり得る。
だから自分が死ぬまで続けても苦にならない働き方を見つけよう」というものです。
嫌なこと・苦痛なことは少しずつ手放していき、自分が一番楽しいと感じることを続ける。
他人から見てどんな仕事でも構わないので、
自分なりの幸せを追求して生きればそれで良いのだと力強く語られています。
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
本書は、副業や起業で成功したい人に向けて、
華やかな近道ではなく地道な王道を示してくれる1冊でした。
著者自身が平凡な若者から努力を積み重ねて
年収1億円超えを果たした背景があるだけに、その言葉には大きな説得力があります。
本書が気になる方は、是非手に取ってみてください!

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