こんにちは!しょーてぃーです!
今回は、中桐 啓貴さんの
『日本一カンタンな「投資」と「お金」の本』について紹介をしていきます!
『日本一カンタンな「投資」と「お金」の本』について
本書の概要
本書はひとことで言うと
資本主義の仕組みがわかり、長期投資の魅力を実感できる1冊です。
本書をオススメしたい人
- 投資初心者。
- 投資で失敗して心が折れかけている人。
- 投資とお金について気軽に知りたい人
本書は株で大損した30歳のサラリーマン・隆一が、
新橋の日比谷神社横の地下室で現れた「先生」と出会い、
投資の基礎から実践までを学んでいく物語形式の投資入門書です。
2018年に楽天証券のWEBメディア「トウシル」で7ヶ月にわたり全25回連載され、
約12万人に読まれた人気小説を大幅加筆して書籍化されたもので、
初心者でも理解しやすい語り口が特徴です。
内容は、資本主義経済下で株式市場が成長する仕組み
(例えば1ドルが60万ドルになる例など)やバブルのメカニズム、
行動経済学的な市場心理を紹介しつつ、
投資の本質や長期分散投資の重要性を順序立てて解説します。
また、iDeCo・NISAの具体的な使い方や低コストファンドの選び方、
50歳から投資を始めて70歳で5000万円を目指す例、
60歳からでも1億円をつくるシミュレーションなど、
実践的な資産形成方法も豊富に盛り込まれています。
『日本一カンタンな「投資」と「お金」の本』のまとめ
本書は、30歳のスポーツ用品営業マン・隆一が株で大損したことをきっかけに、
日比谷神社横の地下室で「先生」に投資を学ぶという小説形式の入門書です。
著者は独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)として1万件以上の実績を持ち、
本書では「一番シンプルな方法が一番儲かる」という
初心者に優しいメッセージをわかりやすく伝えています。
たとえば、複雑な用語を避け対話形式で解説するなど、
まったく投資経験のない人でも取り組みやすい構成になっていることが特徴です。
本書は大きく2部構成になっており、
第1部「マインド編」で投資の基本的な考え方・市場の仕組みを学び、
第2部「ノウハウ編」で具体的な資産形成方法を学べるようになっています。
第1部は小説仕立てのチャプター1~5からなり
投資とトレードの違い、資本主義経済の力、バブルと投資の関係、
感情コントロールの重要性、長期投資の真の強さなどを、主人公の心の変化と共に学びを深めます。
一方、第2部では「世界株式型インデックスファンド投資」や
「低コストな投資信託選び」「iDeCo・NISAの節税効果」
「50歳からでも5000万円をつくる積立投資」「60歳以降のリスク抑制運用」
「信頼できるアドバイザー相談」「厳選10本の長期推奨ファンド」など、
具体的で実践的な方法が章立てで解説されています。
マインド編の主な学び
第1部では、投資初心者がつまずきやすい認識や心理を物語を通じて解消します。
第1章では「投資とトレードの違い」「金持ちはどう株式で資産を増やしているか」などを扱い、
そもそも投資で儲けるために大切な心構えを学びます。
第2章では「1ドルが60万ドルに化ける資本主義のパワー」を例に、
複利効果や市場経済の仕組みを解説します
(例えば、広く分散投資すれば社会の成長と共に資産が増えるという考え方)。
また「投資で儲けたお金は汚いか?」という問いを取り上げ、
投資はギャンブルではなく社会の成長に資する行為であり、
投資でお金を働かせて得た収益も労働所得と同じ価値があることを強調します。
第3章では「バブルと投資の関係」を扱い、市場の過熱・崩壊のメカニズムや、
長期的に見れば株価は上がるという事実を解説します。
特に、マグロの価格高騰を例に非合理なバブルの仕組みを説き、
「今高いからダメ」ではなく全体相場の流れを理解することの重要性を示しています。
第4章では人間の心理面に焦点を当て、
アンカリング効果や過度な楽観主義など行動バイアスの解説を通じて
「感情を整えれば投資の勝率が上がる」ことを伝えます。
第5章では「長期投資が最も優れた手法である理由」を証明します。
ここでは「猿がダーツで無作為に選んだポートフォリオと
プロの運用成績に差がなかった」という実験を紹介し、
誰でも体系的に分散投資すれば長期で成果が出ることを説得力ある例えで示しています。
ノウハウ編の主なポイント
第2部では、具体的に実行すべき方法が7つの項目に分けて紹介されています。
主なポイントは次の通りです。
- 世界株式型インデックスファンドへの投資:世界全体に分散投資するインデックスファンドを活用し、市場平均のリターンを目指します。
- 低コストなファンドの選択:ファンドの信託報酬(手数料)を抑えることで、長期的なリターンを最大化します。
- iDeCo・NISAの活用:税制優遇措置を使って運用効果を上げる方法を解説します。
- 50歳からでも5000万円を目指す積立投資:少額からでもできる具体的な積立プランとその効果をシミュレーションします。
- 60歳以降の運用:60歳までの資産形成後はリスクを抑えた運用に切り替え、70歳まで投資を続ける方法を提案します。
- 信頼できるアドバイザーの活用:必要に応じてプロに相談し、自分に合った戦略を取る重要性を示します。
- 厳選10本の推奨ファンド:巻末に長期運用に適した厳選ファンド10本を具体的に紹介し、分散投資の実践例を示します。
これらの実践方法の多くは、インデックス型投資信託の積立を柱とし、
コスト低減と税優遇によって複利効果を最大限にする戦略です。
著者のスタンスと特徴
中桐氏は「初心者にやさしい」投資の伝え手であることを前面に打ち出しています。
複雑な金融理論を掘り下げるのではなく、10,000件以上の相談実績をもとに
「お金を増やす極意」を日常の言葉で語りかけるスタイルです。
著者は「一番シンプルなやり方」を繰り返し強調し、
誰でも手軽に始められることを説きます。
また、資本主義経済の仕組みや行動経済学的な視点も取り入れ、
世間一般にある「投資は怖い・危険」という先入観を払拭しようとしています。
このため「投資はギャンブルではない」「投資で得たお金は貴い」というメッセージが随所に登場し、
投資の意義を前向きに捉えさせてくれます。
学びと実践のポイント
読者が本書から得られる学びは多岐にわたりますが、特に次のような点が挙げられます。
- 長期・分散投資の重要性:短期の値動きに惑わされず、世界中の株式市場に広く投資し続けることが資産形成の要であると説きます。
- 行動バイアスへの対処:損失を嫌って無理な売買をしない、アンカリング(過去価格への固定観念)に陥らないなど、心理的な罠に陥らない投資態度を学べます。
- 低コスト・税優遇の活用:コストの低い投資信託を選ぶ習慣をつけ、iDeCo・NISAで税金面のメリットを最大限に生かすことが実践推奨されています。
- 投資の習慣化:あらかじめルールを決めて淡々と積み立てを続けること(自動化・仕組み化)で、途中で投資をやめてしまわない工夫を学べます。
印象的な解説・アドバイス
本書には覚えやすい比喩やアドバイスも豊富です。
例えば「猿がダーツで投資先を選んでも、長期的には成果に大差ない」という実験の例で、
感情的な売買より戦略的な分散投資を推奨しています。
また、「投資したことをあまり意識せず忘れる(ほったらかす)ほどストレスが少ない」というアドバイスは、
常に相場をチェックしないことの価値を示唆しています。
さらに、100年時代を前提に「いつ始めても遅くない」ことや、
身近な生活習慣(ダイエットなど)になぞらえて投資心理を説く解説も読者の心に残ります。
これらを通じて、本書は初心者に寄り添いながらも
長期的な視点と堅実な戦略の大切さを強く訴えています。
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
本書は、ストーリー仕立てで投資の本質をやさしく教えてくれる良書です。
投資に関する不安や誤解を解消しながら、資本主義や行動経済学の仕組みも織り込みつつ
長期投資の重要性を説く点に本書の価値があります。
これから投資を始めたい初心者や、一度失敗して投資に踏み出せずにいる人にとって、
第一歩を踏み出す勇気と具体的な知識を与えてくれる1冊と言えるでしょう。
本書が気になる方は、ぜひ手に取ってみてください!

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