こんにちは！しょーてぃーです！
今回は、ひろゆきさんの
『僕が忙しい現代人に伝えたい 休む技術』について紹介をしていきます！
『僕が忙しい現代人に伝えたい 休む技術』について
本書の概要
本書はひとことで言うと
「自分第一」で生きていいと気づかせてくれる1冊です。
本書をオススメしたい人
- 「理由はわからないけど、なんとなく疲れている…」と漠然とした疲労に悩む人
- 我慢や仕事の頑張りを美徳とする空気の中で、つい無理を重ねてしまう人
- 「正直、そこまでがんばりたくない」「ゆるゆる平凡に生きていきたい」と願う人
現代人の多くは「理由はわからないけど、なんとなく疲れている…」と感じがちで、
それは我慢や無理のしすぎで心身が限界に近づいているサインかもしれません。
ひろゆき氏は「努力は続けるもの」「働くなら真面目にがんばるべき」といった風潮を
〖意識高い系のマッチョな考え方〗だと切り捨て、
平凡でゆるく生きるための戦略的な休息の技術を提案します。
頑張り続けてしまう「ごく普通の人」が
自分の健康と幸せを最優先できるようになることを狙った一冊であり、
忙しさに追われ疲弊する人に向けて、
無理せずラクに生きる知恵を論理的かつ親しみやすい語り口で伝えています。
なお著者自身、仕事で日本とフランスを頻繁に行き来する多忙な生活を送りながらも
「疲れをいっさい溜めず、心身ともにパーフェクトな健康状態」を保っている人物であり、
そうした実践知が本書の説得力につながっています。
『僕が忙しい現代人に伝えたい 休む技術』のまとめ
「なんとなく疲れている」は危険信号
ひろゆき氏は読者に
「なんとなく疲れてる？それ、がんばりすぎのサインです」と問いかけ、
休息の重要性をまず説きます。
実際、「理由はわからないけど疲れている」という状態は
気づかぬうちに心身が悲鳴を上げている証拠かもしれないと指摘し、
「睡眠不足なら、この本を閉じて、さっさと寝ちゃってください」とまで述べています。
極端にも思えるこの発言からもわかる通り、
本書では健康な休養を最優先する生き方が一貫して推奨されています。
人生で守るべきは「大切な1％」だけ
著者いわく人生で本当に集中すべきは自分の健康など「大切な1%」だけであり、
そのほかの99%の物事は思い切って捨ててしまっていいという大胆な主張です。
これは科学的に見ても理にかなっています。
睡眠不足が続けば判断力や気分の安定が損なわれ、
長期的には肥満や心疾患のリスクまで高まるとされており、
休息を「怠け」と捉えずむしろ必要な投資だと捉える
本書のメッセージは現代人にとって重要な気づきとなるでしょう。
「99％捨てたら、ラクになる」という発想
著者は「99%捨てたら、ラクになる」と断言し、
自分を疲れさせている要因から意識的に距離を置くことを勧めます。
例えば、夜遅くに無理してジム通いをする、
良い人に見られたくて人付き合いを必要以上に広げる、
徹夜自慢で「デキる人」アピールをする、
お金持ちのインフルエンサーと自分を比べて落ち込む、
「老後2000万円問題」に過剰に怯える…といった
現代人が陥りがちな無理の数々を次々と例示し、
「仕事・お金・人間関係・プライド…これ、99%捨てていいやつです」と言い切ります。
休むことが生産性と幸福を取り戻す
人生の大半を占めるそうしたプレッシャーや欲望から
解放されれば心も体もラクになる、というわけです。
著者曰く、人生で集中すべきたった1%は健康だけであり、
もし気力・体力がゼロなら今すぐ寝てしまいましょうとまで
極端に休養優先を促しています。
実際、本書の中でも「睡眠不足」は諸悪の根源だと位置づけられており、
十分な休みを取らずにいては生産性も幸福も得られないと強調されています。
頑張りすぎない仕事論
仕事論の面でも、著者は従来の頑張り至上主義に異を唱えます。
社会人にとって本当に大事なのは
天才的な才能より「アウトプットにムラがないこと」、
つまり安定した働きぶりだと説き、
「失敗を恐れるな」という常套句にも安易に従うべきでないと警鐘を鳴らします。
また「諸悪の根源」として名指しされるのが睡眠不足で、
夜更かししてまで仕事に打ち込むような非効率をやめ、
まずは十分に休むことで結果的に生産性も上がると示唆しています。
人間関係は「嫌われる練習」からラクになる
人間関係においても、無理に他人に好かれようとする必要はないと著者は言います。
「友達100人つくる必要、ありますか？」と問いかけ、
「いい人」であろうとするあまり自分をすり減らすのはコスパが悪いだけだと指摘します。
その上で、時には「嫌われる練習」をしようとも提案し、
他人の目を気にしすぎない気楽さこそが健全な人間関係を築くコツだと教えてくれます。
お金・プライド・競争から降りる勇気
お金の面では、「金持ち競争は早く降りたもの勝ち」と述べて
必要以上の出世欲・物欲に振り回されないよう促します。
プライドまで捨てる必要はないけれど、捨てるべきは虚栄心だと喝破し、
見栄のための出費や努力をバッサリ削減する発想を提案します。
家族・老後との向き合い方も「無理しない」
家族について扱った章では、常識を覆すような主張が目を引きます。
たとえば「親の介護」は無理に自分で背負い込まなくてもいいとまで言い切り、
必要であればプロの手や公的サービスに任せることも一つの選択肢だと示唆します。
また「子育てを自分の承認欲求を満たす場にしない」と諭し、
子どもに過度な期待やプレッシャーをかけてしまう親自身にも休む発想を広げます。
さらに老後の不安に対しては、「地方でのんびり暮らし」のすすめとして、
都会の競争から離れてスローライフを送る選択肢に言及しています。
趣味の「土いじり」や地域で子どもと交流する活動をライフワークに据えること、
そして「寂しさを解消するカギは『頼られること』」と述べ、
誰かの役に立つ存在になることが心の充実につながるとアドバイスしています。
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
本書を通じて得られる最大の気づきは、
「休むことは決して怠惰ではなく、賢い生き方の戦略である」という点です。
頑張りすぎて疲れてしまった自分を責めるのではなく、
一度立ち止まって本当に大切なものは何かを見極めるといった視点を与えてくれます。
本書が気になる方は、是非手に取ってみてください！
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