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『「普通がいい」という病 』の要約について

ノンフィクション

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、 泉谷閑示さんの

『「普通がいい」という病』について紹介をしていきます!

 

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『「普通がいい」という病』について 

本書の概要

本書はひとことで言うと

個性を押し殺すことに問題定義している1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・自分らしく生きたい人

・「普通」とは何かを知りたい人

・うつ病になりたくない人

 

本書は、私たちひとりひとりが個性を持って生きているにも関わらず

それを無意識に隠して「普通」を演じることに問題視しています。

 

ほとんどの人は自分の個性を隠して

周りの求める「普通」へと変えていきます。

 

上記の流れから、無意識で「~しなくてはいけない」という言葉に

縛られる結果、自分らしく生きることができず

ストレスを抱え、精神が病む人が一定数います。

 

本書では「普通がいい」という思い込みが

私たちに想像以上の悪影響を及ぼしていることの解説をはじめ

自分らしく生きるよう定義している1冊です。

 

『「普通がいい」という病』のまとめ

普通はいいことだという思い込み

まず普通という言葉の意味ですが、広辞苑で普通とは

「広く一般的であること」「多くに当てはまること」と書かれています。

 

つまり普通とは「多数派」のことであり、普通ではないとは「少数派」のことです。

 

仕事、髪型、服装などあらゆるジャンルで

多数派か少数派かに分けて、普通か普通ではないかと分けますが

それに良いも悪いもありません。

 

ですが多くの人は少数派の人を

「浮いている」「変わっている」といい排除しようとします。

 

これは普通が良いことで、普通ではないことを悪いと勘違いしているからです。

 

いじめも同じ構図で、周りと違う少数派の人を

多数派の人が排除しようとするから起こるものです。

 

周りから浮かないように、普通になろうとする

自分らしく生きていた人も、周りから何度も

「浮いている」「変わっている」と言われると

変な人だと思われないために、個性を隠して普通になろうとします。

 

そうすると自分らしく生きることができないので

息苦しくなり、ストレスが溜まってしまいます。

 

人間の心と体は繋がっているので

本能的に「やりたいこと」をやろうとします。

 

1番分かりやすい例が子供であり

子供は「あれがしたい」「あれを食べたい」「好き、嫌い」という

素直に生きているので、うつ病にならないです。

 

しかし大人になれば、ほとんどの人が世間一般の普通になろうとするので

心ではなく頭で行動を考えるようになります。

 

心が本能なのに対して、頭は理性ですので

私たちが心で「これがしたい」と強く思っても

すぐに頭で「普通はこうするべきではない」と思い込みます。

 

そうして頭で「普通は〜」と考えて

自分のしたいことややりたいことを無視することで

うつ病になったり適応障害になったりします。

 

つまりメンタルが病む人は、心の声を無視して

頭で物事を考え続けた人のことです。

 

うつ病にならないためには心に従う

うつ病にならないためには、頭で考えずに

心の思うままにやりたいことをやり、自分らしく生きることです。

 

これが本書のメインテーマです。

 

冒頭部分でも記載しましたが

普通とは多数派ということであるだけで、そこに良し悪しもありません。

 

なので、わざわざ自分を押し殺してまで

普通になろうとする必要はありません。

 

なのに私たちが頭で考えてまで、普通になろうとしてしまう要因は

幼い頃から今に至るまで、学校や親から受けてきた教育にあります。

 

「普通はそんなことしない」「誰とでも仲良くするべき」

「好き嫌いしてはいけない」「きちんとしなさい」などの

頭で考えて動くよう無意識に叩き込まれたからです。

 

その結果、私たちは頭で考える結果が心で感じることよりも

優先するべきと思い込んでしまっているからこそ

頭で考えてしまう癖がついています。

 

ネガティブを受け入れて発散する

不眠やうつ病など、身体を壊す前に

頭ではなく心に従って行動するうえで

忘れてはいけないことは、ネガティブな感情に素直になることです。

 

私たちの感情が出るときは、まず最初に

「怒り」や「悲しみ」というネガティブな感情が出て

そこから「喜び」や「楽しい」というポジティブな感情が出ます。

 

これは著者が多くのうつ病になった患者を

治療していくうちに気づいたことです。

 

つまりどんなときも感情の出る順番は、ネガティブ→ポジティブとなっていて

ネガティブにならないとポジティブになれません。

 

人間関係でも、好きな人がいれば嫌いな人もいて

それならまず「嫌い」「苦手」「イライラする」という

ネガティブな感情に素直になった方がいいです。

 

そこで、ネガティブな感情を吐き出すために

イライラしたことをノートに書いて発散するのが良いと

本書ではおすすめされています。

 

本当に心から楽しむためには

まず嫌なことや怒りに素直にならないわけであり

だからこそ「ネガティブになってはいけない」と思わず

モヤモヤ や イライラ をノートにぶちまけてスッキリさせることが大切です。

 

孤独にならないために普通を演じる

「普通が良い」と思い込んでいる人が多い理由は

孤独になりたくないと思う人が多いからです。

 

普通とは多数派のことであるので

普通を選んでおけば、同じ人が多いので安心します。

 

ですが、普通を選べば孤独にならないというのは間違っています。

 

そもそも私たちは一人ひとり違う人間なので

価値観や好きなものが人それぞれなのは当たり前です。

 

なのに孤独になりたくないために

自分を偽って普通になろうとしているだけです。

 

「寂しい」「不安だから」という理由で大勢と同じものを選んでいるだけであり

それだと孤独が消えることはありません。

 

逆に自分の個性を発揮して生きている人は

自分のやっていることに没頭しているので

孤独が辛くないですし、本当に価値観の合う友達ができます。

 

我慢している人は自分らしく生きる人を叩く

自分の個性を隠して、やりたいことをせずに普通を選んできた人は

自分のしたいことができないので、鬱憤が溜まってきます。

 

普通というのは多くの人が選んでいるものですので

自分のしたいように生きられないから窮屈になります。

 

そのため、毎日窮屈な思いをしている人は

周りの人にも「こうするべき」という価値観を強要するようになります。

 

またそういう人は特に、自分らしく生きている少数派の人を見ると

ものすごくイライラしてしまいます。

 

SNSやネットニュースで芸能人を叩いたりする人は

毎日自分を出せずに我慢している人が

自分らしく生きている芸能人を見てイライラするからです。

 

つまり人を叩くということは、自分のしたいことができていないサインです。

 

本当に幸せな人は他人をバッシングすることはないです。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

無意識に「普通」を演じることのまずさと

自分らしく生きる方法が解説されている良書でした!

 

本書が気になる方は

是非本書を手に取ってみてください!

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