スポンサーリンク
スポンサーリンク

『転職の思考法』の要約について

ビジネス

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、坂本貴志さんの

『転職の思考法』について紹介をしていきます!

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

『転職の思考法』について 

本書の概要

本書はひとことで言うと

転職という選択肢を持つことの重要性を教えてくれる1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・転職の重要性を知りたい人

・転職を考えている人

・正しい転職方法を知りたい人

 

終身雇用の時代はとっくに終わっており

今や転職が当たり前という時代になりました。

 

人生100年時代の今、年金をもらえる時期はさらに遅くなり

70歳、80歳まで働くのは当たり前になると言われています。

 

さらに時代の変化が早まって

会社の寿命はますます短くなっていきます。

 

実際に2021年には、パナソニックやホンダ

LIXILグループなどの名だたる大企業が早期退職者を募りました。

 

また、会社の業績不振でリストラとなった場合

自分にたいした技術や経験がなければ

間違いなく条件を落として転職せざるを得なくなります。

 

これら全ては実際に起こりうる事実であり

何があるか分からない時代だからこそ

自分の価値を高めて、いつでも転職できる状態にしておくべきです。

 

そして本書では、転職の重要性から

正しい転職方法について解説されています。

 

『転職の思考法』のまとめ

安定したいなら、市場価値を上げること

仮に会社を出ることになってもいい

いい転職先を見つけられる人材になるには、市場価値を上げることです。

 

市場価値とは、今働いている会社からの価値ではなく

市場全体、マーケット全体から見た価値のことです。

 

つまり自分の働いている会社だけでなく

他の会社から見ても魅力的な価値を持った人間になるべきということです。

 

例えばどんな商品でも売れる敏腕営業マンなら

今働いている会社以外でも活躍できます。

 

こういう人がまさに市場価値の高い人です。

 

多くの企業は高い給料を払ってでも

市場価値の高い人材を欲しがるので

市場価値を高めれば、いくらでもいい条件で転職できます。

 

逆に今働いている会社の中で評価が高くて

他の会社ではまったく通用しない人もいます。

 

例えば「誰よりも早くハンバーガーを作れる」や

「この会社にある特殊な機械を操作できる」などは

自分の会社では高く評価されるかもしれませんが

他の会社に転職するときは、まったく評価されません。

 

この場合は当たり前ですが

他の会社はその人を採用したがりません。

 

なので今の会社が潰れたりすると

今よりも条件を悪くして転職せざるを得ないということです。

 

市場価値の高い人材と低い人材の違いは

「上司を見て仕事をしたか、マーケット全体を見て仕事をしたか」という

視点の違いで差が生まれます。

 

その違いが長年積み重なった結果、大きな違いとなってしまいます。

 

なので、本当に安定したいのであれば

年齢とともに他の会社でも求められるような

スキルを身に付けて、市場価値の高い人材になる必要があります。

 

どこでも通用する「専門性」と「経験」を高める

市場価値を上げる方法は

他の会社でも通用する「専門性」と「経験」を持つことです。

 

専門性とは、営業やマーケティング、会計、

プログラミング、デザイン、ライティングなどです。

 

これらの専門性を身につけることができれば

ほとんどの会社で働くことができます。

 

「誰よりも早くハンバーガーを作れる」とかは

他の会社ではまったく通用しないスキルです。

 

このように市場価値を上げて、いつでも転職できる人材になるには

今の会社以外でも使える専門的なスキルが必要です。

 

とはいえ専門性のようなスキルは勉強すれば

ある程度獲得することが可能です。

 

そこでもう一つ大事なのは「経験」です。

 

「会社でプロジェクトリーダーをしていました」

「ヒット商品の商品開発をしていました」などの

経験がある人は市場価値が高くなります。

 

特に本書では、普通の人間こそ「経験」で勝負するべきと書かれています。

 

もしこの専門性と経験のどちらもなければ、良い条件での転職は難しいです。

 

もし今の会社で働いても経験が得られないのであれば

すぐに経験を積ませてくれる会社への転職がおすすめです。

 

このように年齢を重ねるごとに

他の会社でも通用する「経験と専門性」を身につけるべきです。

 

伸びている会社に所属する

市場価値を上げる1つの方法に

伸びている会社で働いていた経験があることです。

 

例えばよく分からない会社の営業よりも

「3年間リクルートで営業をしていました」と言われた方がすごく見えます。

 

他にも「サイバーエージェントで企画をしていました」

「Googleでエンジニアをしていました」という経験がある人を市場は高く評価します。

 

このように、まったく同じ能力の人が2人いたとしても

斜陽業界で働いている人よりも

伸びている会社で働いていた危険のある人の方が

他の会社から高く評価されます。

 

今後伸びていきそうな業界に転職して

その会社で専門性や経験を積むことが

市場価値を高められる最も有効な方法です。

 

今後成長する業界を探す

転職するべき業界とは、今後伸びていきそうな成長業界であり

伸び切っていて安定している業界ではありません。

 

例えば、トヨタやホンダなどの自動車業界をはじめ

テレビ局、新聞社、マスコミ、電力会社、NTTなど

既に伸び切っていて安定しすぎているところです。

 

このような大企業は、東大や早慶などのエリートが入る場所で

安定しているので、倍率もめちゃくちゃ高いです。

 

そこで普通の人は、あえて大企業ではなく

まだ伸びていないけど、これから伸びる可能性のある業界に狙いを定めることです。

 

このような会社には高学歴のエリートは来ないですし

人手不足のところも多いので

やる気と元気があれば採用されることも多いです。

 

さらに、これから成長していく業界は常に人手不足なので

入った社員はすぐに色々な経験を積ませてもらえます。

 

そして経験を積めれば専門性も身につくので

市場価値の高い人材になることができます。

 

そうなればどんなことがあっても、すぐに転職できます。

 

このようにお金を貰いながら

自分の専門性や経験を積ませてくれる成長業界の会社に

転職することが大正解なのです。

 

転職サイトで成長している業界を見つける

成長している業界や会社の見つけ方は

転職サイトの求人数でわかります。

 

成長している業界は、必ず求人数が増える傾向にあります。

 

求人数が多くなる理由としては

成長している業界には、多くのベンチャー企業が参入するからです。

 

そして多くのベンチャー企業が人を募集するので

成長している業界では、日々求人数が増えていきます。

 

例えば、現時点でリクナビNEXTで

「クラウド」と入力すれば9734件

「SaaS」と入力すれば3586件

「本屋」と入力すれば43件ヒットします。

 

この求人数からわかるのは

「クラウド」というワードが盛り上がっていることです。

 

逆に求人数が少ないものは成熟した業界です。

 

ただ1つのキーワードだけで成長業界を判断するのではなく

いろんなキーワードで調べてじっくりと考える方がいいです。

 

何度も何度も気になったキーワードを検索して

求人数が徐々に増えてきている業界に狙いを定めることです。

 

競合企業がほとんど伸びている業界

成長業界を見つけるポイントとして

競合企業も伸びている業界であるということです。

 

つまり一社だけが勝っている業界ではなく

その業界に携わるほとんどの会社が儲かっている業界を選ぶことです。

 

例えばアパレル業界はユニクロの大勝ちですが

その他の会社が勝っているわけではないので

アパレル業界は成長業界とは言えず、成熟した業界となります。

 

そしてそのような大勝ちしている会社に入ろうにも

応募者も多く、転職できる可能性は高くないです。

 

だから一社だけが勝っている業界ではなく

その業界に携わるほとんどの会社が勝っている業界を選ぶことです。

 

その業界に携わっている会社が軒並み成長していれば

取り敢えずたくさんの会社の中から1社に採用されればいいです。

 

このように転職するべき成長業界を見つけるには

「求人数が多いこと」と「その業界に携わっている会社が軒並み成長していること」の

2つの要素が揃っていることが重要です。

 

いつでも転職できるようにする

転職活動を開始する方法についてですが

それは今の会社に軸足を置きつつ、伸びそうな業界をチェックすることです。

 

つまり、今の会社で働きながら

次のイケてる業界に方向転換するための目星をつけておくことです。

 

今の会社で「ずっと安泰だ。」と考えて

専門性や経験を積まないでいると

10年後に会社が傾いて放り出された時に困ります。

 

1社にしがみつく時代は終わったので

いつ会社が潰れても転職できるように

伸びる業界や会社に目をつけておくべきです。

 

やりがいよりも優先すること

本書では「やりたいこと」を持つ必要もないし

無理に目指す必要もないと述べられています。

 

それよりも大事なことは

自分に小さな嘘をつかなくてもいい仕事を選ぶことです。

 

例えば、自社の商品をショボいと思っているのに

その商品を全力で推して、お客さんに売るということです。

 

自分の中で嘘をつきながら仕事をしていると

ほとんどの人が自分のことを嫌いになります。

 

仕事を好きになる必要はありませんが

嫌いになることは毎日が辛くなるのでよくないです。

 

本書では「自分が信じていないものを売る。これほど人の心を殺す行為はない」と書かれています。

 

なので、やりがいや好きなことを仕事に求めるのではなく

自分に小さな嘘をつかなくてもいい仕事を選ぶことが大事です。

 

自分にとってちょうどいい難易度の仕事を選ぶ

仕事に関わらず、全ての物事の楽しさは「難易度」で決まります。

 

例えばポケモンゲームで最初からレベル100で

どんな敵も一発で倒せてしまうとつまらないです。

 

反対にポケモンのレベルがレベル1から上がらず

どんな敵も倒せないのもつまらないです。

 

人が面白いと感じるのは、ギリギリ敵を倒せるくらいの難易度です。

 

これは仕事でも同じで、今の自分にとって

余裕でこなせる仕事は、余裕すぎるからつまらないですし

どれだけ頑張ってもクリアできない仕事は、大変過ぎてつまらないです。

 

人が面白いと感じるポイントは、なんとかこなせる難易度の仕事です。

 

何を難しいと感じて、何を簡単と感じるかは人それぞれです。

 

ここは自分の感覚でいいので

自分の能力でギリギリこなせる仕事ができる会社に転職することが大事です。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

転職するうえで大事な考え方やポイントが

わかりやすく解説された1冊です!

 

本書が気になる方は

是非手に取ってみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました