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『アイネクライネナハトムジーク』のあらすじと感想について

小説

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、伊坂幸太郎さんんの

アイネクライネナハトムジーク』について

紹介をしていきます!

 

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『アイネクライネナハトムジーク 』について 

本書の概要

本書は、映画化にもなった

ベストセラー作品になります。

 

伊坂幸太郎さんの代表作と言っても

過言ではないくらいの連作短編集です。

 

本書をオススメしたい人

・有名な作品が気になる人

・伊坂幸太郎さんが好きな人

・短編集が好きな人

 

本作は、2014年に発売され

2015年に本屋大賞にノミネートされ

2019年9月には映画化されました。

 

それくらいの良作となるほど

面白い作品です。

 

話のテンポがよく

あっという間に読める一方

意外なところに

物語の大事なことが書かれているなど

非常に読みやすく、面白い作品です。

 

『アイネクライネナハトムジーク』のあらすじ

アイレクライネ

6章からなる物語の

始まりの章です。

 

とある街頭アンケートで

主人公の青年・佐藤くんは

道行く人に声をかけて

アンケートを記入してくれる人を

探していました。

 

アンケート調査は

webで済むものですが

彼の先輩の藤間さんが

調査したデータを飛ばしました。

 

藤間さんはいつもは冷静で

堅実な仕事ぶりですが

ある日突然、奥さんと子どもが家を出て行き

動揺した結果、大事なデータが入ったパソコンを

蹴飛ばしてしまいました。

 

断られることが多いなか

とある女性が快くアンケートを

記入してくれました。

 

少しの世間話をしたあと

彼女は立ち去りますが

その後、街頭ビジョンに映る

ボクシングの試合に夢中になる彼女を

再び見かけます。

 

そして日本人が勝ったのを

見届けた後、彼女も帰途につきました。

 

場面は変わって、大学の同期である

織田夫妻のところを尋ねます。

 

他愛のない話をしていると

街頭アンケートの彼女がぶらさげていた

キャラクターの人形がありました。

 

織田夫妻に彼女の話をすると

「それって出会いじゃないの」と聞かれます。

 

佐藤くんは、もう会わないけどと言いつつ

そのキャラクターが出る

DVDを借りて帰りました。

 

別日、藤間さんが奥さんと連絡が取れたと

照れくさそうに話しました。

 

佐藤くんはふと気になり

藤間さんと奥さんの出会いは

なんだったのかと聞きます。

 

それは驚くほどの

運命的な出会いでした。

 

ライトヘビー

本章は、美奈子と香澄の

会話から始まります。

 

美奈子は美容師で

香澄は2年ほど前から通う客でした。

 

会話は、店内に貼ってある

ボクシングのポスターをきっかけに

「格闘技はあまり好きでない」

「ヘビー級とかライトヘビー級とか、ややこしいよね」と

他愛も無い内容でした。

 

スタイリングも終わり

会計になったときに

香澄は美奈子に

「彼氏がいないなら、うちの弟と電話してやってほしい」

という、紹介のような提案をしました。

 

乗り気でない美奈子は

遠慮したいと話しますが

ある日の夜、彼女の弟である学から

電話がかかってきました。

 

どうやら、彼は彼で

「美奈子が話がある」とだまされて

電話をかけました。

 

2人とも、香澄に

うまくだまされたと思いながら

電話で徐々に打ち解けていきます。

 

その後も電話だけの関係は続き

香澄がとある日に美容院へ訪れ

学が美奈子に告白するみたいと伝えます。

 

以前の会話のきっかけになった

ポスターのボクシング選手は

次は世界チャンピオンに挑戦します。

 

そしてその選手が勝ったら

告白するらしいといいます。

 

美奈子は、告白されるのが

嬉しいような複雑な気持ちでした。

 

そういうのはあまり気分がよくないと

伝えましたが、結局試合当日は

香澄の家で試合を見届けることになります。

 

ドクメンタ

この章の主人公は「アイネクライネ」で

奥さんと娘が出て行った藤間さんです。

 

奥さんとは運命的な出会いをした

彼ですが、長い結婚生活で

奥さんが擦り切れてしまいました。

 

仕事では細かいことに

気がつく藤間さんですが

家ではとても大雑把でした。

 

それに愛想を尽かし

奥さんは些細なことをきっかけに

出て行きました。

 

そんな中、彼は5年に1度の

免許更新に出かけます。

 

そこでふと、免許更新のたびに

出会う女性のことを思い出します。

 

彼女とは、10年前に

免許センターで一緒になりました。

 

誕生日が1日違いであり

働いているので、なかなか更新に来れず

結果的にタイミングが重なるようでした。

 

10年前、彼女は

子どもが生まれたばかりで

視力が落ちていてメガネが無く

半ば強引に藤間さんのメガネを借りて

視力検査に挑みました。

 

5年前、再開したときは

彼女は夫と別居していました。

 

原因は、彼女の大雑把で

いい加減な性格に愛想をつかしました。

 

このときは、藤間さんは

「他人事と思えない」とは言いつつ

まだ文字通り他人事でした。

 

さて、今年の免許更新は

また彼女と会って

その後どうなったのかを

彼女に確認します。

 

ルックスライク

高校生の久留米和人と織田美緒

そして、担任の深堀先生を中心に

本章の物語は進みます。

 

「looks like」と「just like」の

違いを教える授業のシーンで

和人は、父親に顔がそっくりと

いわれ続けていたので

例文を見るとうんざりします。

 

「looks like」は見た目がそっくり。

「just like」は性格が似ている。

 

そんな違いを解説し

若い男女のストーリーへと続きます。

 

若い男女は

ファミレスのバイトの話から始まります。

 

彼女は老人の客に

クレームをつけられていました。

 

どうしようと思ったとき

ある若者が2人の間に割って入りました。

 

「このお嬢さんが誰か知っているんですか?」

「あの方のお嬢さんに、よくそんなに強くいえますね」と

とっさに機転を利かして

彼女のお父さんが「危険な人」という程で

彼女を助けました。

 

彼のおかげで助かったことを

きっかけに2人は付き合います。

 

一方の高校生の2人は

仙台駅の地下駐輪場の話をしていました。

 

美緒がある日、ルールを守って

停めていたのに違法駐輪のシールが

貼られていることに気づきます。

 

どうやら、違反金を払いたくない誰かが

罪をなすりつけていました。

 

よく停めているのを見るからという理由で

犯人を一緒に捕まえてほしいと

和人は誘われます。

 

メイクアップ

化粧品会社で働く窪田結衣は

普通の主婦ですが

かつてはいじめられっ子でした。

 

同僚の佳織と

思い出話をしているところから

本章は始まります。

 

1番ショックだったのは

学校行事の発表会で

クラスで踊りを披露するのに

自分だけ変更になった曲と振り付けを

教えられないまま本番を迎えたことでした。

 

いじめっ子がわざとやったことで

泣き寝入りをしたことを思い出しました。

 

彼女は上司の山田と打合せに入ります。

そこでプレゼンにきていた

広告会社の営業担当者の女性と

名刺交換をするときに

彼女は息が止まりそうになります。

 

そこにいたのは

かつてのいじめっ子だった

小久保亜季でした。

 

しかし当時と比べて

容姿と苗字が変わっていたので

結衣のことに気づくそぶりはありません。

 

佳織に話すと

「これは復讐のチャンスだ!」と

楽しそうにしています。

 

結衣はあまり乗り気でない様子ですが

そんなとき、街中でたまたま亜季に再会し

合コンに誘われます。

 

主人がいるからと断りますが

1人足りないと強引に

参加させられてしまいます。

 

その合コンでは

亜季がお気に入りの男性を

自分のものにしようと

結衣に偽の情報を流します。

 

亜季は思惑通り

男性といい感じになりますが・・

 

ナハトムジーク

この章は「現在」「19年前」「9年前」という

時間軸が設定されています。

 

美奈子の話、織田由美の話、佐藤くんの話、

織田美緒の話、藤間さんの話

学の話、藤間さんの娘の話など

全てのストーリーが

時系列上にゆるやかにつながっていきます。

 

『アイネクライネナハトムジーク』の感想

心温まる話ばかり

6章の話すべてが

心温まる物語でした。

 

出会いは誰にでも

どこにでも現れる話や

単純なロマンスの「出会い」ではなく

定期的な「出会い」の話など

少しずつ日常が切り取られ

想像しやすい物語でもありました。

 

回収具合が鳥肌もの

ストーリーごとに

少しずつ「あの話のあれかな?」と

つながる箇所もあります。

 

ですが、最終章のナハトムジークは

全てのストーリーが時系列上に

ゆるやかにつながっていくさまは

鳥肌が立つほどの見事さでした!

 

伏線を回収するのは

伊坂さんの醍醐味だなと

読了後スッキリしました!

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

ベストセラーであり

ほっこりとする短編集は

非常に読みやすく面白かったです!

 

本書が気になる方は

是非手に取ってみてください!

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