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『センスは知識からはじまる』の要約について

ビジネス

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、水野学さんの

『センスは知識からはじまる』について紹介をしていきます!

 

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『センスは知識からはじまる』について 

本書の概要

本書はひとことで言うと

センスの身につけ方を教えてくれる1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・センスがない人

・センスを身につけたい人

・仕事を最適化したい人

 

センスは特別な人に備わった才能でもなければ

生まれつきのものではありません。

 

センスとは、さまざまな知識を蓄積していくことによって

物事を最適化する能力のことであり

誰もが等しく持ち合わせているものです。

 

センスという言葉自体がフワッとしていますが

本書では「そもそもセンスとは何か?」というところから

センスの身に付け方から活かし方までが分かりやすく解説されています。

 

『センスは知識からはじまる』のまとめ

センスは数字で測れない

私たちは何気なく「センスがいい」「センスが悪い」と口にします。

 

仕事のセンスがいい、服のセンスが悪い

店選びのセンスがいいなどです。

 

ですが、これらをはじめセンスとは業績や点数などの数字では測れません。

 

ですが、その場面や一緒にいる相手、自分の個性に合わせて

服装の良し悪しを判断して最適化することはできます。

 

この最適化する能力のことをセンスがいいと言われます。

 

数字で測れないからこそセンスというものは

非常に分かりづらいものだと思われています。

 

しかし、それでも確実にセンスの良い悪いは存在します。

 

今流行っているブランド物の服を着ても

場面が間違っていたり、似合っていなければセンスがいいとなりません。

 

センスは数字で測れないものだからこそ

特別な人にだけ生まれつき備わっているとか

天から降ってくるひらめきのようなものと誤解されます。

 

まずは普通を知る

商品開発や企画の発案などで

「未だかつて誰も考えついたことがないようなことを

センスで思い付かなければならない」と思う人はいます。

 

つまり「普通ではないアイデア」を追い求めがちですが

センスがいい商品や企画を作るには

その「普通」という感覚がとても大切になります。

 

普通が分かるということは

良いものと悪いものが分かるということです。

 

その両方を知ったうえで1番真ん中が分かるということです。

 

だからこそ著者は

「センスがよくなりたいなら、まずは普通を知る」ことをおすすめしています。

 

たとえば、1軒のラーメン屋でしかラーメンを食べたことない人が

「この店が美味しい!」というより

あらゆるラーメンを食べた人が

「この店が美味しい!」というのは全然違います。

 

つまり多くの知識や経験によって

自分が認識している普通の基準の精度を上げることで

ものの良し悪しがより正確に判断できるようになって

センスの良いものを作り出せる可能性が高まります。

 

センスが世の中に求められている

センスの話となれば、自分はデザイナーでなければ

クリエイティブな仕事をしているわけではないので関係ないと思う人もいます。

 

冒頭にも述べたようにセンスというのは

数値化できないものを最適化する力で

誰にでも生まれつき備わっているものです。

 

例えば飲食店で水を出されるときに

あるお店では、夏に冷たい水、冬には暖かいお茶を出すとします。

 

一方であるお店では、水の出し方を全く考えずに

365日常温の水を出すとします。

 

この場合、センスがいいのは前者で

センスが悪いのは後者であり

どっちが世の中から求められるのは明白です。

 

さらに時代は量から質へと変わり

質からセンスへと移り変わっています。

 

高度成長期以前の世界では

品質にこだわる余裕がなく、量さえ確保できればよかったのですが

世界が豊かになり、技術が成長するにつれて

より質の高いものが求められるようになりました。

 

例えばテレビは「とにかく映ればOK」という時代から

より高機能で大画面で高画質なものが求められるようになりました。

 

ですが、技術のような質の向上はやがて頭打ちになります。

 

どの会社もどの国も技術力を高めていった結果

みんなが高品質なテレビやスマホを作れるようになりました。

 

個人も企業もセンスで差がつく

技術の向上が頭打ちになったことで

高品質だから売れるという時代は終わりました。

 

世界的に見てもこの状況は同じですが

全く新しい商品を次々と生み出すことができた会社でいい例なのはAppleです。

 

Appleはコンピュータを単なる技術だけで作ったのではなく

美意識とセンスのもとで製品を仕上げていきました。

 

これは機能、デザインどちらの面でもセンスを形にした企業といえます。

 

もちろん今後も技術がまだ伸びる可能性はありますが

ここしばらくは停滞するのではないかというのが著者の見解です。

 

だからこそセンスの良さがより求められる時代になります。

 

企業の価値を最大化するため、会社が存続するためには

センスが必要になるということです。

 

個人という観点で見ても同じで

同じくらいの能力を持つビジネスパーソンなら

センスで差が出ることになります。

 

つまり、企業も個人もこれまで以上に

センスを磨くという意識が重要になるということです。

 

センスとは知識の蓄積

センスがよくなりたいなら「普通」を知るべきですが

その「普通」を知る唯一の方法は知識を得ることです。

 

つまりセンスとは、知識の蓄積です。

 

例えば文章を書くとして

ひらがなしか知らない人間と漢字も知っている人間だと

後者の方が分かりやすい文章を書くことができます。

 

これは極端な例ではありますが

センスのいい文章を書くためには

たくさんの言葉を知っていた方が圧倒的に有利です。

 

これは仕事や生きていくことにおいても同じで

知識があればあるだけ、何かをするときの選択肢が増えるので

その可能性を広げることができます。

 

営業職の人は「物を売る」とはどういうことかを知るべきですし

エンジニア職の人は「技術」とは何かを知るべきです。

 

「物を売る」「技術」とはどのくらい価値があるのか、

どういうことか、その価値をどう保つのかなどの知識がなければ

マニュアル通りにしか動けなくなります。

 

王道と流行を知る

効率よく知識を増やすコツがあります。

 

1つ目は、王道を知るということです。

 

王道とは、定番になっていたり

ロングセラーになっていて人気のあるものです。

 

王道を見つけて終えば、それを基準にもっと高品質なものや

もっと手軽なもの、機能に特化したものというように知識の幅を広げやすくなります。

 

知りたいジャンルで何が王道なのかが知りたいときは

「〇〇 定番」みたいに検索すると見つかります。

 

2つ目は、今流行しているものを知るということです。

 

王道を抑えたら、流行のものについて知識を収集します。

流行しているものの多くは、短期間だけ人気のあるもので王道とは真逆のものです。

 

だからこそ、王道と流行の両方を知っておくことで

知識の幅を一気に広げられるということです。

 

3つ目は、人気のものに共通していることや

一定のルールがないかを分析することです。

 

著者は繁盛している「入りやすいお店」に共通しているルールを

「入口が高すぎない」「床が暗い色」などの共通点があることを発見しました。

 

著者の分析では、日本人は綺麗なところで靴を脱ぐ文化があるので

真っ白やベージュなどの綺麗な色の床だと

汚してしまうことに心理的な抵抗を感じてしまい

結果的に入りにくくなってしまうということです。

 

センスを身につけるには、知識の収集や分析をすることが欠かせません。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

センスは後から身につけられるものだということを

分かりやすく解説されている1冊でした!

 

本書が気になる方は

是非手に取ってみてください!

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