こんにちは!しょーてぃーです!
今回は日向 咲嗣さんの
『家賃は今すぐ下げられる!』について紹介をしていきます!
『家賃は今すぐ下げられる!』について
本書の概要
本書はひとことで言うと
タイトル通り、家賃を下げる方法を教えてくれる1冊です。
本書をオススメしたい人
・賃貸住宅に住んでいる人
・家賃を下げたい人
・家賃の下げ方を知りたい人
賃貸住宅に住んでいれば
多かれ少なかれ毎月家賃が発生します。
ですが、家賃を下げたいと思っている人は多く
家賃は実際に下げることができます。
日本の人口は毎年減っているにもかかわらず
賃貸住宅は増え続けていることから
結果、大量の空き家が出てきている状況です。
実際に2040年には空き家率が40%前後になると言われており
将来家賃を下げてでも、誰かに住んでもらわないと困る状況になります。
本書では、家賃を下げるための具体的な方法が解説されております。
『家賃は今すぐ下げられる!』のまとめ
空き家が増えると家賃が下がる
前述の通り、日本の人口は年々減少しています。
2020年のデータでは、日本人の住民が50万人減少しており
外国人の住民が20万人増加しています。
単純計算で毎年30万人が日本からいなくなっています。
そして今後、人口が減少するスピードは加速しますが
新築の住宅やマンションの数は、2020年に81万戸も増えています。
さらに今までに作られたマンションも
取り壊されることなく、そのまま残り続けています。
そうなると当たり前ですが、家が余ります。
※野村総合研究所のデータによると、2033年の空き家率は27.3%とのこと
そして、空き家率が上昇すると
家賃の価格競争が起こることで、家賃が下がっていきます。
激安のマンションが増えている
家主同士の価格競争が始まろうとしており
激安のマンションも出てきています。
ほんの数年前であれば、駅から徒歩範囲であれば
どんなにボロアパートでも、家賃は3万円を下回りませんでした。
ところが、東京23区を除いた地方で探せば
ワンルームの家賃は1万円台に突入する場所も出てきました。
逆に損をするのは、家賃がどんどん下がっているにも関わらず
借り手の多かった頃の高い家賃のまま
古いアパートに住み続けている人です。
そういう人は、高いままの家賃を払い続けている可能性があります。
つまり、空室率が増えることを見越して
価格交渉をしないと損になります。
敷金礼金、仲介手数料は気にしない
引っ越すときに敷金礼金を気にする人はいます。
また、それが歯止めとなって引っ越さない人もいます。
ですが、貸し手が有利な時代は終わっており
マンションの借り手が不足している現状では
敷金礼金なしのケースは多いです。
一昔前は敷金礼金で、大金を支払うケースが多かったですが
敷金礼金が0の物件の契約が年々増えています。
さらに、言われるがままに敷金礼金を払う人は損をしており
借り手が優位の時代で、交渉すれば敷金礼金を0にできる可能性は非常に高いです。
家電の値引きのように家賃を値引きする
では「どのように家賃交渉をすればいいか?」についてですが
やるべきことは、家電を買うときと同じです。
テレビをヤマダ電機で買うときに
ビッグカメラで同じ商品が安く売っていれば
価格交渉をするのは当たり前のことです。
もし価格交渉を断られたら
ビッグカメラでテレビを買うだけです。
つまり、自分が住んでいる物件や契約しようとしている物件と
同じ条件で安い物件を見つけて価格交渉すると
家賃は下げられるということです。
このように交渉するときは、必ず比較対象を見つけることです。
最初にやるべきことは
自分が住んでいる or 契約を検討している
マンションやアパートの家賃を調べることです。
仮に住んでいるマンションの名前で検索して
募集している家賃の値段が払っている家賃よりも安い場合は
すぐに交渉しに行くことです。
契約を検討している場合は、検討している物件と
周辺の物件の家賃を比較することです。
5000円ほど安くなっていたということは、全然あり得る話です。
そして今後、家賃はもっと下がっていく見込みなので
ときどき自分が住んでいる物件の家賃をチェックすることです。
同じ条件の他の物件と比較して交渉する
自分の住んでいる物件の家賃が安くなっていなかった場合
次は近くの同じ条件のマンションで安い場所を見つけることです。
2020年度に81万戸も家は植えているので
同じ条件で安くなっている物件があるはずです。
それを「yahoo不動産賃貸」などで調べて
駅からの距離や部屋の広さなどの条件が一致したら、早速家賃交渉をします。
不景気なこのご時世でみんなカツカツなので
ここまでやるのは当たり前です。
そして交渉の仕方としては
今よりも家賃の安い物件への引越しを本気で検討することです。
こっちが下手に出るのではなく、対等な関係での交渉となります。
もし大家さんにNOと言われたら
「じゃあ引っ越します。」と言えるようにすることです。
家賃交渉しないやつカモ
とはいえ日本人特有の空気を読む性格から
家賃交渉して、大家さんや不動産業者と
ギスギスしたら嫌だと思うこともあります。
ですが、このように考える人が1番のカモです。
大家さんは自分のことなど
毎月お金を払ってくれる赤の他人としか
思っていないので気にする必要がないです。
前述の通り、ヤマダ電機で家電を値切る感覚で値下げ交渉をします。
どうしても気まずいのが嫌な人は、手紙を書くことです。
それは大家さんではなく、不動産業者に出してもいいです。
「仕事の都合上、家賃を5000円ほど下げていただきたいです。
難しい場合、他の同じ条件の物件へ引っ越します。」と書けばいいです。
大家さんからしたら、出て行かれるのが1番困ります。
なぜなら空き家が増えた今の時代では
次いつ入居してくれる人が現れるか分からないからです。
そして、必ず自分が希望している値下げの金額を書くことです。
基本的に5,000円~20,000円の値引きを狙い
値引き金額を相手に委ねてはいけません。
毎月5,000円値引きできれば、1年間で6万円もお金が浮きます。
契約更新のタイミングがベスト
もしマンションの契約年数がある場合は
次の契約更新のタイミングで交渉するのがとても有効です。
契約中であれば「契約しましたので・・」と突っぱねられる可能性はあります。
ですが、契約更新を控えた時期であれば
次に入居する人を探すのが面倒なので、値段交渉にも応じてくれやすくなります。
そして、交渉時は、値引きして欲しい金額と
比較する物件・引越しを本家で検討していることを提示します。
タワマンや優良物件での値段交渉はしない
ここまでの交渉術に関しては
他に同様の物件がある場合にできる交渉です。
当たり前の話ですが、他に同じような物件があり
その物件へ移ってほしくないから
大家さんは値段交渉に応じてくれるのであり
タワマンのような数が少ない物件では、値段交渉は受けてもらえないです。
タワマンは希少性とブランドを売っているので
ロレックスで値下げ交渉するようなものです。
あくまでも値下げするのは
どこにでもありふれている物件の場合だけです。
数が少ないものは価格が高いままなので
値段交渉には応じてくれません。
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
固定費として大部分を占める家賃を下げる方法が
具体的に書かれた良書でした!
本書が気になる方は
是非手に取ってみてください!
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