こんにちは!しょーてぃーです!
今回は、坂口恭平さんの
『生きのびるための事務』について紹介をしていきます!
『生きのびるための事務』について
本書の概要
本書はひとことで言うと
やりたいことをやるために「事務」の重要性を説く物語です。
本書をオススメしたい人
・実現したいことがある人
・新しい挑戦をしたい人
・宮島未奈さんの作品が好きな人
若い時は、役者になりたい、アイドルになりたい、
漫画家になりたい、お金持ちになりたいなど、夢や理想を抱きがちです。
ですが、ほとんどの人の夢や理想は語っているだけで、
現実を見ていないため、叶うことなく終わります。
「こうなりたいな」というフワッとした願望だけで
それを手に入れるための具体的な方法や労力、コストなどの
現実が見えていないということです。
一方でやりたいことを実現していく人たちは
理想を持つだけでなく、実現するための具体的な方法や
時間やお金を何に使うべきか、どのような行動をする必要があるかなど
現実的な部分もしっかりと考えています。
本書では、現実に向き合っている時間や
お金の使い方を考えることを「事務」と呼んでおり
「事務作業」の方法と意義を、イラストを交えてわかりやすく解説されています。
『生きのびるための事務』のまとめ
具体的にイメージできることは叶いやすい
前提として、私たちは自分が具体的にイメージできることを叶えやすいです。
目の前に大きな壁があったとして
それを自分が乗り越えられるイメージを強く持つことができる人だけが
必死になって壁を越えようとします。
ですが、壁を越えられないと思っている人は、
そもそも壁を越えようと挑戦すらしないです。
野球をやったことがない人が、メジャーリーグで50-50を達成するといっても
イメージができないので叶えることどころか挑戦すらしないようなものです。
また、私たちの願望が叶わない理由は色々ありますが
1つに自分の願望が具体的でなかったり、忘れてしまうというものがあります。
私たちは非常に忘れっぽいですし、具体的に物事を考えるのが苦手です。
そのため、自分の願望や現実を具体化して忘れないようにするには
必ず紙に書いておく必要があります。
さらに、考えていることを紙に書けば考えが整理されます。
なので理想を叶えるために大事なことは
まずノートやA4の紙に頭の中のイメージを書き出して、見える化する必要があります。
現在の時間とお金の流れを書く
願望や理想を叶えるために何を紙に書くべきかについてですが
まず最初にやることは、ノートに「現在のお金と時間の使い方」を書きます。
イメージとしては、とりあえずノートを開いて大きな丸を書き
1日の時間の使い方を書き出してみる感じです。
何時に起きる、いつ朝ごはんを食べて家を出る、何時間を仕事をする、
仕事帰りにどこにいくか、風呂に入ったあと何をするかなど
できるだけ細かく書き出していきます。
それができれば次は、1ヶ月のお金の使い方について書き出します。
これも先ほどと同様に、家賃、食費、スマホ代、通信費、光熱費、交際費など
何にいくら使っているかをはっきりさせていきます。
そして、紙に書いた現在の時間とお金の使い方や行動が
良くも悪くも現在の自分の状態になります。
辛くても現実を見ることは、理想を叶えるために重要であり
何かを変えたいのであれば、まずはありのままの現実を直視する必要があります。
固定費をできるだけ抑える
書いた「現在のお金の使い方」を見て
できるだけ無駄なものや削れるものがあれば削っていきます。
削る理由としては、シンプルに1ヶ月の固定費が低いほど
働く時間を減らして、自由に好きなことややりたいことに時間を使えるからです。
例えば、毎月5万円以下で生活している人は
毎月5万円をバイトか何かで稼ぐことができれば
残りの時間を好きなように過ごすことができます。
ですが、毎月30万円使って生活している人は
毎月30万円以上稼ぐに働いたり、残業せざるを得なくなります。
後者の場合、どうしても自分の好きなことややりたいことに
時間を使いづらくなってしまいます。
なので、自分の時間を理想の状態を叶えるために使うためにも
固定費は抑えておいた方がいいです。
特に家賃や車、食費、保険などを見直すことがオススメです。
家賃を稼ぐために働くようなことがないように
できるだけ家賃が安い場所に引っ越したり
車や使っていないサブスク、食費、無駄な保険など
抑えられる部分は極力抑えておくことがオススメです。
このように、理想の状態を叶えようとしている段階では
固定費をできるだけ抑えて、身軽な状態でいることが大事です。
10年後の理想のお金と時間の流れを書く
「現在のお金と時間の使い方」を書く以外にも
未来の理想の状態、つまりゴール地点を想像して紙に書くことが大事です。
時間の使い方については先ほどと同様、
とりあえずノートを開いて大きな丸を書き
1日の時間の使い方を書き出してみる感じです。
書く内容も同様で、何時に起きて、朝ごはんを食べて
仕事をして帰りにどこへ行き、風呂に入ってから何をするかなど、
理想的な時間の過ごし方を具体的に書いていきます。
理想の時間の過ごし方を書くときの注意点としては、
「自分が気持ちいい」と感じるような時間の使い方をイメージすることです。
なぜなら、自分が「好きだ」「こうなりたい」と本気で思えない限り
理想の状態に向かって頑張れないからです。
次にお金についてですが、これは理想でいいので10年後の年収を書きます。
そして書き出した年収を好きなことで、どうやって稼いでいるかをイメージします。
これは難しいことだと思いますが、それでもできるだけ理想の時間を過ごしながら
好きな仕事で理想の年収をどう稼ぐかを、具体的にイメージすることが大事になります。
こうして書き出した10年後の理想の時間の過ごし方と年収が、自分の理想の姿になります。
どうすれば現在から10年後の理想に近づけるかを考える
書き出した現状と理想の状態を比較することで
今何身をするべきかが浮かびやすくなります。
まず現在と未来を見比べて、シンプルに
「現実の自分が理想の自分になるために何をしたか」
「何をしたら理想の状態になれるのか」を自問自答します。
理想の働く時間が8時間未満であるならば
正社員ではなくフリーランスで働いた方が叶いますし
理想の年収が1000万なら、ネットを使ったビジネスをした方が叶いやすいです。
このように自問自答をして、理想と現実のギャップを埋めるために
今日からの24時間の使い方を考えていきます。
自問自答をしなければ、目的地が分からない状態であり
目的地が分かっていなければ、そのための目標や行動が分からないので
理想の状態に近付けないまま時間を過ごすことになります。
才能があることを仕事にする
理想の年収を稼ぐために何かをするのであれば
自分の才能のあることをした方が飽きずにうまくいきやすいです。
筋トレ、料理、書くこと、話すこと、戦略を作ることなど
人それぞれで、才能や得意なことは異なりますが
できるだけ才能があることをやるのがベストになります。
本書では、才能を
「いつまでも好きなことを続けられること」と定義しています。
飽きずにただ継続することで、ある程度のレベルまでスキルは上がりますし
世間からも見つかりやすくなります。
お金持ちになろうが、理想の状態になろうが変わらず毎日続けたいことを
今のうちからやり始めた方がいいということです。
うまくいかない時は自分ではなくやり方を否定する
やる気満々で何かに取り組んだとしても
まったく思い通りいかないこともあります。
人は上手くいかないと、自分には才能がないと自己否定します。
ですが本書では、そういう時に否定するのは
自分ではなく、やり方になるといいます。
例えば、毎日YouTubeに動画をアップしているのに
なかなか思い通りにいかない時は
「このやり方は上手くいかないんだな」と理解して
企画を変える、編集を変えるなど、何度も違うやり方でを挑戦すればいいです。
つまり、自分を否定する必要はなく
試してダメだったということが分かればOKくらいで次にいきます。
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
理想を叶えたり、いきいきと生きていくためには
事務が重要であることが分かりやすく解説された1冊でした!
本書が気になる方は
是非本書を手に取ってみてください!
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