こんにちは!しょーてぃーです!
今回は、佐宗邦威さんの『じぶん時間を生きる』について紹介をしていきます!
結論:『じぶん時間を生きる』はどんな本?
『じぶん時間を生きる』は、「生産性を上げるほど時間に追われる」という逆説を出発点に、時間感覚を“他人時間”から“じぶん時間”へシフトさせるための思索と実践をまとめた一冊です。働き方の小技ではなく、生活全体の構造から組み替える本だと感じました。
『じぶん時間を生きる』おすすめ/おすすめしない
こんな人におすすめ
- 効率化しているのに、なぜか時間が増えない感覚が慢性化している人
- 転職・独立・移住など外的な変更を考えているが、何を大切にしたいかが定まらない人
- 成長を追うべきか、別の豊かさへシフトすべきかで揺れている人
正直、あまりおすすめしない
- 即効で使える時短テクだけが欲しい人(本書は“時間感覚”の再設計が中心です)
- 外的な変化だけで一気に解決したい人(内側の変化=トランジションを重く扱います)
- 移住の話が出るだけで身構えてしまう人(本書内の記述の範囲では、良い面と摩擦の両方が語られます)
『じぶん時間を生きる』3分要約(ポイント5つ)
- 生産性を上げるほど時間に追われる逆説を、「時間どろぼう」という比喩で捉える
- 時間がない感覚を、スケジュール術ではなく生活システムとして見直す
- 他人を基準にする「他人時間」から、自分を主語にする「じぶん時間」へシフトする
- 内的変化「トランジション」を、終わらせる→ニュートラル→ビジョンメイキングの順で進める
- 第3章では「24時間のポートフォリオ」を書き換え、仕事だけでなく生活全体を再配分する
『じぶん時間を生きる』で何が学べる?
じぶん時間を生きる 要約:時間どろぼうと“生産性の罠”を見抜く
要点
本書は、「生産性を上げるほど時間に追われる」という逆説を出発点にします。その状態を、自分の生きるメカニズムに“時間どろぼう”がいるのではないか、という比喩で捉えます。
噛み砕き
時間がないのは、あなたの段取りが悪いから…と決めつけないのが、本書のやさしいところだと思います。むしろ「効率化が進むほど増えるものがある」と疑う感じです。正直、この視点だけで少し救われる人もいそうです。
本書の例
本書内の記述の範囲では、著者は自分をかつて「生産性の鬼」だったと捉え、効率を追うほど追い立てられる感覚を問い直します。その問いを、生活全体の構造として捉え直していく流れが示されます。
読者の行動
まずは「何が自分の時間を奪っていると感じるか」を、行動ではなく“感覚”で書き出してみてください。やることリストではなく、追われている感じの正体を探るイメージです。あなたの中の“時間どろぼう”は、どこにいそうでしょうか。
じぶん時間を生きる 感想:他人時間→じぶん時間への「時間感覚のシフト」
要点
本書の中心概念は「他人時間」と「じぶん時間」です。他人を基準に考え行動する時間から、自分のペースや内発的動機を起点にする時間へ移行することが語られます。
噛み砕き
時間って、割り当ての問題だと思いがちなんですが、本書は“感じ方”から入ります。ここが地味に効きます。忙しさの正体が、タスク量じゃなく比較やノイズだった…というのは、わりとある話かもしれません。
本書の例
本書内の記述の範囲では、コロナ禍の「一時停止」を、外的な変化(チェンジ)ではなく内的な変化(トランジション)を観察する機会として扱います。そこから、時間感覚のシフトが起こりうる、という説明が紹介されています。
読者の行動
今日の24時間の中で、「他人の基準で動いている時間」と「自分が主語の時間」を分けてメモしてみてください。合計はざっくりで大丈夫です。どっちが多いかより、“どこで切り替わるか”がヒントになると思います。
じぶん時間を生きる おすすめ:トランジション(終わらせる→ニュートラル→ビジョン)
要点
本書は人生の内的変化を「トランジション」と捉え、①終わらせる時期、②ニュートラルな段階(ニュートラルゾーン)、③再生期(ビジョンメイキング)の3ステップを示します。外的な変更(チェンジ)と内的な変化(トランジション)を分けるのが特徴です。
噛み砕き
いきなり「理想の未来を書こう」と言われると、出てこない日もありますよね。本書は順番を逆にせず、まず“終わらせる”から始めます。空白の時間(ニュートラル)を肯定するのも、かなり現実的だと思います。
本書の例
本書内の記述の範囲では、「未完了を洗い出し、小さなことでもいいから終わらせる」ことが具体的な助言として紹介されています。またニュートラルゾーンでは「興味のあることを何でもやってみる」探索が必要だと述べられ、著者の世界一周の旅で「大まかなルート以外は計画しない」過ごし方が例として紹介されています。
読者の行動
今日できる最小単位として、「未完了」を3つ書き出して、ひとつだけ終わらせてみてください。大きい決断は後回しでいいと思います。終わらせてできた余白に、何を置きたいですか。
じぶん時間を生きる 何が学べる:24時間のポートフォリオを書き換える
要点
第3章では「24時間のポートフォリオを書き換える」という表現で、仕事だけでなく住まい・食・コミュニティ・教育を含む生活の再配分へ踏み込みます。じぶん時間を“仕事の問題”に閉じない構成です。
噛み砕き
時間って、仕事の時間だけ整えても戻ってしまうことがあります。住まいの環境、食の選び方、つながり方の癖。そういうところで、じわじわ他人時間に引き戻される感じです。本書はそこまで視野に入れてくるのが、正直、手強いけど頼もしいです。
本書の例
本書内の記述の範囲では、移住体験に触れつつ、広告などの“ノイズ”が減り脳内がクリアになる感覚が語られます。一方で、標高による体調不良、移住ストレス、夫婦喧嘩が増えるケースなど、摩擦も紹介されています。
読者の行動
24時間を「仕事」だけで切らずに、住まい・食・コミュニティ・教育の観点で“時間の投資先”を一度書いてみてください。全部変える必要はないと思います。まずは一領域だけ、配分を少し動かすならどこが良さそうですか。
読んで得られる変化(Before→After)
Before:効率化を重ねても追われ感が消えず、さらにハックを足したくなる。外的な変更だけに答えを求めて焦りやすい。
After:時間がない感覚を“生活システム”として捉え直し、終わらせる→探索→ビジョンの順で内側から整える。仕事以外も含めて24時間を再配分する発想が持てる。
『じぶん時間を生きる』本格的な要約
『じぶん時間を生きる』は、「生産性を上げるほど時間に追われる」という逆説から始まります。著者はかつて効率を追い求める「生産性の鬼」だったという自己認識を置きつつ、なぜ効率化しているのに時間が増えないのかを問い直します。本書内の記述の範囲では、この状態を自分の生きるメカニズムに“時間どろぼう”がいるのではないか、という比喩で捉えます。ここが大事で、「もっと頑張れ」「もっと工夫しろ」という自己責任論に回収せず、“時間がない”感覚の生成要因に立ち返ろうとします。
本書の中心概念は「他人時間」と「じぶん時間」です。他人を基準に考え行動する時間(他人時間)から、自分のペースや内発的動機を起点に生きる時間(じぶん時間)へ移ることが語られます。つまり時間とは、単なるスケジュールの割り当てではなく、“どう感じたいか”という時間感覚でもある、という立て付けです。本書内の説明の範囲では、コロナ禍で生活が「一時停止」した経験が、外的な変化(チェンジ)ではなく、内的な変化(トランジション)を観察する機会として扱われます。ここで焦点が「外形を変える」から「内側が変わる」へ移るのが、本書の特徴です。
そこで導入されるのが「トランジション」という枠組みです。本書は変化を、外的要因としてのチェンジと、価値観・アイデンティティの内的変化としてのトランジションに分けて扱います。転職や移住などのイベントだけに注目すると、本質である内的変化が置き去りになりやすい。外形が変わっても他人時間のままなら、同じラットレースに戻る可能性がある。逆に、内的変化が進めば外形はすぐに変えなくても時間感覚は変わり得る──本書はそうした方向を示します。
トランジションを“プロセス”として扱うために、本書は3段階を提示します。①終わらせる時期、②ニュートラルな段階(ニュートラルゾーン)、③再生期(ビジョンメイキング)です。この順番が実務的なのは、いきなりビジョンを描けと言われても描けない人が多い、という現実を前提にしているからだと思います。本書内の記述の範囲では、まず「終わらせる(手放す)」から始めることが強調され、空白(ニュートラル)を肯定的に位置づける流れが示されます。焦りの中での意思決定を落ち着かせる設計になっています。
具体的な実践として、本書内の記述の範囲では「未完了を洗い出し、小さなことでもいいから終わらせる」ことが助言として紹介されます。これは単なる時間術というより、認知と行動のデトックスに近い発想です。未完了が多いと注意が奪われ、常に追われている感覚が増えやすい。だから終わらせることで余白が生まれる、という筋道です。タスクゼロ化を目指すというより、“余白を作るために何を閉じるかを決める”行為として読むと理解しやすいと思います。
続くニュートラルゾーンでは、方向を決めすぎない探索が必要だとされます。本書内の記述の範囲では、「興味のあることを何でもやってみる」ことが述べられ、著者の世界一周の旅で「大まかなルート以外は計画しない」過ごし方が紹介されています。目的過剰から意図的に離れ、偶然性や身体感覚を取り戻す時間としてニュートラルを置く、というニュアンスです。その探索の後に、ビジョンメイキングという再生期が位置づけられます。本書内の説明の範囲では、不安を単に排除するのではなく、扱い方を学ぶ対象として捉える表現も見られます。
後半(第3章・第4章)は生活の実装編です。第3章は「24時間のポートフォリオを書き換える」とされ、仕事だけでなく住まい・食・コミュニティ・教育を含む生活の再配分に踏み込みます。ここから読み取れるのは、じぶん時間は“仕事だけの問題”ではない、ということです。本書の立て付けでは、仕事が整っても他人時間に引き戻す要因が生活の別領域に潜む可能性があるため、複数領域を同時に見ます。第4章は「じぶん時間を取り戻す」として、目次情報の範囲では、東京から離れて気づくラットレースや他人の目からの脱却といった趣旨が示されます。
移住体験については、キラキラした成功談だけで終わらない点が印象的です。本書内の記述の範囲では、広告などの“ノイズ”が減り脳内がクリアになる感覚が語られる一方、標高による体調不良、移住ストレス、夫婦喧嘩が増えるケースなど、摩擦も紹介されます。つまり環境変更は万能薬ではなく、変化を入れれば新しい変化(良い面も悪い面も)が起こる、という現実認識が前提にあります。ここは、移住できない人にとっても安心材料だと思います。本書の核心は移住の推奨ではなく、時間感覚のシフトとトランジションのプロセス設計にあるからです。
また本書は「成長」を全面否定する立場ではありません。本書内の記述の範囲では、脱成長だけを主張したいわけではないとしつつ、最低限稼いだ先で「何をしたら幸せか」を自覚する重要性が語られます。成長と成熟の二項対立をほどよく解きほぐし、「稼ぐ」の上位にある幸福の定義を問い直す方向へ接続します。だから本書は、時間の話でありながら、人生の転機を扱う“内省と実践のガイド”として読める一冊だと思います。
まとめ
『じぶん時間を生きる』は、効率化の果ての時間不足を、働き方ではなく“時間感覚”から組み替える本です。終わらせる→ニュートラル→ビジョンの順で内側を整え、24時間を生活全体で再配分する視点が残ります。
気になった方は、ぜひ手に取ってみてください!

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