こんにちは!しょーてぃーです!
今回は、橘玲さんの
『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ』
について、紹介をしていきます!
『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』について
本書の概要
本書は、ひとことで言うと
「黄金の羽を見つけて活用する方法」を
教えてくれる1冊です。
本書をオススメしたい人
・お金持ちになりたい人
・賢くお金持ちになりたい人
・社会制度の歪みを知りたい人
本書での黄金の羽根とは
精度の歪みがもたらす幸運のことです。
これを手に入れると
自分の元にお金が
舞い込みやすくなります。
本書ではこのことを説明するための
一例として2002年に開催された
日韓ワールドカップを挙げています。
当時、スタジアムで試合を
観たい人が多かったことから
チケットが争奪戦になりました。
しかし、ある事に気がつくと
簡単にチケットを入手できました。
それは海外販売分のチケットが
大量に売れ残っていたことです。
いくらワールドカップとはいえ
わざわざ極東の日本まで
足を運ぶ人は
そこまでいませんでした。
そこに目をつけて
海外経由でチケットを入手すると
たやすく試合が観れました。
このような歪みは
今の日本の社会制度にもあります。
本書では、このような
社会制度の歪みを活用して
お金持ちになれる方法が
詳しく解説されています。
『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』の要約
お金持ちになる3つの方法
本書では、お金持ちの方程式
というものが定義されています。
その方程式とは
資産形成=(収入-支出)+(資産×利回り)です。
お金を増やしたいなら
「収入-支出」と「資産×利回り」の
両方の金額を増やせということです。
まず最初の「収入-支出」に関しては
サラリーマンなら毎月
決められた給料が振り込まれ
そこから家賃や生活費を支払います。
そして、残ったお金を
貯金、つまり資産になります。
次に「資産×利回り」の部分は
投資のことです。
貯金として手元に残ったお金を
運用して増やしますが
その増え幅は利回りによって変わります。
この式が理解できれば
収入を増やし、支出を減らし
資産運用の利回りを伸ばすことが
お金持ちになる方法だと分かります。
元手が少ないと投資は非効率
投資をするうえで
注目するべきポイントは利回りです。
利回りが数%違うだけで
長期で大きな違いが出ます。
例えば、100万円を元手に
利回り1%で運用して
1年後には101万円になっています。
これを10年続けると
110万円ちょっとになる計算です。
一方で年利が5%の場合
100万円は10年後に
165万円ほどになっています。
利回りが4%違うだけで
50万円ほどの違いがでます。
なので投資をする人は
誰もが利回りを1%でも高くして
リスクが少ない方法を探しています。
例えば、1000万円を元手に
年利1%で運用すると
10年後には1100万円ほどになります。
これは、100万円を年利5%で
運用するときよりも
利益が大きいことになります。
基本的には利回りが低いほど
リスクも小さくなります。
なので資産を形成するときは
大きな元手を持って
低い利回りで安全に運用するのが1番いい
ということになります。
利益の確保が第一
資産形成をするうえで
まずやるべきことは
「収入-支出」の部分を増やすことです。
つまり、利益を確保することであり
まずは、収入を増やすことを考えます。
1番簡単な方法は
結婚して共働きすることです。
2人で協力して稼ぐことで
単純に家庭の収入は倍になります。
1人で年収を上げるために
必要なことは自己投資です。
資格を取ったり
ビジネススキルを身につけることで
今の会社で出世するか
転職して給料を上げるかの
選択肢が可能となります。
本書ではベンチャー企業に勤めて
自社株を買い、自分の頑張りで
企業の価値を上げられると
大金が手に入る方法も記載されています。
支出を減らして利益を出す
収入を上げることが難しければ
支出を減らせばいいです。
お金持ちはケチと言われますが
実際はケチだからお金持ちになれます。
支出を減らすのは
お金持ちになるための
最も堅実な方法です。
利回りや収入アップと比べると
節約が1番簡単そうに見えます。
そこで支出を減らすためには
毎月の生活費をチェックします。
大半の人は、月々の支払いで
1番大きい部分は家賃です。
妙なプライドを捨てて
できるだけ安い部屋に引っ越せば
お金持ちへの第一歩です。
あとは、保険やサブスクなど
本当に必要か分からないものに
毎月お金を払っているなら
それも見直すべきです。
節税で支出を減らす
資産を増やすためには
なるべく税金を抑える工夫が
大切になってきますが
サラリーマンでは
節税が限界になります。
自営業者であれば工夫次第で
国民年金と健康保険の支払いを除けば
全額を懐に入れることも可能です。
同じ1000万円稼ぐでも
サラリーマンでは
300万円ほどが税金として
会社から天引きされます。
そこで、日本の社会制度の歪みを使うことで
税金の支払いを抑えられます。
まずは法人化する
制度の歪みを活用するには
個人と法人の2つの立場を
使い分ける必要があります。
なのでまずは、自営業者として
法人を設立する必要があります。
本書によると
今は会社を設立するのに
25万円ほどあれば足りるとのことです。
必要な書類はネットに
テンプレートがたくさんあり
会社の作り方みたいな本はたくさんあります。
一昔前に比べると
会社を設立するハードルは
かなり下がっています。
課税所得をゼロに近づける
法人を設立すると
「住民税」と「所得税」を
最低限抑えることができます。
そのポイントとなるのは
課税所得を抑えることです。
住民税や所得税は
収入にそのまま税率がかけられるのではなく
所得からいろいろな控除が引かれて
残った金額に税率をかけられます。
配偶者控除や扶養控除などを
所得から引いて残った金額のことを
課税所得と言います。
自営業者として法人化すると
この課税所得でかなり有利になります。
サラリーマンであれば
仕事として使うスーツや交通費は
収入から払わないといけません。
ですが、自営業者なら
これらを経費として計上できます。
また、自営業者が法人化してる場合は
法人から自分に対して
給料を払うことで
給与所得控除が受けられます。
そして実際の業務で使った経費は
すべて法人として会計に計上できます。
経費に関する控除が
法人と個人の二重に適用されます。
これが日本の社会制度の歪みです。
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
お金持ちになるために
日本の社会制度の歪みを利用する
という観点であったことに
斬新さを感じました!
また、めちゃくちゃ勉強になりました!
本書が気になる方は
是非手に取ってみてください!
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