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『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』の要約

ビジネス

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、橘玲さんの

『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』について

紹介をしていきます!

 

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『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』について 

本書の概要

本書は、タイトル通り

残酷なこの世界で生き延びる方法

を教えてくれる1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・残酷な世界について知りたい人

・残酷な世界で生き抜きたい人

・橘玲さんの著書が好きな人

 

本書はかなり絶望的な現実を

読者に直視させる内容です。

 

まず「この世界は残酷」だと著者の橘玲さんは言います。

 

奨学金を借りて大学に行き

卒業したものの就職できなかったり

派遣やアルバイトの仕事をして

ギリギリな生活をしている若者が多いです。

 

仮に就職できても

過労死寸前までの激務を強いられたり

人間関係のストレスで病む人もいます。

 

さらには追い打ちをかけるように

高くなる税金や社会保険料、少なくなる年金など

将来に希望を持てない人も多いです。

 

本書では、そんな残酷な世界で

生き延びるための方法を知ることができる1冊です。

 

『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』のまとめ

能力は遺伝でほぼ決まる

厳しい現実ですが、能力はほぼ遺伝で決まるので

いくら努力してもほとんど変わりません。

 

足が遅い人が頑張っても足は速くならず

音痴な人は歌が上手くならないように

適性がないことをどんだけ頑張っても意味がないです。

 

能力は遺伝でほぼ決まっていて、努力できる範囲はとても小さいです。

 

実際にアメリカの教育心理学社のアーサ・ジェンセン先生は

身長や体重などの身体的特徴だけでなく

知能の70%は遺伝で決まると主張しています。

 

そのため親の身長が高ければ、自分の身長も高くなりやすく

親が東大出身だと子供も東大に合格しやすいです。

 

このように本書では一貫して

遺伝という巨大な壁があるので、努力してもたいして変わらないと書かれています。

 

そしてむしろ残酷なのは才能や適性のない人に

「君もやればできる」と甘い言葉で

塾に入れたり、タレント養成スクールに勧誘することです。

 

遺伝によってほとんどが決まるので

自分の弱みをきっぱりと捨てて

自分の強みに目を向けるしかないのです。

 

社会で評価される能力は偏っている

残酷なことに社会では

特定の知能や能力だけを高く評価します。

 

例えば「言語能力」や「数学的な能力」は

社会で高く評価される代表的なものです。

 

この能力が高ければテストで高い点数を取れやすく

高学歴になりやすい結果、給与の高い仕事へ就ける可能性が高いです。

 

一方で、ちょっと足が速かったり

歌が上手かったり、絵が上手いところで

その能力はこの社会ではほぼ無価値で誰も評価しません。

 

履歴書に「100mを13秒で走れます」とか

「カラオケで95点とれます」とか書いても

面接官には相手にされません。

 

オリンピックに出れたり

プロのアーティストレベルなら別ですが

そのレベルにならないと、ご飯を食べられないのがこの社会です。

 

つまり遺伝によってみんなが

いろいろな能力を持って生まれますが

その中で運良く社会から評価される能力を持って

生まれてきた人だけが高い給料をもらい

高い地位になって幸せになれます。

 

だからこそ格差社会になるのは当たり前です。

 

能力がない人は低賃金の仕事しかない

残念ながら、社会で評価される能力を

持っていなかった人たちは「マックジョブ」という仕事をするしかないです。

 

マックジョブとは、ほとんどスキルを必要とせず

社内での昇格のチャンスがほとんどありません。

 

つまり低賃金で将来性のない仕事のことです。

 

マックジョブのマックとは、マクドナルドに由来するものですが

他にもコンビニやカフェ、スーパーにも同じことが言えます。

 

単調な作業の繰り返しのような作業を

やるしかないということです。

 

誰かから尊敬されることもなく

創造性を発揮することも許されず

目立つこともしてはいけません。

 

このように社会で評価されない能力を

持って生まれた場合は

マックジョブをせざるを得ないのです。

 

自分の好きなことをインターネットで発信する

残酷な世界で生き延びるためのたった一つの方法は

自分の好きなことをインターネットで発信することです。

 

インターネットがなかった時代は、プロレベルではないけど

歌やゲームが上手かったりしてもほとんど無価値でした。

 

なのでそういった能力の人たちは

評価されずにほとんどマックジョブをせざるを得ませんでした。

 

ですが現代では、誰でもインターネットを活用して

自分の好きなことをSNSや動画やブログで発信することができます。

 

実際にほとんどのYouTuberの動画はプロレベルではありませんが

インターベットによって、今まで見逃されていた能力や才能が

多くの目に触れることになったので評価されるようになりました。

 

つまり、歌が上手いことやゲームや絵が上手いことが

勉強と同じように評価されるようになりました。

 

そのため、勉強がそこまでできなくても

お金持ちになる人も増えました。

 

このように自分の能力がこの社会で評価されないのなら

キッパリと諦めてその能力をインターネットで発信するべきです。

 

それが残酷な世界で生き延びるたった1つの方法です。

 

得意なことを好きになる

自分の好きなことを発信する理由は

人は得意なことを好きになるからです。

 

前提として私たちの目的は

生き延びて子孫を残すことです。

 

そのため男女ともに、異性からモテたいと思っており

そのために他の人よりも優秀であることを証明しないといけないです。

 

それは、足が速いのか、歌が上手いのか、ケンカが強いのか

お金を持っているのかなど様々ですが

何か1つでも集団の中で、抜きん出るものがないと目立ちません。

 

そのため私たちは、無意識のうちに周りと比較して

最も自分が目立つことのできるものを

好きになってその能力を伸ばそうとします。

 

周りよりも野球が上手ければ野球を好きになり

勉強が周りよりできるなら勉強を好きになります。

 

反対に自分が目立てないものは、自然と嫌いになっていきます。

 

つまり自分が好きなものは、得意なことである可能性が高いです。

 

なので本書ではシンプルに

自分の好きなことを発信しなさいと言っています。

 

ニッチな場所を狙う

インターネットで発信する上で

ニッチな場所を狙うことは大事です。

 

ニッチとは「隙間」という意味で

ニッチな場所を狙うというのは、規模の小さいマーケットであり

可能性はあってもまだビジネスとして、確立していないマーケットのことです。

 

メジャーな場所は既に多くのライバルがいます。

 

YouTuberだとゲーム実況や猫の動画やエンタメ系で

成功しようとするのは難しいです。

 

メジャーな場所は儲かるので

たくさんの人が入ってくる分入れ替わりも激しいので

成功できる確率も低いです。

 

なので私たちは、最初からメジャーな場所は避けて

自分が個人的に好きなニッチなジャンルに

狙いを定めることが重要です。

 

猫動画ではなく爬虫類の動画とか

有名なゲーム実況ではなく、レトロなゲームをやるなどです。

 

ニッチな場所は注目も浴びませんしあまり儲かりません。

なのでライバルが少ないのです。

 

ただ自分が好きである以上

そこには小さいながらも、確実にマーケットが存在しています。

 

それをかき集めれば、なんとか自分が食っていけるだけの

ファンを作ることは十分可能です。

 

このように儲かることではなく

自分の好きなことを発信することが大事です。

 

会社以外の居場所を作る

そもそも私たちは、自分という存在を誰かから認められて

幸せを感じるようにできています。

 

これは私たち人間が群れの中で

仲間と協力して生き延びてきたからです。

 

自分を大切にしてくれる友達や上司や

真剣に自分と向き合ってくれる人は好きです。

 

そのため自分の能力を認めてくれる職場で働く人は

そうでない人と比べて幸せを感じやすいです。

 

一方、社会で評価される能力を持っていない人は

社内の評価も地位も給料も低いです。

 

誰からも感謝されないですし

誰からも相手にされないので幸せを感じにくいです。

 

だからこそ自分の好きなことをインターネットで発信して

会社以外で自分を認めてくれる場所を1つ持っておくべきなのです。

 

現実がどれだけ辛くてもインターネット上に

自分を必要としてくれる人がたくさんいれば

メンタルも安定して幸せを感じやすいです。

 

このように幸せになりたいなら

自分の好きなことをインターネットで発信して

会社以外で自分の居場所を作ることです。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

残酷なこの世界の現実を突きつけつつも

その中で生きていく方法をきちんと提示してくれる良書でした!

 

本書が気になる方は

是非手に取ってみてください!

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