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『夢と金』の要約について

ビジネス

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、西野亮廣さんの

『夢と金』について紹介をしていきます!

 

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『夢と金』について 

本書の概要

本書はひとことで言うと

夢を追うにはお金が必要だという現実を

教えてくれる1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・お金について学びたい人

・夢とお金の関係を知りたい人

・西野亮廣さんが好きな人

 

「夢かお金どっちを取る?」という議論をする人がいますが

自分のやりたいことである夢とお金は相反しません。

 

寧ろ、夢とお金はセットであり

お金が尽きると夢が尽きるので

夢だけを選ぶことは不可能です。

 

コナンの映画もお金を稼げないなら

毎年新作を制作することはできませんし

ポケモンゲームもお金が稼げないなら新作は出ません。

 

なので夢を持っている人ほど

お金の問題から目を背けることなく

真正面からお金を直視しないといけません。

 

しかし今の日本では

「お金の話は御法度」

「お金を稼ぐことははしたない」と考える風潮があります。

 

ですが、このような考えをしている人は

暗に「夢を諦めろ」と言っているに等しいです。

 

仮に自分がやりたいことをやって生きたいなら

まずは「お金を稼ぐ=汚いこと」と考えている人とは距離をとり

地に足をつけてお金の知識を身につける必要があります。

 

本書では、芸人だけでなく

絵本作家や映画監督・ミュージカル・

NFT・クラウドファンディングなど

多岐にわたる活動で活躍した著者による

夢とお金について解説された1冊です。

 

『夢と金』のまとめ

お金がないから夢を諦めたり、死を選ぶ

日本ではまだ「お金の話は汚い」と思っている人は多いです。

 

もし、この考えを信じてしまうと

自分の周りの友人や恋人だけでなく

自分自身もお金が稼げなくなってしまいます。

 

当然お金が尽きると夢は尽きてしまい

夢が途絶えた人は、犯罪に手を染めたり自殺する人もいます。

 

実際に日本の自殺率は世界8位であり

先進国の中ではぶっちぎりの1位です。

 

また、犯罪の動機で

「お金がなかったから」という理由が第2位です。

 

つまり私たちは、お金が回らなくなると

自殺や犯罪を選ぶ可能性が高くなります。

 

「お金を稼ぐ=汚い」と思い込んで

お金を稼ぐ人のことを悪く思うほど

知らず知らずのうちに誰かの夢を潰して

日本の自殺率と犯罪率の向上に貢献しています。

 

またお金が回らなくなると

サービスが低下して事故が起こりやすくなります。

 

本書ではその例として

知床緩行線沈没事件を挙げています。

 

この事件は、2022年4月23日に

観光船が知床半島で沈没したことで

乗客乗員合わせて26名死亡し、

事故の原因が「整備不良や無理な運行」でした。

 

そして整備不良のまま海に出た理由は

無理な運行を続けなければならなかった原因に辿り着き

それはお金がなかったからです。

 

なのでまずは自分が「お金を稼ぐ=汚い」という思いを持たずに

そう思う人からは距離を取るべきです。

 

大きい利益をどう出すのか?

自分がやりたいことや

これで生きていきたいと思える仕事を続けるには

お金がたくさん必要です。

 

お金をたくさん手にするには

できるだけ自分の売っている商品を

高い値段で売って、誰かに買ってもらう必要があります。

 

人によって違いますが

美容師であればカットやパーマ・カラーが商品であり

エンジニアであれば自分の技術が商品です。

 

それらの商品を相場の値段よりも

高い値段で売って、しっかりと利益を出せば

自分のやりたいことを長く続けられます。

 

また、一等地にお店を出すことや賃上げもでき

犯罪や自殺・事故も減ります。

 

このように自分の商品を高い値段で売れれば

何もかもがうまく回ります。

 

さらに日本は人口減少していることから

薄利多売のビジネスが成立しなくなっています。

 

そして、多くの商品の中で自分の商品を

高い値段で売ることができるのかが

これが本書のメインテーマです。

 

「良いもの=売れる」ではない

高い値段で商品を売るには

他との違いを作る必要があります。

 

そして多くの人は他との違いを

性能や機能、技術でつけようと必死になります。

 

ラーメン屋であれば美味しさを磨こうとしますし

動画編集者は編集技術を磨こうとして

他の商品と差別化をしようとします。

 

商品の質や技術、性能を上げることは大事ですが

これらの努力では、商品を高い値段で買ってもらえません。

 

なぜなら大体のものは

既にハイスペックに達しているからです。

 

そこで「ハイスペック」と「オーバースペック」の違いが重要になります。

 

ハイスペックはお客さんが満足する質の高さに対して

オーバースペックはそれを越えて

お客さんにはよくわからないレベルの高さです。

 

例えばラーメンであれば、65点→85点へ味が変わると

お客さんはその違いがよく分かります。

 

これはハイスペックになったからであり

そのため、この質であれば

200円多く出す価値があると思えます。

 

しかし85点の味を数年かけて90点にしても

お客さんにはその違いがよく分からないので

値段を上げることができません。

 

なぜならハイスペックからオーバースペックになって

違いがわからなくなったからです。

 

スマホの性能の良さもこれ以上良くなっても

私たちは違いを感じ取れません。

 

なので、これ以上性能が上がっても

高い値段でスマホを買う気になりません。

 

それにも関わらず多くの人は

ハイスペックに達している商品の質を

さらに高めようと必死になって

お金や時間を浪費してしまいます。

 

ちなみに本書では

「2023年、あらゆるサービスはハイスペックになっている。」と書かれています。

 

このようにハイスペックの商品が多く出回る世界で

自分の商品と他人の商品の差を

性能や質、技術で作ることは難しいです。

 

そして、できたところで自分の商品を

高い値段で売ることはできません。

 

機能ではなく意味を売る

「意味」とは大きく分けて2つあります。

 

それはその商品を買うことで

「ドヤれること」か「応援できること」の2つです。

 

ドヤれるというのは

その商品を持っているだけで

「これ持っている俺どう?」と自慢できる商品です。

 

ルイヴィトンのバッグやロレックスの時計のように

周りの人に対して自分は

「高いバッグや時計を買えるくらい豊かでオシャレ」という意味です。

 

このようにドヤれる商品には

相手に自分の豊かさをそれとなく気付かせる意味があります。

 

ここで重要なのは、このようなブランド品は

技術や機能も素晴らしいですが

別にそこで売っているわけではないことです。

 

むしろ性能や質の良さで売っていれば

他のメーカーがブランド品と同じ素材で作れば

高い値段で売れるはずです。

 

しかし実際はそうではなく

ブランドのない素材だけの商品は売れません。

 

なぜなら多くの人はそのような商品を知らず

持っていても「珍しいな」と思われるだけで

自慢もドヤることもできません。

 

性能や機能で差がつかない現代で

大事なのは意味を売ることです。

 

商品ではなく人で選ぶ

「意味」のうちもう一つの「応援できること」ですが

これは自分のファンになってもらって

応援してもらうことで高い値段で商品を売る方法です。

 

例えば、アイドルやアーティストのグッズは

それを買うことで、応援しているという意味が生まれるので

多くのファンはグッズを買います。

 

ただのタオルやうちわであれば

200円程度の価値しかありませんが

「応援」という意味がつくだけで

1000円・2000円で売ることができます。

 

つまりそのタオルの値段には

「タオル代+応援代」が含まれています。

 

人は応援したい人の商品なら

高い値段を払ってでも買います。

 

また、家の近所のカフェが

スタバ・サンマルク・タリーズの3つあるとして

どこも同じようなコーヒーを

ほぼ同じ値段で提供しています。

 

ですがこの中から1つ選ぶ場合

気持ちいい対応をしてくれる店員さんや

仲良くなった店員さんがいるカフェに行こうと思います。

 

このようにほとんど機能に差がつかなくなると

商品ではなく、それを売っている人で

買うか買わないかを選ぶようになります。

 

自分以外の何かに働かせる

さらに経済的に余裕を作るためには

自分以外の何かに働かせるという意識を持つことです。

 

なぜなら自分の労働力に頼ると

生み出せるお金に限界があります。

 

人間には1日24時間しかなく

そこから睡眠時間や食事の時間を削ると

1日に働けるのは多くても12時間くらいです。

 

時給が1500円であれば12時間働くと

18,000円が1日で稼げるお金の限界です。

 

そして自分だけが働いていれば

どう頑張っても1ヶ月に稼げるのは54万円くらいです。

 

その限界を突破して夢を追い続けるには

「商品を高い値段で売る」以外に

「自分以外の何かに働いてもらう」という意識が重要です。

 

アプリやサイト・動画・家・株など

自分以外の何かに働いてもらう方法は色々あります。

 

本書では家について書かれています。

 

新築マンションの値段は

首都圏だと4900万円くらいします。

 

マイホームが高い理由は

資材をたくさん使っているわけでも

大工さんをたくさん雇っているわけでもなく

家が稼がないからです。

 

10億円の家でも10年で10億円を稼ぐなら

その家はチロルチョコより安いです。

 

なのでどうせ大金で家を建てるなら

「どうすれば家に働かせることができるか」を

頭の片隅で考えることが大事です。

 

著者は2拠点生活のため、家を空けることが多く

空いている日をレンタルスペースとして貸し出しています。

 

そうすることで自分が家を離れていても

家に働かせることができています。

 

売上より利益を優先する

つい売り上げを意識して

経費をかなり使う経営者は多いそうです。

 

ですが大事なのは、売上から経費を引いて

税金を払った後に手元に残る利益です。

 

レンタルスペースで貸すとき普通は

普通であれば受付やごみの清掃

電話対応などをする人を雇う必要があります。

 

しかし正社員を雇えば

毎月30万円ほどは経費として出てしまい

利益を出しづらくなります。

 

そこで著者は、人を雇わずに

ECサイトを活用して、365個の商品を並べて

購入者にレンタルスペースに入るための暗証番号を送り

ゴミ箱を置かず、各自で持ち帰りというルールにしました。

 

もちろんこれが嫌いな人もいますが

それはそれで良く、

なぜならほぼゼロコストで利益を出せるからです。

 

対象とするお客さんを絞って

売り上げを捨てても利益を取るスタンスが大事です。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

他にもブランドの作り方やファンの作り方などをはじめ

お金についてかなり詳しく書かれています。

 

本書が気になる方は

是非手に取ってみてください!

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