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『心療内科医が教える本当の休み方』の要約について

健康

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、鈴木 裕介さんの

『心療内科医が教える本当の休み方』について紹介をしていきます!

 

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『心療内科医が教える本当の休み方』について 

本書の概要

本書はひとことで言うと

「ちゃんと休む方法」を教えてくれる1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・ずっと疲れている人

・休んだ気にならない人

・ちゃんと休む方法を知りたい人

 

近年の私たちは、スマホやSNSが普及したおかげで

常にさまざまな情報を得られるようになりましたし

年齢や性別による格差も徐々に減ってきています。

 

これらは素晴らしいことではありますが

一方でSNSやネット社会に疲れている人が多いです。

 

実際に日本疲労学会が2023年に行った調査によると

約8割の人が疲れを感じていると回答しています。

 

さらに年々疲れている人が増加傾向にあることも事実です。

 

著者はこのような現状の原因のひとつに

「ちゃんと休めていないこと」を指摘しています。

 

休日に1日中寝たり、ゲームをしたり、友達と遊んでも

何故か逆に疲れることがあります。

 

実際問題、休むということはそこまで単純なものではなく

本書では、精神科医の著者による

短い時間でも効率的に休む方法が解説された1冊です。

 

『心療内科医が教える本当の休み方』のまとめ

うまく休めないのは、自分より周りを優先し過ぎるから

まず多くの人がうまく休めない理由についてです。

1つ目の理由は、自分よりも周りの人や会社を優先し過ぎるからです。

 

というのもシンプルに自分のニーズを後回しにして

会社や他人のニーズばかり応えていると、なかなかゆっくり休むことができません。

 

特に「休むと迷惑がかかる」「評価を下げたくない」と感じるような

責任感が強くて真面目な人ほど、この傾向が強いです。

 

例えば、休むの日に好きなアイドルのライブを楽しみにしていたのに

会社からその日に「納期がピンチだから出社してくれ」と言われると

大体の人は自分にとって大切なことより、会社にとって大切なことを優先します。

 

ですがそんな時でも勇気を持って、しっかりと自分の楽しみを優先することが

メンタルを壊さないために大事なことになります。

 

特に仕事は果てしないマラソンのようなものなので

「今日だけは」と短距離走のように自分を追い込むと

後半に失速したり、バテてしまったりします。

 

なので最後まで走り続けるためにも、適度に休む必要があります。

 

仮に先輩が休日出勤しているのに休むことへの罪悪感や

休んでしまったときに周りから冷たい目で見られることへの恐怖はありますが

幸い日本は人材不足であり、これから人口減少するので

働く場所なんてたくさんあると割り切るくらいが丁度いいということです。

 

うまく休めないのは、ストレスに気付けないから

うまく休めない2つ目の理由は、

そもそもストレスがかかっていることに気付けないからです。

 

実は私たちの身体は、多少のストレスは誤魔化して耐えられるようにできています。

 

実際にストレスがかかっているとき

人間の身体はそのストレスに抵抗するために

「抗ストレスホルモン」と呼ばれるアドレナリンやコルナゾールなどの物質が出ます。

 

これらが分泌されると、心拍数や血圧が上昇し

集中力が上がりストレスを感じない戦闘状態になります。

 

スポーツの大会に出ている時や、試験や就職活動の面接のときは

この戦闘モードになっているので、やっている最中はあまり疲れを感じませんが

終わった瞬間に「すごい疲れたな・・・」とはじめて疲労に気付きます。

 

適度なストレスは集中力を高めてパフォーマンスを上げてくれますが

ストレスが慢性的に長く続くと、段々と心身が耐えきれなくなります。

 

事実、この「抗ストレスホルモン」は基本的に3ヶ月までしか分泌されません。

 

そのため3ヶ月を超えるとストレスに耐えきれなくなり

一気に疲労感や頭痛、吐き気、腹痛、下痢、肌荒れ、不眠などの症状が出始めます。

 

特に現代社会では、嫌な上司や同僚と距離を取ることは難しいですし

嫌いな夫や妻と1つの家に住まないといけないことも多いので

慢性的なストレスがかかりやすいです。

 

そして身体がストレスに蝕まれた後にメンタルがやられるので

早い段階で自分のストレスに気付いて、定期的に休むことが大事です。

 

うまく休めないのは、何をすればリフレッシュできるかが分かっていないから

うまく休めない3つ目の理由は、

自分が何をすればリフレッシュできるのかが分かっていないからです。

 

事実、リフレッシュできる休みの過ごし方は人それぞれであり

1日中寝る、ゲームをする、筋トレをする、SNSを見る、

旅行に行く、ドラマを見るなどいろいろな休み方があります。

 

ですが、友達同士の旅行でも気を張って疲れることもあれば

1日中寝てしまって、休みを無駄にしてしまったという虚しい気持ちになることもあります。

 

なかでもSNSを見るという休み方は、中毒性があり精神的に病みやすいです。

 

現代社会で、ここまで人が精神的に病んでいるのは

SNSが大きな原因の1つともいえます。

 

事実、2024年にニューヨーク市はSNSを有害物質と指定しているほどで

SNSを見ているとつい他人と比較して

自分がいかにちっぽけな存在かが嫌ほど分かってしまいます。

 

そもそも人と比較することは、人を最も不幸にする行為の1つであり

中毒性のあるものを休みの日に見てしまうと

リフレッシュできる休日を過ごしづらくなっています。

 

自律神経のバランスをとる休み方が良い休み方

具体的にリフレッシュできる休み方についてですが

結論から言うと、自律神経のバランスをとる休み方が良い休み方です。

 

まず自律神経とは簡単にいうと

呼吸や体温、血圧、心拍、消化、代謝、排便など

生きていく上で欠かせない生命活動を維持するために

24時間365日、休むことなく働き続けている神経のことです。

 

この自律神経は、全身に張り巡らされており

ストレスや環境の変化などに応じて体を微調整しながら

全身を最適な状態に保ってくれるものです。

 

逆に自律神経のバランスがストレスなどによって崩れると

体調を崩したり、疲れやすくなったりします。

 

そしてこの自律神経は細かく分けると3つに分かれており

それが交感神経、副交感神経の腹側、副交感神経の背側になります。

 

ざっくりいうと、交感神経が戦闘状態であり

心拍数や呼吸が早くなって、集中力が上がっています。

 

副交感神経の腹側がリラックスモードで

心拍数が下がり、呼吸が遅くなり、睡眠や休息に適した状態です。

 

そして副交感神経の背側はフリーズモードで

省エネで呼吸が浅く、無感情でぼーっとしている状態です。

 

このように自律神経の状態は3つあり

大体がこの3つの状態を行き来してバランスをとっています。

 

そしてここからがポイントですが、職場でリラックスすることはないので

職場で私たちは戦闘状態かフリーズモードのどちらかになっています。

 

そこでまずは、自分が緊張したりストレスを受けたときに

戦闘状態かフリーズモードのどちらかを認識することが

適切な休み方を見つける最初の一歩になります。

 

逆のモードに入れ替わるための行動をとる

自分が緊張したときやストレスを受けたときに

戦闘状態かフリーズモードのどちらかになるかについてですが

基本的にどちらかに偏らないように

真ん中のリラックスモードに持っていくのが良い休日です。

 

仕事で戦闘状態に入る人は、休みの日や仕事終わりは

逆に読書や温泉、マッサージ、1日中寝たり引きこもったりして

ゆったり過ごす休日を取るのが良いです。

 

逆にもし自分が仕事でフリーズモードのタイプになるなら

休みの日や仕事終わりは、筋トレや登山に行ったり

ディズニーランドに遊びに行ったりして、アクティブに過ごすのが良いです。

 

よくある失敗で、職場で戦闘状態なのに休日に登山などをすると

自律神経が戦闘状態に偏りやすいので疲れやすいです。

 

このように静と動のバランスをとることが大事です。

 

人、ペット、自然などのつながりを感じてリラックスする

とは言え、なかなかリラックスできない人もいると思います。

そこでリラックスモードに入りやすくする方法が大きく2つあります。

 

まずは、つながりを感じることです。

 

私たちは何かしらのつながりを感じるときに、最もリラックスできる生き物です。

 

例えば人を抱きしめたり、雑談をしたり、ペットを撫でたりなどで

つながりを感じて気分が高まります。

 

逆に孤独を感じると、免疫力が弱まり、脳機能が低下し、

睡眠の質が悪くなり、疲労感やイライラが増すことが分かっています。

 

そのため適度に人とのつながりを感じることは、リラックスするために必須です。

 

自分が支えになったものを思い出す

リラックスモードに入りやすくなるもう一つの方法は

今までの自分の支えになったものを思い出すことです。

 

人生には波があり、誰でも辛い時期を乗り越えて生きていますが

自分が辛い時期にどうやって乗り越えたかを思い出して

実践することでリラックスできることがあります。

 

例えば、美味しいものを食べまくったり、お笑いを見たり、

とにかく走ったり、ゲームをとにかくやったりなど色々あります。

 

また自分が子供の頃にやっていたストレス解消法は

大人になった今でも通用することが多いので

それを思い出して実行してみることもおすすめです。

 

心と身体が休めると想像以上に前向きになれる

静と銅のバランスをとった休日をとったり、人とのつながりを感じると

自分でもわかるくらい明らか元気になります。

 

例えば、仕事のパフォーマンスが上がったり、ご飯が美味しくなったり、

人に優しくなれたり、前より自分を好きになれたりすると本書で書かれています。

 

逆に自分がキツイと他人にも優しくできませんし

仕事のパフォーマンスも下がってしまいます。

 

なので自分自身だけでなく、自分の周りの人たちのことも踏まえて

自律神経を整えておいた方がいいです。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

上手く休めない理由や人によっての適切な休み方が解説された良書でした!

 

本書が気になる方は

是非本書を手に取ってみてください!

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