スポンサーリンク
スポンサーリンク

『QUITTING やめる力 最良の人生戦略』の要約について

ビジネス

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、ジュリア・ケラーさんの

「QUITTING やめる力 最良の人生戦略 」について紹介をしていきます!

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

『QUITTING やめる力 最良の人生戦略 』について 

本書の概要

本書はひとことで言うと、

不向きなことをやめること関してのメリットを教えてくれる1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・やめたいのにやめられないことがある人

・やめる決断ができない人

・やめることの大切さを知りたい人

 

誰しもが仕事、勉強、住居、人間関係、などの

今やっていることや環境を

続けるべきかやめるかで悩んだことがあると思います。

 

しかし限られた時間しかないため、当然ながら活動量は限られています。

そして何かをやめなければ、新しいことを始められません。

 

よくある話ですが「諦める」という言葉の語源は

「明らかにする」ということであり

何かを手に入れるためには、自分に合わないことをはっきりさせて

何度も捨てることが重要になります。

 

それに関わらず私たちは「継続は力なり」

「仕事は3年続けないといけない」という

諦めないことを美徳と見なしているので

何かをやめたり捨てたりすることが下手です。

 

なので本心では「続ける意味がない。やめたい」と思っても

不屈の精神で乗り越えようともがき

場合によっては自分お限界を見誤り、心身が不調に陥ります。

 

本来であれば、やめることも続けることと同様に大事な行為でありながら

続けることのほうが価値が高いと思い、やめられなくなってしまいます。

 

本書では、神経科学や進化生物学の知見などを踏まえて

「やめること」の妥当性を分かりやすく解説されています。

 

『QUITTING やめる力 最良の人生戦略 』のまとめ

止めることは自己防衛

物事をやめるときにやめないと

限界まで自分を追い詰めることがあります。

 

限界に達する前に、自己防衛をする必要があり

本書では「やめる」という行為に対して、動物や昆虫を例に出しています。

 

動物は生き残るために、何かが上手くいかない時は

執着せずにすぐにやめて、他のことに切り替えます。

 

例えば、熊が食料を手に入れることが難しいときは

我慢してその場にじっとしたり、探し続けないです。

 

そして、さっさとその場所を捨てて

食料がより取れそうな場所へと移動します。

 

この時、飢えや自分の命がかかっているので

余計な行動は一切許されないです。

 

これと決めたら、一切の未練を断ち切って行動します。

 

私たち人間も動物なので

このように何かをやめることはある意味

自分を守るための自己防衛となっています。

 

それにも関わらず「怠け者」「打たれ弱い」と言われたり

親や先輩に失望されることを恐れて

いつまでもやめることができずに、疲弊している人は多いです。

 

やめるべきサイン

私達は何か合わないことや過度な負荷がかかっていると

心拍数や呼吸数、血圧などが急上昇して

危険であるサインが身体から出ます。

 

わかりやすいところでいうと

お腹が痛くなったり、冷や汗が出たり、笑えなくなったり、

不眠になったり、憂鬱になったり、過食や飲酒の量が増えたりします。

 

これらのサインを見逃したり、

見ていないふりをしていると限界を超えてしまうので

これらのサインには素直になるべきです。

 

ちなみにトラウマというのは

私たちを生存させようとするためにあるものです。

 

これらのサインが出たら思いっきり休んで

体調を整えたら自分が活きる場所を見つけて

そこで自分の時間や労力を投下すればいいです。

 

すぐにやめたらダサいというイメージ

ここからは、なぜ私達は身体から色々なサインが出ているのに

なかなかやめられない理由についてです。

 

その理由は大きく分けて3つあり

1つ目は「すぐにやめたらダサい」というイメージがあるからです。

 

私たちは子どもの頃から

やめることは悪いこと、ダサいことと教育されました。

 

「石の上にも三年」という言葉があるように

多くの映画やアニメ、マンガでは

何かを続けることで状況が好転し、大きく報われるものが多いです。

 

そのため私たちは、何かを続けることがかっこいいことであり

継続することは美徳だと信じています。

 

逆に「続けてきたことをやめる」ということに強い罪悪感を抱きます。

 

実際に「大学を2年で中退しました」

「就職した会社を1年経たずやめました」と聞けば、眉をひそめる人も多いです。

 

この「すぐにやめたらダサい」というイメージが

私たち人間が他の動物と違って、やめるべきサインが出ているのに

それを無視して、限界まで何かを続ける1つの原因です。

 

やめたら失うからやめられない

人がすぐにやめられない理由の2つ目は

やめたら人間関係を失って、一時的に孤独になるからです。

 

会社をやめれば同僚や先輩後輩との人間関係は終わりますし

部活やサークルをやめればそこでの人間関係は終わります。

 

引越しをすれば、今まで仲良くしていたご近所関係も終わります。

また住宅ローンを組んでいるのに仕事をやめたことで

親や家族から失望されて、離婚や疎遠になることもあります。

 

このように何かをやめるということは

慣れ親しんだ世界から離れて、自ら孤独になる行為です。

 

自ら孤独になりたい人などおらず

だからこそ人は孤独になることを恐れて

自分のためにならないと頭では分かっていることを続けてしまいます。

 

サンクコストについて

サンクコストとは、今まで使った時間やお金、努力を考えると

今さら途中でやめられなくなるというものです。

 

例えば、4年勤めた会社や、10年間芸能界で活動した人

ギャンブルで既に5万円突っ込んで、後に引けなくなった人など

そこそこ何かを続けてきた人ほど、中々やめられなくなります。

 

なぜなら、ここでやめてしまうと

今まで使ってきた時間と労力が無駄となり

完全敗北を認めてしまう形となるからです。

 

もちろん今やっていることをやめた後に

さらにいい場所に行ける保証はありませんし

場合によっては、さらに悪い状態になる可能性もあります。

 

だから人は必要以上に、今やっていることにしがみつきます。

 

もし自分が、サンクコストによる呪縛にかかっていると認識できたら

すぐに行動を軌道修正したり、引き返すことが大事です。

 

周りではなく自分の気持ちを優先する

本書では、やめることの大切さが述べられていますが

体調に不調等がない場合は、ただ闇雲にやめればいいというわけではないです。

 

当たり前ですが、時には続けることも大事です。

 

結果を出すには、続けないといけないことがあり

やめることと続けることは同じくらい大事な行為です。

 

そこで、やめるべきか続けるべきかの基準があればいいのですが

本書では「万人に当てはまる方程式はない」と書かれています。

 

当たり前ですが、個人差はあるので

何かをやめて上手くいった人もいれば、何かをやめて後悔する人もいます。

 

そこで1つ大きなポイントになるのが

自分の気持ちに素直になるということです。

 

私たちが何かしらをやめられない理由は

もしやめたら「周りからダサいと思われる」

「親や家族から失望される」といった外部的な要因が多いです。

 

もしこの世界に自分1人しかいなければ

さっさとやめているようなことも

多くの人の中にいることで、やめられなくなってしまっていることも多いです。

 

そのため本書では、以下のように書かれています。

「私は自分自身の考えに基づいて判断しようとしてるのか?」と

自分に問いかけてみてほしい

 

周囲の声や雑音に流されることなく

自分の心の声や気持ちを信じることが大事です。

 

どうせ周りに相談しても答えなんてわからないですし

相談しても安定をとって「続けるべき」という意見を言われることが多いです。

 

ですが人は、自分で選んだ道なら失敗しても納得できますが

誰かに左右されて決めた道で失敗した場合は、誰かの責任にしたくなるものです。

 

そのため、周りの意見ではなく

自分の気持ちだけを抽出して判断することが大事です。

 

向いていないことに執着しない

「何かをやめたい」と思う人のなかには

最近嫌なことがあったという突発的なパターンもあります。

 

例えば、変なお客さんにあたってクレームを受けたや

先輩に怒られた、ミスが増えたなどです。

 

これらのような今までは上手くいっていたけど

最近嫌なことやダメなことがあってやめる場合は、一度思いとどまった方がいいです。

 

なぜなら、一時的にダメなことは誰にもあるからです。

 

大谷翔平でもノーヒットの日があるように

誰だってダメな日はあります。

 

そういう場合は、少し休むことで立ち直れるケースも多いです。

 

一方で、最初からダメで上手くいったことがほとんどなく

今までのストレスの積み重ねで爆発しそうな場合は

続けていること自体が向いていないので、やめた方がいい場合が多いです。

 

このように、一時的に上手くいかないことと、そもそも向いていないことを

しっかり区別して判断することが重要です。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

「何かをやめること」は「何かを続けること」と

同じくらい重要であることが理解できる1 冊です。

 

本書が気になる方は

是非本書を手に取ってみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました