こんにちは!しょーてぃーです!
今回は、住野よるさんの
『麦本三歩の好きなもの 第二集』を
紹介していきます!
『麦本三歩の好きなもの 第二集』について
本書の概要
本書は『麦本三歩の好きなもの』の
シリーズ 第二集になります。
本書では前作同様で
麦本三歩のほっこりとした日常小説ですが
後輩、お嬢さん、合コン相手と
ちょっと新しい日々が詰まっています。
公式サイト:麦本三歩の好きなもの
本書をオススメしたい人
・日常小説が好きな人
・おっとりとした作品が好きな人
・『麦本三歩の好きなもの』を読んだ人
第二集でも、麦本三歩の
不器用さや前向きな姿は健在で
多くの読者は好感を持ってしまいます。
また、前作は三歩の性格や
キャラクターをメインに描いた物語でしたが
本作は三歩の「成長」がテーマになっていました。
後輩もできて、SNSに挑戦してみたり
新しい出会いや先輩との別れもありました。
三歩の日常から
読者に刺さる名言もあり、ファンの多い作品です。
前作『麦本三歩の好きなもの』についての
あらすじと感想もまとめています!
『麦本三歩の好きなもの 第二集』のあらすじ
あらすじの概要
大学の図書館で働く
天然系女子の麦本三歩は
周囲の人から
ぼうっとしている、食べ過ぎ
おっちょこちょいと思われています。
ですが、三歩は三歩なりに
いろいろなことを考えながら生きています。
そんな三歩の日々の生活や
考えていることを眺めさせてもらう作品です。
麦本三歩は焼売が好き
3年目になっても
相変わらず仕事ではミスが多く
すぐにぼんやりとしてしまいます。
しかし、そんな三歩にもとうとう後輩ができます!
今まで最年少で甘やかされてきた三歩が
先輩という立場になり
焦る三歩と、からかう先輩達でした。
しかも後輩は、中国からきたマジメ女子で
なかなかのキャラです笑
麦本三歩は蟹が好き
この章では、三歩が
友達の誘いで合コンに参加します。
緊張しながらも楽しそうな三歩で
なかなかのやらかしをしてしまいます笑
ですがなんと、
「三歩にもう一度会いたい」と
思ってくれる人がいました!
この彼との物語は、乞うご期待です。
麦本三歩はプリンヘアが好き
この章は、お隣さんとの
おっとりとしたエピソードです。
アパートのお隣さんにまで
謎に気遣ってしまう三歩でした。
変に考えすぎてしまうところには
思わず共感できました。
麦本三歩は辻村深月が好き
この章では
なんと三歩がTwitterをします!
しかも実際に三歩のアカウントを検索すると
実在していました!!
しかも「マイクチェックワンツー」と
1ツイートのみでシュールです笑
物語でTwitterに挑戦する姿は
思わず笑ってしまいました笑
麦本三歩は東京タワーが好き
この章では、先日の合コンで
知り合った「彼」との初デートです!
「なぜ自分を誘ったのか?」と
疑心暗鬼になる三歩と
彼とのやりとりは
思わずクスッとなりました。
麦本三歩は角が好き
この章では、三歩の弟が登場します。
しかも双子という衝撃でした!
双子の割にいい距離感で
双子特有のやり取りが面白かったです。
麦本三歩はパーティが好き
この章では、あの怖い先輩が結婚します。
しかも、結婚に伴って退職することがわかります。
そして、その怖い先輩の結婚式で
壮大なやらかしをしてしまうあたりが
三歩らしいなー!と感じました!
しかも普段怖い先輩である彼女が
結婚式だからなのか
三歩のやらかしに優しく接するあたりが
怖い先輩のいい人柄が出てました。
麦本三歩は楽しいが好き
この章は結婚式後の
二日酔いの話でした。
二日酔いの後悔は
めっちゃ共感できるなーと思いながら
ページをめくりました!
麦本三歩は復讐ものが好き
この章では、怖い先輩の退職日の話です。
この章はめちゃくちゃ感動します!
三歩も怖い先輩もいい人で
いい人柄が存分に出ていました!
それまでの章が
結構お笑い要素があったのに対して
この章は涙を流す人も
いるんじゃないか?と思えました。
『麦本三歩の好きなもの 第二集』の感想
麦本三歩の人柄の良さ
ちょっと不器用ですが
常々いろんなことを考えながら生きている三歩。
こんなに他人のことを
思いやれる人が周りにいるだけで
嬉しいだろうなと思いました。
また、三歩の考え方には
思わず気付かされる部分もあり
三歩の周りの人の優しさや
人を思って言うセリフには
刺さるものが多い印象でした。
特に怖い先輩とのやりとりには
お互いの思いやりが温かくて
自分ももっと周囲に感謝するべきだよなと
改めて気付かされました。
新しい人物の登場
前作は、シリーズ1作目とのこともあり
麦本三歩のキャラクターや
普段の生活がメインでした。
しかし本書は
新しい後輩・合コンで出会った彼
怖い先輩・双子の弟・お隣さんなど
三歩の周りで出会いと別れが多いです。
そのため「麦本三歩+誰か」の構成で
ストーリーが進んでいく辺りが新鮮でした。
人によって三歩の接し方や考え方が
変わっていく部分と
変わらない癖の強さが相まって
誰と接していてもクスッと笑えてしまう
三歩には魅力しかなかったです笑
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
相変わらず麦本三歩という
キャラクターにも惹かれてしまいます。
特に、第一集を読んで
三歩のキャラが好きな人は
強くおすすめしたくなりました!
住野よるさんによるワードセンスと
ほのぼのと可愛らしい三歩によって
読者を温かくしてくれる作品です。
本書が気になる方は
是非手に取ってみてください!
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