こんにちは！しょーてぃーです！
今回は、細谷 功さんの
「具体⇄抽象」トレーニング について紹介をしていきます！
『「具体⇔抽象」トレーニング―思考力が飛躍的にアップする２９問』について
本書の概要
本書はひとことで言うと
具体化と抽象化によって、思考力を上げる方法を教えてくれる1冊です。
本書をオススメしたい人
・思考力を上げたい人
・コミュニケーション力を上げたい人
・ビジネス力を上げたい人
本書は、思考力や問題解決能力を向上させるための演習や問題集です。
このトレーニングでは、具体的な事物や状況を抽象的な概念に変換したり
抽象的な概念を具体的な事例に関連づける能力を身につけるものです。
具体的な例を与えられて
それらをより抽象的な概念に関連づける訓練や
抽象的なアイデアや概念を
具体的な事例や具体的なイメージに結びつける訓練などの29問の演習問題があります。
具体化と抽象化のトレーニングを行うことで
思考力の向上、創造性の増加、
問題解決スキルの強化などが見込まれます。
『「具体⇔抽象」トレーニング―思考力が飛躍的にアップする２９問』のまとめ
第１章 なぜ具体と抽象が重要なのか？
本章は、具体的な事例と抽象的な概念の
重要性について説明しされています。
具体的な事例は、現実の出来事などで
抽象的な概念は一般的なアイデアや原則を表します。
抽象的な概念は、多くの具体的な状況や問題に適用できるため、
問題解決や創造的な思考に役立ちます。
具体的な例は、アイデアや概念を説明する際に非常に大切です。
人に理解されやすく、説明が具体的でわかりやすいことは
コミュニケーションにおいても重要です。
一方で抽象的な概念は、異なる状況や文脈に適用できるので
異なる事例や問題に対処するために幅広く使うことができます。
具体的な事例と抽象的な概念のバランスを取ることで
思考力と創造性の向上に役立ちます。
第２章 具体と抽象とは何か？
本章は、具体的な事例と抽象的な概念の本質について詳しく説明されており
それらの概念を理解するための、基本的な要点が取り上げられています。
具体的な事例は、実際の物事、出来事、または対象のことです。
これらは五感を通じて経験できるもので、具体的な詳細や特性を持っています。
抽象的な概念は、一般的なアイデア、原則、または概念のことです。
具体的な詳細に縛られないので、異なる具体的な事例に適用されます。
抽象的な概念は一般性を持ち、具体的な事例に関連づけることができます。
具体的な事例から抽象的な概念への変換は、共通の特徴やパターンを出して
それを一般的な原則に関連づけることです。
これにより、一般的な原則が異なる具体的な事例に当てはめることができます。
抽象的な概念を具体的な事例に関連づけることは
アイデアや概念を現実や現場に当てはめるために重要です。
これにより、抽象的な考え方を
実際の問題解決に役立たせることができます。
第３章 抽象化とは？
本章は、抽象化の概念に焦点を当てて
抽象化の重要性と方法について説明しています。
抽象化は、具体的な詳細を省略して
問題やアイデアの本質的な部分に焦点を当てることです。
これにより、情報を簡略化したり
一般的な原則やパターンを特定できます。
また抽象化は、情報の複雑さを管理し、
異なる状況や問題に適用できる
一般的なルールやアイデアを見つけるために使用されます。
これにより、問題解決や創造的な思考が簡単になります。
さらに抽象化は、具体的な詳細を
一般的なパターンに変換することであり、
情報の簡略化、一般化、概念の抽出をすることで
共通の特徴や共通の要素を見つけ出します。
抽象化の重要性を理解して抽象化の過程を習得するための
基本的な考え方とスキルを身につけるトレーニングも用意されています。
第４章 具体化とは？
本章は、具体化の概念に焦点を当てて
具体化の重要性と方法について説明しています。
具体化は、抽象的な概念やアイデアを
具体的な事例や具体的な詳細に関連づけることです。
これにより、抽象的な概念を実際の現実に適用できるようになります。
具体化をすることで、抽象的なアイデアを
具体的な問題や状況に適用しやすくし解決策を見つけやすくします。
また、具体化はアイデアの具体的な特性を明確にし
コミュニケーションを向上させます。
具体化の方法は、抽象的な概念から
具体的な詳細や例を考え出す能力が必要です。
具体化には具体的な情報や具体的な状況を考え出して
具体的なイメージを形成するスキルが大事です。
具体な事例や具体的な例は、アイデアや概念を理解しやすくし
人々に説明する際に役立ちます。
具体化の実践に関する演習やトレーニングにより
具体化する方法を習得できるようになります。
第５章 「具体⇔抽象ピラミッド」で世界を眺める
本章は、具体的な事例と抽象的な概念を結びつけ
問題解決やクリエイティブな思考を向上させるために
「具体⇄抽象ピラミッド」というツールを紹介しています。
具体⇄抽象ピラミッドは、具体的な事例から始まって
段階的に抽象的な概念に達するプロセスを表す図形です。
このツールを使用することで、問題解決や創造的な思考を効果的にサポートします。
ピラミッドの下部には具体的な詳細や事例があり、
上に向かって一般的な概念や原則になります。
具体的な問題に取り組む際には、
ピラミッドの下部から始めて具体的な情報を抽出します。
逆にピラミッドを上から下にたどると
抽象的な概念を具体的な事例に適用します。
具体⇄抽象ピラミッドは、問題解決の枠組みとして使用でき、
問題の理解から解決策の提案までを段階的に進めるのに役立ちます。
第６章 言葉とアナロジーへの応用
本章は、言葉やアナロジーを活用して
具体的な事例と抽象的な概念を関連づけて
思考力向上に役立てる方法に焦点を当てています。
言葉は抽象的なアイデアを具体的な言葉や表現に変換します。
アナロジー（類推）は新しいアイデアや概念を既知の事例に関連づけて、理解を深める方法です。
言葉を使って具体と抽象を関連づけて
抽象的なアイデアを具体的な事例に変換する方法が紹介されています。
また、アナロジーを使用して、新しいアイデアや概念を既知の事例に寄せて
新しい視点を得る方法が説明されています。
さらに、具体⇄抽象のスキルを向上させるために
言葉とアナロジーに関連する演習や問題があります。
第７章 具体と抽象の使用上の注意
本章は、具体的な事例と抽象的な概念を使う際に
考慮すべきポイントに焦点を当てています。
具体と抽象は状況に応じて適切に使う必要があります。
具体的な事例が必要な場面と、抽象的な概念が適している場面を見極めるスキルが重要です。
具体的な事例は説明力が高く、共感を呼び起こしますが、
過剰に詳細化させることで、混乱を招く可能性もあります。
抽象的な概念が必要な場面でも、過度に抽象化すると
理解が難しくなることがあるので
具体例を交えることで、抽象的なアイデアを明確に説明できます。
具体と抽象はコミュニケーションの中で役立つので
相手の理解度やコミュニケーションの目的に合わせて
具体と抽象をバランスよく選択することが大切です。
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
具体例と抽象化の重要性とトレーニングが多数あり
脳が鍛えられる1冊でした！
本書が気になる方は
是非手に取ってみてください！
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