こんにちは!しょーてぃーです!
今回は、三戸 政和さんの
「サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい」について紹介をしていきます!
『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』について
本書の概要
本書はひとことで言うと
サラリーマンが小さな会社を買うメリットを教えてくれる1冊です。
本書をオススメしたい人
・サラリーマンの人
・起業をしたいと考えている人
・会社を買うことに興味がある人
将来的に飲食店開業や起業を夢に見ているサラリーマンは多いと思います。
しかし現実は地獄であり、飲食・宿泊業の廃業率は20%であることや
起業して10年後に残っている会社は5%しかない状況です。
本書では起業よりも既存の会社を買って
社長になることを強く推奨している1冊であり
小さな会社を買うメリットを
サラリーマンならではの強みもあわせて書かれた1冊です。
『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』のまとめ
第1章 だから、起業はやめておきなさい
この章ではサラリーマンが起業を選ぶ前に
個人M&A(合併および買収)という
別のアプローチを検討すべき理由について説明されています。
起業は大きなリスクを伴うことがあり、多くの新興企業が失敗します。
資産を失うことや多額の借金を背負う可能性があるため、
リスクを最小限に抑える方法を模索する必要があります。
また個人M&Aのメリットとしては
既存の小さな会社を買収するアプローチであり
既に確立されたビジネスモデルや
収益源を持つ企業を手に入れることができます。
これにより、新たにビジネスを立ち上げるよりも
安定した収益を得る可能性が高まります。
さらに資産の最適活用という観点からのメリットがあります。
サラリーマンは長年にわたって貯蓄を積み上げてきた可能性があり
これらの資産を起業に注ぎ込むことなく、
個人M&Aを通じて最適に活用できると説明されています。
そして、サラリーマンは職業経験を活かし、
個人M&Aを通じて既存の会社を成功に導く可能性が高いと強調されています。
起業と個人M&Aの比較を通じて
読者に起業を選ぶ前に検討すべき事項を考えさせ
個人M&Aの魅力とメリットを示しています。
第2章 飲食店経営に手を出したら「地獄」が待っている
この章では、飲食店経営についてのリスクと
厳しい現実に焦点を当てて説明されています。
まず飲食店経営が、一般的に厳しいビジネスであることが強調されています。
なぜなら競争が激しく、成功するためには多くの努力と専門知識が必要です。
飲食業界はしばしば人手不足に悩まされ、
労働問題が発生しやすい状況にあります。
そのため労働者の確保やスタッフの管理は大きな課題となります。
また、食店経営者は食材の調達と品質管理に慎重に取り組む必要があり、
これらのプロセスをうまくコントロールすることが必要です。
そして飲食店は長時間の営業が求められることが多く、
経営者や従業員は多くの時間を店舗に費やすことになります。
これは家庭との両立を難しくする要因となり得ます。
さらに飲食店経営には資本投資が必要であり、
経済的リスクが高い場合があります。
失敗すると多額の損失が発生する可能性があることが強調されています。
飲食店経営が多くの難しさやリスクを伴うことを認識したうえで
特に起業を考える際には、慎重な検討が必要であることがおすすめです。
また、個人M&Aを通じて既存の会社を買収するアプローチが、
飲食店経営よりも安定性と成功の機会を提供する可能性が高いことも述べられています。
第3章 中小企業を個人買収せよ
この章では、中小企業を個人が買収するメリットと
アプローチに焦点を当てて説明されています。
まず中小企業を個人が買収することの魅力がたくさんあります。
中小企業は既に収益を上げ、安定している場合が多く、
そのビジネスモデルを引き継ぐことで、安定的な収入を得る機会があります。
中小企業を買収するためには、
適切なターゲット企業を見つけて交渉を行うスキルが必要です。
また、買収に必要な資金を調達し、法的手続きを正確に行うことが不可欠です。
さらにサラリーマンは長年の経験とスキルを活かして
買収した中小企業を成功に導くことができます。
経営スキルを生かすことで、、企業の成長と収益の向上が期待できます。
また、買収においては専門知識を持つパートナーとの協力が
重要であることが強調されています。
弁護士、会計士、ビジネスコンサルタントなどの
専門家と連携することで、買収する成功確率が高くなります。
本章では、中小企業を個人が買収し、成功を収めた実際の事例が紹介されていて
その成功要因やアプローチが解説されています。
このように中小企業の個人M&Aが
サラリーマンにとって魅力的な選択肢であり、
経済的な安定を追求するための方法です。
第4章 100万の中小企業が後継社長を探している!
この章では、中小企業が後継社長を探している現実と、
それが個人M&Aの機会を提供することに焦点を当てて説明されています。
まず多くの中小企業が、後継社長を見つけるのに苦労しています。
経営者の高齢化や家族経営の企業での
後継者不足が問題となっています。
後継社長を探している中小企業は、買収者を求めており、
資本家として新しいオーナーを受け入れる準備が整っていることが多いです。
これは個人M&Aの機会として捉えることができます。
そしてサラリーマンは、自身の経験やスキルを生かして
中小企業の後継社長として成功する可能性があります。
継承者として採用されることで、
企業を発展させ、成長させるチャンスが提供されます。
さらに後継社長としての個人と中小企業を結びつけるための
オンラインプラットフォームやサービスが存在することが紹介されています。
これらのプラットフォームを活用することで、
適切な中小企業を見つける手助けができます。
つまり中小企業が後継社長を探しており、
その需要が個人M&Aの機会となります。
第5章 「大廃業時代」はサラリーマンの大チャンス
この章では、大手企業の廃業やリストラが進む現代のビジネス環境において
サラリーマンにとってのビジネスチャンスがあることが説明されています。
まず大手企業が組織の再編やコスト削減のために
事業部門を売却したり、廃業したりしている現実が取り上げられています。
これにより、多くのビジネスチャンスが生まれています。
サラリーマンは、大手企業から独立して自身の事業を立ち上げる機会や、
廃業した企業を買収する機会を捉えることができます。
つまり、自身の経験やスキルを活かして
新たなビジネスの成功に挑戦することができます。
サラリーマンが資本家としての視点を持つことで
リスクを管理するスキルを持っているので
経済的な安定を追求するための方法を見つけることができます。
また、ビジネス環境は変化し続けており
サラリーマンは柔軟性を持って変化に適応し
新しいビジネスチャンスを探す必要があると指摘されています。
つまり、大手企業の廃業やリストラが進む現代において
サラリーマンは資本家としての視点を持ち
ビジネスチャンスを追求する大きな機会があります。
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
会社を買うという今まで聞かなかった手段の
合理性とメリットをよく理解できる1冊でした!
本書が気になる方は
是非手に取ってみてください!
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