こんにちは!しょーてぃーです!
今回は、越川慎司さんの
『AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣』を
紹介していきます!
『AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣』について
本書の概要
本書は7万部を突破した
『AI分析でわかった トップ5%社員の習慣』の
著者による1冊です。
前作は「社員」に焦点を置いていましたが
本書では「リーダー」に焦点を当てており
前作同様、AIが導き出した
「トップ5%」の共通点を解説されています。
※『トップ5%社員の習慣』についての
要約もまとめています!
本書をオススメしたい人
・メンバーといい関係で結果を出したい人
・リーダーとして結果を出したい人
・トップ5%のリーダーの特徴を知りたい人
本書で紹介されているのは
さまざまな企業のトップ5%の
成績を出しているリーダー1841名と
それ以外のリーダー1715名を
対象に調査を行った結果になります。
理想のリーダーを想像すると
めっちゃ優秀で
学歴や能力がすごく高いと
思ってしまいますが
実際そんなことはないのです。
以下、本書の紹介の引用になります。
本書で紹介している「トップ5%リーダー」は、
人事評価でSS級の評価を出し続けている人材です。
しかし、能力や学歴が優れているわけではありません。
実は、
・歩くのが遅い
・メンバーにかなわないと思っている
・メンバーと「情報」よりも「感情」を共有する
・人からチャンスをもらう
・弱さを出して人脈を広げる
……など、意外な特徴を持っています。
そして、
「メンバーの働きがい」と「組織の成長」
の両立を目指し、実現しています。
そんなトップ5%リーダーのノウハウについて、
さまざまな企業で汎用性を検証したところ、
トップ5%リーダー以外の人でも再現できることがわかりました。
本書は、そのエッセンスを共有することで、
「悩めるリーダーのショートカット本」になることを目指しています。
ぜひ、トップ5%リーダーの習慣を真似して、
目指す成果を実現いただければと思います。
このように、本書では
トップ5%のリーダーの特徴を
細かく解説しています。
『AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣』の要約
歩くのが遅い
オフィスにカメラを設置して
調査をしたところ
トップ5%のリーダーは
ゆっくりと歩いて
移動していることがわかりました。
デキる人=テキパキしている と
イメージしてしまいますが、実際は違うのです。
アンケートから分かったのは
「意識して時間と気持ちの余裕を作る」ためです。
時間と気持ちに余裕を持つために
行動した結果
ゆっくりと歩くようになったのです。
また、多くの5%のリーダーが
「暇なふり」をしていることも判明しました。
できる人には仕事が集まるように
5%のリーダーは本当は忙しいです。
それなのにほとんどの人が
「忙しい」と言わないのです。
暇なふりをして、ゆっくり歩くことで
部下やメンバーが
「ちょっと今いいですか?」と
声をかけやすくしているのです。
忙しい上司に声をかけるのは
勇気がいりますし
タイミングも考えないといけません。
また、リーダーが残業や
休日出勤をしていて忙しそうにしていると
メンバーのモチベーションを
下げてしまうことを理解しています。
このように
余裕を持って働く姿を見せることで
メンバーに対して安心感と
声をかけやすい状況を作っています。
リーダーとのコミュニケーションが
取りやすいチームは
自然と仕事の効率も高くなります。
リーダーは話が短い
長く話すことで
相手に伝わると勘違いしている
リーダーは多いです。
ですが実際は
校長先生の話が長いように
話が長いと「何が言いたいのか?」が
頭に入ってこないのです。
5%のリーダーは
「相手に伝わること」を重視しているので
的を得た話をコンパクトにして
わかりやすく話しています。
そして、わかりやすく話した後
相手の反応をチェックしています。
また、多くの5%リーダーは
話すときに相手が混乱しないように
「あれ」「それ」「これ」のような
代名詞を使わずに、きちんとした固有名詞で
伝えていることも判明しました。
相手に伝わることを
意識している5%のリーダーは
短い話で要点を押さえて
相手の記憶に残りやすいように話しています。
役割分担を考える
前提として、リーダーは
他のメンバーよりも
偉いわけではないのです。
上下関係とかではなく
役割と責任の範囲が違うだけです。
そのためアンケートでは
5%のリーダーの多くが
「自分がメンバーの能力を上まっている必要はない」と
回答しています。
これはスポーツと同様で
現役時代に優秀だった選手が
必ずしも最高の監督や
コーチになることはないです。
反対に選手時代はパッとしなくても
監督やコーチになれば
名将と言われる人もいます。
会社で言えば
リーダーが監督で、メンバーが選手です。
つまり、5%のリーダーは
自分の能力よりも
メンバーの能力を高めて
チーム全体のバランスを調整することが
自分の仕事だと考えています。
メンバーの得意な部分を伸ばして
苦手な部分を他のメンバーで
補うようにしているのです。
決断が早い
リーダーになれば
予算や仕事の振り方など
決断することが多くなります。
8000時間に及ぶ
オンライン会議の録画データから
トップ5%のリーダーと
それ以外のリーダーでは
決断方法に差があることが分かりました。
AI分析の結果
5%のリーダーが決断した数は
平均より25%多く
決断速度も1.3倍ほど早かったのです。
数字にピンとこないかもしれませんが
これが年単位で積み重なれば
仕事の進むスピードは、格段に変わってきます。
つまり5%のリーダーは
バンバン決断していて
その一方で、博打のような
思い切った決断はしていないのです。
そして、一般的なリーダーの多くは
他人の成功例を真似することで
成功を目指していますが
5%のリーダーは
他人の失敗例を分析して
失敗することの確立を下げていました。
失敗事例を潰しておくことで
着実に成功に近付くことを
5%のリーダーは理解しているのです。
実際に失敗を分析して
繰り返さないようにする手法で
結果を出されているので
ここは勉強になるなーと感じました。
信頼関係を大切にする
5%のリーダーの特徴として
仕事よりも「仕事をしている人」に
強い関心を持っています。
つまり、メンバーそれぞれの能力や特性を
深く理解してメンバーの
「できること」を組み合わせて
最大限の力を引き出しているのです。
そのために
自分が多く話すのではなく
メンバーに多く話させており
5%のリーダーは聞き上手が多いのです。
しかも5%のリーダーは
ゆっくりと大きく頷くことで
話しかけやすくしていることも分かりました。
実際に調査すると
親しみやすくて優しそうな人が多かったのです。
メンバーの話を聞いて
信頼関係を築くことで
よりメンバーのことを理解できるのです。
その上で、メンバーの価値観や強みと弱みを
把握し、組み合わせて成果を出すチームを
作るのが5%のリーダーなのです。
「やる気」をあてにしていない
5%のリーダーは
やる気やモチベーションをあてにしません。
つまり
「この仕事は、やる気があるあいつに任せる」
といったことはしません。
なぜなら「やる気」みたいな
感情は不安定だからです。
仕事を依頼した日は
やる気があっても
「彼女に振られた」とかで
やる気はすぐに無くなるからです。
つまり「やる気」をあてにすると
リスクが大きすぎるのです。
先にやらないことを決める
多くのリーダーは
毎日多くの会議やメールで忙しいです。
しかもほとんどのリーダーは
仕事の優先順位をつけずに
目の前のことから片付けます。
そのため
「今やらなくてもいい仕事」に
手をつけたり
「急ぎではないが重要度の高い仕事」を
やり損ねたりします。
仕事が多すぎて
回らない気持ちは理解できますが
必要なことは
「重要な仕事に集中すること」です。
そのため5%のリーダーは
仕事のスピードを上げるために
「やらないこと」を決めています。
会議で使わない資料作成や
参加しなくてもいい会議には
次々と「やらない」決断をしています。
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
本書を通じて「トップ5%のリーダー」の
共通点を学び、それらを真似することで
「優秀なリーダー」に近づくことができます。
本書が気になる方は
是非手に取ってみてください!
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