スポンサーリンク
スポンサーリンク

『愛するということ』の要約について

本紹介

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、エーリッヒ・フロムさんの

「愛するということ」について、紹介をしていきます!

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

「愛するということ」について 

本書の概要

本書はひとことで言うと

タイトル通り、愛することについて解説された1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・愛について知りたい人

・愛されたい人

・誰かを愛したい人

 

本書では、愛は技術であり

技術を習得することで

愛を獲得できるものだと定義しています。

 

つまり、プログラミングの技術が欲しいから

プログラミングスクールに通うように

愛が欲しいなら、愛について学ばないといけないです。

 

本書では、愛についての詳しい解説と

愛を獲得するための技術について記されています。

 

「愛するということ」 のまとめ

孤独を克服するために愛を求める

世界中の誰もが、愛されたいと願っており

人間が愛されたいと思う理由は

孤独から抜け出したいという欲求があるからです。

 

誰もが、なんとか孤独を解消する方法を探しています。

 

孤独だから誰かにLINEしたくなり

誰かと一緒にいたいと思います。

 

会社でいろんなほとと出会って働いたり

ノリで性行為をするのも

元を辿れば、すべて孤独を忘れるためです。

 

ですが、何をしても結局、孤独感を深めてしまいます。

 

孤独を解消する唯一の方法は

愛を手に入れることです。

 

だから人間は、誰かと愛し愛されたいのです。

 

愛とは無条件に与えること

愛はたくさんの要素でできています。

まずは「愛とは無条件に与えること」です。

 

1番わかりやすい例えですと

母と子の愛のようなものです。

 

母は子供を無条件に愛します。

赤ちゃんに無条件に乳を与えて、体の温もりを与えます。

 

母親が子供からお金を取ることはなく

愛とは対価を求めずに、他人に与え続ける行為です。

 

母親は自分の子供に対して見返りは求めていません。

これが愛の証明です。

 

母親が子供に何かを与えることは

苦痛どころか、この上ない喜びです。

 

お金持ちが恵まれない人に寄付するのも

それがこの上ない喜びだからです。

 

恋人に対して、勿体無いとか思うのは愛ではなく

ビジネスマンが相手に与えるのは

見返りがあるからですので、愛ではないです。

 

自分から与えないと愛は手に入らない

母親は自分から率先して、子供を愛しています。

 

赤ちゃんが自分が愛されているかを

よくわかっていなくても

母親は赤ちゃんを確実に愛しています。

 

つまり、愛というのは

受け取ることではなく、与えることです。

 

ただ、相手に無条件に愛を与えても

失恋のように断られるケースもあります。

 

そのリスクを背負ってでも

自分から先に相手を愛さないと愛は返ってきません。

 

自分から先に誰かを愛さないと

愛は返ってこないことは本当に大切なことです。

 

つまり、求めてばかりで何一つ与えようとしないのは

愛されたいけど、自分から愛する勇気がないことで

そんな人は、一生愛を手に入れられません。

 

ダメな部分も愛せないと、愛と言えない

母親は子供の顔が可愛いから愛するのではなく

頭がいいから愛するわけでもないです。

 

愛されるためにしなければならないことはなく

強いていうなら「生きていること」だけです。

 

ですが現代社会では

みんな愛されるためにたくさん稼いで

化粧を覚えて、もっと素敵な人と出会うことで

愛が手に入ると思っている人が多いです。

 

気の利いた会話を心がけたり

笑顔をキープして相槌を打ちます。

 

ですが、いい部分だけを見せて

悪い部分を見せないようにして

背伸びをした自分を愛してもらおうとしても無意味です。

 

ダメなところもいいところも含めて

好きになってもらわなければ、愛は手に入らないです。

 

悪い部分を見て嫌いになるのは

愛とはいうことが出来ません。

 

母親はたとえ

自分の息子が万引きしても愛し続けるように

悪い部分を見ても嫌いにならないことが愛なのです。

 

相手を知って尊重する

母親は子供の様子や顔色を

細かくチェックしています。

 

つまり愛していれば、愛する人が

どういう状態なのかを積極的に気にかけます。

 

なぜなら愛する人の問題は

運命共同体のような、自分の問題でもあるからです。

 

そのためにも、その人が何をされると嬉しいのか

何をされると嫌がるのかなど

相手のことを知る必要があります。

 

相手のことを知っていないと

相手を気遣って尊重することはできません。

 

愛する人のことを深く知れば

たとえ相手が怒りを表に出していなくても

その人がなんで怒っているかが分かります。

 

自己中心的な人は誰も愛せない

誰かを愛したいなら

自己中心的な考え方を捨てる必要があります。

 

損得勘定や、彼女を誰かに自慢したいなどを

思っているうちは愛ではないです。

 

愛したいなら、そのような自己中心的な考え方を捨てて

謙虚な人間になる必要があります。

 

母親は子供に対して

見返りを求めずに、無条件に愛します。

 

決して、将来の自分の仕事を継がせたり

介護のお世話をして欲しいから

愛しているわけではありません。

 

つまり、他人を利用しようという欲求を

克服しなければ、愛することはできません。

 

「自分が1番大切だ」という考えを捨てる

自分の身を投げ出してでも

母親が子供を守るように、愛が欲しいなら

「この世界で自分が1番大切」という

考え方を捨てなければいけません。

 

相手を自分と同じくらい

もしくは、それ以上に大切だと思えないと

それは愛と言えません。

 

・付き合うならお金持ちがいい

・高級車に乗っている人がいいなど

自分に都合のいい人を選ぼうとする人ばかりですが

それは自分のことが1番であって

相手のことを大切だと思えていないです。

 

こういう考え方で相手を選べば、恋愛は長続きしません。

 

資本主義で愛を手に入れることは難しい

愛を手に入れるためには

自己中心的な考え方や損得勘定を捨てて

成熟した大人になって

自分が1番大切という考え方を克服しないといけません。

 

しかし、現在の社会では

これをすることはなかなか難しいです。

 

資本主義では、世の中のすべてを

商品であり、交換で成り立っています。

本書の著者は

「現代の資本主義社会では愛せない。」と

はっきり述べられています。

 

とはいえ、一時でも自分と同じくらい

無条件に愛せる人ができたのであれば

それはとても幸せなことであり

そういう人を大切にするべきです。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

本書では、愛することの難しさを知ることができました。

 

損得勘定や自己中心的な考えを捨てて

自分から積極的に他人を愛してみることが

愛するためにやるべきことだと理解もできました。

 

本書が気になる方は

是非手に取ってみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました