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『良い戦略、悪い戦略』の要約について

ビジネス

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、リチャード・P・ルメルトさんの

『良い戦略、悪い戦略』について紹介をしていきます!

 

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『良い戦略、悪い戦略』について 

本書の概要

本書はひとことで言うと

目標を叶えて、理想通りに生きる方法を教えてくれる1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・叶えたい目標がある人

・戦略の重要性を知りたい人

・良い戦略と悪い戦略の特徴を知りたい人

 

本書では、目標が叶わない理由を

適切な戦略を立てていないからであると定義しています。

 

まず目標と戦略の違いですが

目標とは「いつまでにこうする」というゴールのことで

戦略とは、目標を叶えるための「具体的な行動」を決めることです。

 

例えば「痩せたい」という目標があるなら

「炭水化物を食べない」「毎日ランニングをする」というのが戦略です。

 

つまり目標はゴールであり、戦略は道のりのことで

目標を達成したいのであれば

たくさんある戦略の中から、最も良い戦略を選ぶ必要があります。

 

本書では、良い戦略と悪い戦略の特徴を挙げ

良い戦略を選択することができるようになる1冊です。

 

『良い戦略、悪い戦略 』のまとめ

戦略を作った人だけが目標を叶える

ほとんどの人は目標だけを立てて、戦略を立てません。

なぜなら、戦略を立てることは非常に頭を使う行為だからです。

 

「月収を100万円にしたい」「10kg痩せたい」という

欲望丸出しの目標とは違い、戦略は緻密な計算と分析が必要になります。

 

例えば「月収100万円にしたい」という目標を叶えるためには

扱う商材、業界、業種、雇用形態、勤務地、

身につけるべきスキル、市場状況などいろいろな要素を考慮した上で

1番いい戦略を導き出さなければならず、これはかなり大変な作業になります。

 

考えることは最も過酷な仕事であり

だからこそほとんどの人は、戦略を考えることを放棄して

ただ「ああなりたい」「こうなりたい」という目標だけを口にします。

 

そして何年も叶わない目標を掲げ続けます。

 

このような負のループから抜け出すためには

一旦立ち止まり、自分の目標を叶えるための

しっかりとした戦略を立てる必要があります。

 

近い目標を立てる

良い目標の特徴は、手の届く距離にある

実現可能な目標であることです。

 

例えば「今年は20kg痩せる」よりも

「今年は5kg痩せる」の方が近い目標だといえます。

 

逆に悪い目標の特徴は、遠い距離にある

実現できなさそうな、高すぎる目標です。

 

例えば張り切って「今年は30kg痩せる」という

実現不可能な目標を掲げるイメージです。

 

当たり前の話ですが、ギリギリ手の届きそうな壁であれば

人はジャンプしたり、なんとか手を伸ばそうと頑張ります。

 

しかし壁が高すぎて絶対に届かないとわかる場合は

ジャンプしたり、手を伸ばそうとすらしなくなり

ただその場で立ち尽くすだけになります。

 

さらに非現実的な目標を立てると、戦略も出てこなくなります。

 

「今年は5kg痩せる」という目標を掲げた場合は

頭の中で「ジムに通う」「ランニングを始める」

「炭水化物を食べない」といった戦略が出てきます。

 

しかし「今年は30kg痩せる」という非現実的な目標であれば

非現実なことだからこそ、戦略も何も浮かんでこなくなります。

 

どんなジャンルの目標においても

まずは大きすぎる目標を立てるのではなく

自分が今いる場所から近い目標を立てることです。

 

徹底的に情報収集する

正しい情報がなければ、正しい戦略は立てられません。

 

「今年は5kg痩せる」という目標であれば

どんなダイエット方法があるのかなどの

情報を集めなければ、良い戦略は浮かびません。

 

もし「自分のカフェを運営したい」という目標なら

本やネットの情報を集めるのもいいですが

実際にカフェで働いて、情報を集めた方がいいこともあります。

 

このように良い戦略を立てるためには

その分野について、十分な知識を持っていなければならないということです。

 

とにかくいい戦略を立てたいのであれば

手法はなんでもよく、各分野において徹底的に情報収集することが重要です。

 

良い戦略とは、自分の力を一点集中させること

良い戦略の特徴の1つ目は、最も効果の上がりそうなところに

エネルギーや時間を一点集中させることです。

 

つまり、最も効果のありそうな1つの戦略以外はすべて捨てて

1つの戦略に一点集中させることです。

 

例えば、情報収集をしていくうちに

痩せるのに最も大事なのは、運動や筋トレではなく食事と分析したら

運動や筋トレは眼中に入れず、食事だけを徹底するイメージです。

 

逆に悪い戦略とは、あれもこれもと手を出すことです。

なぜなら私たちの持っている時間、お金、気力は有限だからです。

 

限られたエネルギーが分散してしまうと

思うように力は出せませんし、一点集中している人に負けます。

 

本書では「良い戦略は必ずといっていいほど単純かつ明確である。」と書かれています。

 

つまり戦略とは、やることを1つに絞って

それ以外はすべて捨て去ることです。

 

相手の弱点にこちらの強みをぶつける

良い戦略の特徴の2つ目は、相手の弱みに

こちらの強みを全力でぶつけることです。

 

これは競合相手がいるときの場合になります。

 

ポケモンで言えば、相手が炎タイプなら水タイプ

相手が水タイプなら草タイプ

相手が草タイプなら炎タイプのポケモンをぶつけるイメージです。

 

この世界は人間も企業も動物も生き残るために命懸けです。

 

なのでどんな綺麗ごとを言おうが

結局最後まで生き残らなければ意味がないです。

 

だからこそ相手の弱みに対して

こちらの強みを全力でぶつけるくらい必要です。

 

ですが現実の世界ではポケモンのように

分かりやすく相手の弱点は見えません。

 

相手がわざわざ自分の弱点を曝け出すようなことはないので

集中してライバルを分析し、弱点を見つける必要があります。

 

ソフトバンクがやっているPayPayは

たくさんある電子決済のサービスの中から選ばれるために

まずは自社の強みである豊富な資金力を武器にしました。

 

そして他の電子決済サービスの会社には

ソフトバンクほどの資金力がないという弱点を考え

ライバル会社が真似できないような還元キャンペーンを2度も実施し

一気にユーザーを獲得し、PayPayを普及させました。

 

このように相手やライバルを冷静に分析して

競争に優位な部分を見つけ出し、そこを全力で突きます。

 

ほとんどの人は、自分の強みや弱みばかりを分析して

競合の強みや弱みを分析しないことが多いです。

 

悪い戦略とは、空疎なこと

悪い戦略の特徴は大きく3つあります。

まず悪い戦略の1つ目は、空疎であることです。

 

空疎とは見せかけだけで、しっかりとした中身や具体的な行動などが無いことです。

 

冒頭部分の「100万円稼ぐ」「人々を笑顔にする」といった

漠然とした目標を掲げて、具体性がまったく無い状態のことです。

 

いくら立派なことを言っているように見えても

具体的に何をすれば良いかが決まっていなければ、それは戦略と言えません。

 

悪い戦略とは、重大な問題に取り組まないこと

悪い戦略の2つ目は、重大な問題に取り組まないことです。

 

つまり問題が起こっていたとしても

その問題を直視するのが怖いので

見て見ぬふりをしたり、一時的なものと軽く見たり、放置したりすることです。

 

例えば、売り上げを伸ばすという目標の途中で

お客さんへの提案内容が間違っていたと気付いた場合

すぐに訂正の連絡を入れたり、謝罪に伺ったりという

信頼回復のための戦略はあります。

 

しかし重い腰を上げるのが億劫になり、放置していると

いつかお客さんが気付き、クレームへと発展し取引がなくなってしまいます。

 

なぜこのようなことになったかと言うと

お客さんに対する適切な対応をすると

重大な問題に取り組むことを避けたからです。

 

良い戦略を駆使して目標を達成するためには

現実を直視することから逃げられないということです。

 

悪い戦略の特徴は直感だけで決めること

悪い戦略の3つ目は、直感で戦略を決めることです。

 

本書では「直感は驚くほど正しい決断につながっていることが多い」と書かれています。

 

ですが、直感が常に正しいとは限りません。

実際に良い人かと思って付き合っても、合わないことはありますし

良い商品と思って買ってもダメな時もあります。

 

ネットショッピングくらいの失敗であれば

損失はそこまで大きくはないですが

仕事で戦略を作って失敗すると、莫大にあお金と時間を失います。

 

だからこそ重大な戦略であるほど

直感としっかりとした論理の双方で決めるべきです。

 

大事な行動だけを繰り返す

ここまでの内容で自分の目標を叶えるために

1つの良い戦略を導き出すことができたとします。

 

そしたら最後は、その1つの戦略に従って行動することです。

 

どんなに良い戦略でも

立てて行動しなければ何も意味がないです。

 

本書では「一貫性のある一連の行動をすることが大事」と書かれています。

 

つまり、ブレずに1つの良い戦略だけを

愚直に繰り返して実行することが大事ということです。

 

他の人からなんと言われても

自分が導き出した1つの戦略に基づいて、毎日行動することが重要です。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

目標を叶えるためには、良い目標を立てるだけなく

良い戦略が必須であり、重要であることが学べました!

 

本書が気になる方は

是非本書を手に取ってみてください!

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