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『立ち止まっても休んでもいい 自分を取り戻すゆるい逃げ方』の要約

本紹介

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、中島輝さんの

『立ち止まっても休んでもいい 自分を取り戻すゆるい逃げ方』

について紹介をしていきます!

 

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『立ち止まっても休んでもいい 自分を取り戻すゆるい逃げ方』について 

本書の概要

本書はひとことで言うと

自分を取り戻すための逃げ方

教えてくれる1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・生きづらさを感じている人

・自分を見失っている人

・今の環境から逃げ出したい人

 

「逃げる」と聞けば

一般的にマイナスなイメージを

持たれることが多いです。

 

私たち日本人は子供のときから

苦しいことや辛いことから

逃げることは悪いことで

立ち向かって乗り越えるべき

言われて育ってきました。

 

しかし、そういう思い込みから

自分を追い詰める人や

苦しい場所から逃げ出せずに

身動きが取れない状態で苦しむ人もいます。

 

そして、何かあった時のために

逃げ方を知っておくことは

自分の身を守るために大切なことです。

 

本書では、人生に生きづらさを感じている人や

我慢ばかりしていて

本当の自分を見失っている人に向けて

そこから逃げるテクニックが

分かりやすく解説されています。

 

『立ち止まっても休んでもいい 自分を取り戻すゆるい逃げ方』のまとめ

逃げられないのではなく、逃げないだけ

そもそも人間は

自分の生命に危機が迫ったとき

それを回避する能力を備えています。

 

しかし実際は

つらくて苦しい状況から逃げられずに

身体を壊したり、自ら命を絶つ人もいます。

 

周りから見れば

そこまで辛いなら逃げたらいいのにと思いますが

追い込まれてしまう人は

そこに自分の身体や命よりも

大事なものがあると信じ込んでしまい

逃げ出すことができなくなっています。

 

つまり、逃げられないのではなく

逃げないことを無意識に選んでいます。

 

そして逃げられない人は

周りに合わせて生きている傾向があります。

 

職場や友人の集まりなどで

「自分が何か言えば問題が出そうだから

我慢して何も言わないでおこう」と考えることが多いです。

 

周りに合わせて生きている人は

基本的に周囲に信頼し、依存しているので

家族や友人、職場の人から

理不尽な扱いを受けても我慢し続けます。

 

・会社を辞めても再就職できない

・離婚したら世間体が悪くなる

・家族に迷惑をかけたくない など

どの理由も論理的でなく

目の前の問題から目を逸らすための言い訳です。

 

なので実は多くの人が

自分の意思で「逃げない」ことを選んでおり

実際に「逃げられない」わけではないのです。

 

なんでも決めつけない

逃げられない人が逃げるためには

まず、決めつけないことです。

 

人間は多面的な性格であり

一面から見える性格がその人の全てではなく

顔は笑っているけど、心は泣いていたり

怒った顔でも、心は愛情に溢れていたりします。

 

しかし逃げられない人は

自分はこういう人間だと決めつけることが多いです。

 

「私は責任感が強い」

「自分は人に迷惑をかけない人間だ」など

本来、多面的なはずなのに

自分はこういう人間だと単純化して

その通りに振る舞おうとします。

 

その結果、現実との間で矛盾が起きたときに

柔軟な対応ができなくなります。

 

・疲れたなんて甘えたこと言えない

・会社を辞めることは無責任だ

そんな風に自分の行動を決めつければ

どんどん逃げ道がなくなってしまい

最終的に逃げられなくなります。

 

人間は見る角度によって様々に変化するので

「自分は〇〇だ!」と決めつけずに

「自分には〇〇な部分もある」くらいに

思っておくことが丁度いいです。

 

このように、どんなことも起こり得ると理解することで

もっと楽に生きることができます。

 

いつもと視点を変える

心理手法の1つに

「リフレーミング」というものがあります。

 

例えば、コップに水が半分入っていたとします。

これを見て「半分しか水が入っていない」と捉えるか

「半分も水が入っている」と捉えるかは見る人次第です。

 

つまり見る人が変われば、物の捉え方も変わります。

 

逃げられないと感じる人は

逃げられない枠組みを作って物事を見ているので

逃げられないと感じます。

 

だからこそ、枠組みを変えて視点を変えれば

逃げられないという気持ちを変えることができます。

 

そして、その枠組みを変えるには

自分の立場を変えて考えることで

フレームは変えることができます。

 

夫の立場で考えたり

上司の立場になって考えてみたりです。

 

今仕事で追い詰められている人は

「自分が頑張らないと!」という責任者の立場から

チームメンバーのうちの1人という視点に変えることで

1人で全てを請け負う必要がないことに気付き

周りに助けを求めやすくなります。

 

また、会社を辞めた時の

デメリットばかり考えてしまう人は

メリットについても考えてみると視点が変わります。

 

このように視点を変えることで

逃げられないという気持ちを変えられますし

人生も変わっていきます。

 

断捨離で心の中を整理する

逃げられない人の心は

自分が本当に必要なものが

すぐに見つからない、散らかった状態です。

 

逃げられない人は

他人に合わせて生きているので

いろんな情報が入ってきてしまい

妄想が常に頭の中で渦いています。

 

何が自分にとって必要な情報かが

訳分からなくなっている人もいます。

 

職場の人間関係を気にし過ぎて

上司や同僚に少し冷たい態度をとられると

「自分は嫌われているでは?」と不安になったりします。

 

相手も人間なので

機嫌の良し悪しは必ずありますし

そもそも職場なら仕事をしに来ているので

上司や同僚の評価は仕事上でして貰えばいいです。

 

しかし、いかに嫌われないで生きるか

周りから承認されて生きるかに囚われている人は

余計な情報や妄想で

頭の中がいっぱいになります。

 

このような状態になっている人は

自分にとって今必要なことを考えて

心の中に何を残すかを選ぶようにします。

 

心の中でどう思おうが

相手の性格や自分に対する評価は変わらないので

そういう余計なものはさっさと手放します。

 

実際に心の中から情報や思いを

完全に除去することは難しいので

「〇〇について考えることをやめます!」と

声に出して宣言することで

高い効果を得られます。

 

「すべき」より「したい」で生きる

自分を追い込んでしまう人は

「〜べき」という言葉を多用する傾向があります。

 

「〜すべき 」

「〜するのが当然」

などの言葉は、自分への期待値を上げてしまい

期待値をクリアできなければ

更に追い込んでしまう結果、自分の足枷になる言葉です。

 

著者がカウンセリングした人に

「〜べき」を多用する完璧主義者の人がいました。

 

自分の仕事を他人に振ろうとしても

仕事に対するハードルが高いので

他人に任せられずに、結局抱え込んでしまい

日々の業務に支障をきたしてしまいました。

 

その結果、上司からの評価は下がり給料も減ったうえに

以前からのストレスで蕁麻疹が身体中にできて

仕事を辞めることになりました。

 

仕事を変えてからは以前のように

「〜べき」という言葉を使わなくなり

身体の調子がとても良くなりました。

 

他人からの評価が気になるので

仕事に対して高いレベルを要求しており

誰からも好かれたいので自分に対しても

非常に高いハードルを設定して

「こうあるべき」と考えていました。

 

ですが実際は「〜べき」の姿勢が

自分自身を苦しめ、仕事を辞めることになりました。

 

もし自分が普段から

相手の顔色を伺う傾向があれば要注意です。

 

周りからよく見られるために

「〜べき」と考えるのはやめて

自分が本当にやりたいこと

いわば「〜したい」を大切に生きることが重要です。

 

もっと人に頼っていい

逃げられない人のほとんどが

人に助けを求めることが苦手です。

 

それは小さい頃から

「人に迷惑をかけてはいけない」という

信念を刷り込まれているからです。

 

確かに自立して生きることは大切ですが

それは人の頼らないことではないです。

 

そもそも人間は1人で生きていけず

どんな人でも必ず、誰かの助けを借りて生きています。

なので、もっと人に頼っていいのです。

 

大人同士の人間関係の基本は助け合いです。

こまった時はお互い様という言葉のように

頼ることもできますし

頼られた時は力になれることが、人間にはできます。

 

相手の負担になると悪いや

嫌がられるのではないかと考えれば考えるほど

助けを求める時にストレスになります。

 

ですが、助けを求められて助けるかどうかは

相手の問題ですので

助けを求める側は気にしなくていいです。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

本書を通じて

辛いことや苦しいことから

想像以上に簡単に逃げられることを理解しました。

 

本書が気になる方は

是非手に取ってみてください!

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