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『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』の要約について

本紹介

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、ロバート・ウォールディンガーさんとマーク・シュルツさんの

「グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない」について紹介をしていきます!

 

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『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』について 

本書の概要

本書はひとことで言うと、

人間関係を豊かにすることで、幸福度が上がる方法を教えてくれる1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・人間関係を豊かにしたい人

・充実した人生を送りたい人

・幸せになりたい人

 

誰もが不幸になりたいとは思っていません。

 

だから毎日頑張って生きていますが

思うような人生でなかったり、不幸な状況に陥って嘆く人も多いです。

 

前提として、もっとも幸福度影響を与える要因を知らない人も多いです。

 

それはお金でも社会的地位でもなく

豊かな人間関係だということが多くの研究でわかっています。

 

逆に人間関係が希薄だと不健康になり

短命となり、不幸を感じやすくなります。

 

実際に日本人の既婚者の寿命の中央値 は男性が81.1歳、女性が88.3歳ですが

未婚の場合は男性が67.3歳、女性が約81.1歳で亡くなっています。

 

女性は人間関係を分散して持っている傾向に対して

男性は職場だけの人間関係に依存しやすい傾向から

未婚と既婚によって大きく寿命が異なっています。

 

さらに50歳の時の人間関係の満足度が高い人ほど

精神的にも肉体的にも健康な80歳を迎えていました。

 

つまり健康長寿で幸せな日々を過ごしたいのであれば

人間関係を良好に保つ必要があるということです。

 

遺伝、性別、親、遺産、知性、才能、身長、顔に至るまで

私たちは多くの重要なことを自分の意思とは関係なく決まりますが

人間関係に関しては、自分が相手に興味を持って話しかけるかどうかの問題です。

 

なので本書では「幸せになるのに、遅すぎることはない」と定義しており

幸福度を上げるために、人間関係の大切さや作り方を教えてくれる1冊です。

 

『グッド・ライフ 幸せになるのに、遅すぎることはない』のまとめ

お金があれば幸せになれるわけではないが、不幸は避けられる

お金がなければ不幸を感じやすいのは事実です。

 

お金がないと、家賃、食費、高熱代、水道代などの

細々としたことにストレスを感じやすくなります。

 

さらに貧困状態になれば、病院に行けなかったり

年金の支払いが滞ったり、家賃が払えず家を追い出されたりして

犯罪に手を染めてしまうこともあります。

 

このようにお金がないことによって

尋常ではないくらいのストレスを感じ、人生が狂うこともあります。

 

だから不幸になりたくなければ

絶対にお金に困る状態にならないように注意する必要があります。

 

ですが、お金があればあるほど幸せを感じるわけでもありません。

 

有名な話ですが、ノーベル経済学賞を受賞した

心理学者のダニエル・カーネマンは

「年収約800万円までは幸福度があがる」と述べています。

 

逆に800万円を超えてくると、幸福度が高まらないことも分かっています。

 

とは言え、年収800万円を目指すのは大変なことであり

目指そうと思えば、普通のサラリーマンでは難しく

フリーランスや経営者になる必要も出てきますが

それはそれで不安定な世界でリスクがあります。

 

また仕事ばかりしすぎて、他の幸せに要素である

健康、恋愛、人間関係、家族との時間をおろそかにして

孤独な老後を過ごしてしまう人も多いです。

 

また年収は数字で表れるため

他人と比べて劣等感を抱きやすいです。

 

幸福度を継続させたいのであれば

たとえ自分の方が優れていたとしても

誰かと比べないことが大事になります。

 

一方で、人間関係は他人と比べにくいです。

 

つまりお金で困らないように

普通に生活ができる年収450万円くらいを目指して

将来お金に困らないように貯めながら

あとは人間関係を作るというのが、多くの人にとっての最適解といえます。

 

孤独は痛みである

孤独は身体に物理的な影響を与えます。

 

実際に孤独感があると痛みに敏感になり

免疫力が弱まり、脳機能が低下し

睡眠の質が悪くなり、疲労感やストレスが増すようになります。

 

実際に人間関係と死亡リスクの関連性を調べた研究では

他者とのつながりが最も少ない人の死亡率は

つながりが最も多い人に比べて

男性で2.3倍、女性で2.8倍も高いことが分かりました。

 

つまり孤独な人とそうでない人では

生存率が50%も違ってくるということです。

 

私たちが孤独に弱い理由の答えとしては

太古の昔、ホモ・サピエンスの頃にあります。

 

その頃は安全な住居もなく、周りに猛獣が当たり前のようにいたので

1人で過ごすということは、死を意味していました。

 

そのため人は社会的な生き物になり

大変な時期を他人と協力して乗り切り

1人でいるときよりも、多くの人といるときに

心の平穏を感じるようになりました。

 

そのため孤独感とは身体の中で

「このままだと死ぬぞ!」という警報のようなものです。

 

一方で、他人との交流は痛みを和らげる効果があり

孤独が消えて、守られているという感覚が生まれます。

 

一般的に病気や怪我で身体の痛みがあると

気分はどうしても落ち込んでしまいますが

それでも仲の良い人と一緒に過ごすと

気分の浮き沈みが穏やかになり

幸福度がそこまで下がらないことも分かっています。

 

このように人間関係が豊富であると

精神的な苦痛を和らげられるということです。

 

スクロールをやめて、相手に注意を向ける

人間関係を作るときに意識することとして

スクロールをやめて、相手に注意を向けるということです。

 

私たちは昔と比べると、働く時間が減っているのにも関わらず

人間関係が希薄になっています。

 

その理由は、注意を向けるものが増えたからです。

 

主にスマホやPCが原因であり

人との連絡はLINEでよくなり、会話もZOOMでよくなり

目の前の話を聞くよりも、動画を見ていた方が面白く

SNSでは刺激的なニュースで溢れています。

 

さまざまな物事が私たちの注意をひくようになり

友達とリアルで会っているにもかかわらず

目の前でスマホをいじる人もいます。

 

目の前の人にそれをされると

自分といるのに自分以外のものに、注意を向けられている状態です。

 

また、相手が自分に関心を向けてもらえると嬉しく思います。

 

つまり、スマホをいじらずに

目の前の人に注意を向けるべきということです。

 

話しかけないよりも話しかけた方が良い

友達を作るときは誰かに話しかけることが大事ですが

大体の人は「見知らぬ人に話しかけると、無視されたり不快な思いをする」と予想します。

 

だから多くの人は見知らぬ人に話しかけるよりも

黙って過ごすという行動をとります。

 

ですが、それでも自分から率先して

話しかけた方がいいことがわかっています。

 

実際にシカゴ大学で行われた通勤電車を舞台とした実験では

「見知らぬ人と話す」と「誰にも話しかけない」という2つの方法を

多くの被験者に試してもらい、その後の気分を調査しました。

 

すると通勤電車で隣の人に話しかけた被験者の大半は

普段の通勤よりもいい気分になっており

話しかけられた人も気分がよくなっていました。

 

私たちは、人にあまり気軽に話しかけない方がいいと思っていますが

それは思い込みであり、実は話しかけた方がいいです。

 

小さなコミュニケーションすら気分を高められるので

話しかけるだけで、一気に人と親しくなることもあります。

 

人間関係はほったらかしでは構築できない

人間関係は植物のようなもので、放っておいて育つものではなく

放っておくと干からびてしまいます。

 

実際にしばらく会わなくなった人と

そのまま疎遠になった経験が誰にもあるはずです。

 

つまり人間関係を維持するには

定期的に相手に注意を向ける必要があります。

 

そのためたまには「BBQしない??」などの

理由はなんでもいいので大事な恋人や友達、家族などを

定期的に誘ってみる必要があります。

 

「自分なんかが誘っていいのかな?」と

不安になる気持ちもわかりますが

誘われた側は案外嬉しく思うので

自分から積極的に人間関係を維持することが大切です。

 

仕事のし過ぎで人間関係をおろそかにしない

人生の大半を仕事に費やして

仕事が生きがいになっている人も多いです。

 

しかしよくある話ですが、死に際になって

「もっと働けばよかった」と思う人はいないです。

 

むしろ「もっと家族と一緒に過ごせばよかった」

「もっと子供と一緒に過ごせばよかった」

「仕事に人生を捧げすぎた」と後悔する人は多いです。

 

それに仕事ばかりしていた人が定年退職をして

日常生活の大半を占めていた仕事がなくなると

人間関係もやることも無くなり、一気に孤立することが多いです。

 

本書では「引退生活が充実している人は

職場以外で新しい仲間を見つけていた」と書かれています。

 

そういう意味では、職場だけの人間関係に固執せず

趣味などを通じて、幅広く人間関係を持っておいた方がいいです。

 

また、それができなくて孤独な老後を過ごす場合は

老後もなんでもいいから仕事をすることが大事です。

 

仕事をしていれば、必ず人間関係が生まれて

コミュニケーションも増えますし、お金も貰えます。

 

とはいえ、病気でいつ働けなくなるかわからないので

引退した後のことを考えて

新たな生きがいや趣味の友達を見つけるなどの

努力をしておくことは大切です。

 

人生を支えてくれる10人を把握する

人間関係を保つには、定期的なメンテナンスが必要なので

友達を100人も作っている場合ではないです。

 

そこでまずは「自分の人生には誰がいるか?」を考えて

10人を紙に書き出してみることです。

 

そしてその人間関係を大事にして

さらに小さな人間関係も増やしていきます。

 

本書では「他者との交流の頻度と質こそ、幸福のポイント」と書かれています。

 

つまり仲の良い人とたくさん会える人ほど

幸せになりやすいということです。

 

とはいえ、そこまで仲が良くない人との関係を断ち切るべきではなく

何かのきっかけでぐっと仲良くなる可能性もあります。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

他にもいい人間関係を築いていく重要さや方法が

多数紹介されていました!

 

本書が気になる方は

是非本書を手に取ってみてください!

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