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『タクジョ みんなのみち』のあらすじと感想

小説

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、小野寺史宜さんの

『タクジョ! みんなのみち』について

紹介をしていきます!

 

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『タクジョ! みんなのみち』について 

本書の概要

本書は、新人女性タクシー運転手の物語である

『タクジョ!』の続編です。

 

本書をオススメしたい人

・『タクジョ!』を読んだ人

・小野寺さんの作品が好きな人

・人間ドラマが好きな人

 

前作は四大卒で

タクシードライバーになった高間夏子が

女性運転手としての不安や

私生活を描いたお仕事小説でした。

 

本作は、前作で登場した

夏子の同僚たちの物語であり

多種多様な登場人物たちそれぞれの

仕事や人生における物語が描かれています。

 

『タクジョ! みんなのみち』のあらすじ

あらすじの概要

運転手とお客さん。タクシーの車内で響き合う、一期一会の心もよう……

人生の機微を紡ぐ名手が贈る 味わい深い人間ドラマ。新人女性タクシー運転手の物語『タクジョ!』待望の続編!

タクジョ! みんなのみち より 

 

[主な登場人物]

●東央タクシー東雲営業所の仲間たち

高間夏子(26) 女性客が安心して乗れるよう、自分が運転手になると決め、四年目を迎える。

姫野民哉(28) イケメンでお調子者。航空会社の仕事が肌に合わず転職。ドライバー歴六年。

霜島菜由(26) 夏子の同期ドライバー。内勤業務に職種変更をしようか迷っている。

永江哲巳(26) 夏子の同期で、採用課所属。「コロナ後」を見据え、人材発掘に尽力。

道上剛造(56) ベテラン運転手。強面の風貌から元スジ者と噂されるが、実はほろ苦い過去が…

刀根和正  (40)   無口なドライバー。タクシードライバーということに引け目を感じている。

 

●道央タクシー

川名水音(38) 夏子の元同僚。再婚後に転居した札幌で、ふたたびタクシー運転手に。

 

本作は「姫野民哉」「霜島菜由」「永江哲巳」

「川名水音」「道上剛造」「高間夏子」の6人の目線が

章ごとに描かれております。

 

今の仕事に就くまでの経緯や

仕事への向き合い方が多種多様であり

読んでいて面白い作品です。

 

『タクジョ! みんなのみち』の感想

単なる続編ではない

本作は『タクジョ!』の続編作ですが

単なる続編ではないです。

 

というのも、続編と聞けば

前作同様、主人公の高間夏子のその後に

焦点を当てたような作品をイメージします。

 

ですが、本作では

前作では夏子の同僚として描かれていた

姫野民哉や道上剛造をはじめとする登場人物に

スポットが当てられており

作品全体に厚みを感じました!

 

前職は大手航空会社勤務していて

しかも驚くほどのイケメンな姫野や

あちら側の世界出身と噂される道上などの

多種多様な登場人物たちの

今に至るまでの経緯や仕事への向き合い方が

ものすごく濃く描かれています。

 

そして、それぞれの人物から見た

夏子の人物像も描かれており

夏子の人柄の良さを改めて感じます。

 

さらに前作から3年を経過しており

コロナ禍を経たタクシー業界の話も出てきます。

 

コロナ禍で大打撃を受けたタクシー業界に

入ってくる者、務める者など

それぞれの考え方もリアルに描かれています。

 

人間ドラマとしての作品であり

お仕事小説としての作品でもあり

タクシー業界にスポットを当てた作品でもある本作は

前作よりもパワーアップした作品だと感じました!

 

本作についての諸々については

著者である小野寺さんがインタビューで語られています。

小野寺さんのインタビューはこちら

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

小野寺さんの作品はやはり読みやすく

非常に面白かったです!

 

前作の『タクジョ!』の感想が

気になる方はこちらを参考にしてください!

 

本書が気になる方は

是非手に取ってみてください!

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