こんにちは!しょーてぃーです!
今回は上念 司さんの
『あなたの給料が上がらない不都合な理由 』について
紹介をしていきます!
『あなたの給料が上がらない不都合な理由 』について
本書の概要
本書はひとことで言うと
会社員の給料が上がらない理由と
給料を上げる方法を教えてくれる1冊です。
本書をオススメしたい人
・会社員の人
・給料を上げたい人
・給料が上がらない理由を知りたい人
会社員の給料が上がらないのは
それは仕事ができるできないとかスキルの有無に関係なく
構造上に大きな理由があります。
また、構造上の理由を把握したうえで
給料を上げる方法についても解説されています。
『あなたの給料が上がらない不都合な理由 』のまとめ
給料を上げると下げられない
例えば、給料が20万円→30万円に上がったとして
会社の業績がうまくいっているときは
その金額でも問題ないです。
しかし、業績が永遠に続く保証はなく
会社の業績が悪化した場合も
給料は30万円分支払続けないといけません。
そうなると、会社側の立場では
簡単に給料を上げることは難しいです。
仮に会社の業績がいきなり半分になって
「来月の給料は半分です!」と言われたら
生活が厳しくなる従業員は多いはずです。
なので、社員に安定的に給料を払い続けるために
会社の業績が少し良くなった程度では
給料を上げることはできません。
つまり、会社は社員の雇用を守りたいからこそ
簡単には給料を上げることができないのです。
内部留保は社員の雇用を守るため
会社は社員の雇用を最大限に守ろうとします。
近年では大企業がお金をためて込んでいるせいで
経済が滞っているとまで言われています。
ですが会社は業績が悪化しても
社員に安定的にお金を払い続けるように
貯金をしておかないといけません。
そのために内部留保をしておくしかありません。
1991年のバブル崩壊
2000年のITバブル崩壊
2008年のリーマンショック
2020年のコロナショック
これらの経済危機が起こるたびに
内部留保の少ない会社は倒産していきました。
また、これらの危機において
政府の救済処置はショボくてスピードも遅かったです。
なので、これらの救済処置を待っていると
会社は潰れてしまうことから
いざという時に頼れるのは、内部留保しかないです。
経済危機が起こっても、社員の雇用を守り
会社が存続していくためには
内部留保をするしかないのです。
日本の平均賃金は低くない
日本の賃金は他の先進国が賃金上昇しているのに比べて
ずっと横ばいであるというニュースや話は有名です。
しかしこの話にはカラクリがあります。
それは、日本以外の国では全て物価が上がっています。
つまり平均賃金は上がったが、同時に物価も上がったとなります。
例えば、給料が20万円→40万円に上がったけど
同時に全てのものの値段の価格が2倍になったとして
状況や生活レベルは変わっていないので
「給料が上がった!」とは喜べません。
それに対してこの期間の日本は
デフレという現象で物価は下がりました。
日本は物価が上がっているわけでないので
賃金にほぼ変化がないのは当然のことです。
つまり、日本の生活レベルが
他の先進国と比べて著しく低いわけではありません。
日本の若者の失業率は低い
給料が上がっていると言われている国々の若者と比べて
日本の若者の失業率はかなり低いです。
それは日本の会社員が守られているからです。
日本の正社員は、基本的に終身雇用が当たり前で
かんたんにクビにならないです。
不況になったからといって
いきなり「明日から来なくていいよ」となりません。
不況になっても会社を辞めさせられることなく
安定した給料をもらい続けられます。
つまり、日本の正社員は非常に守られた立場です。
正社員は保険に入っている
前述の通り、会社は正社員の雇用を維持するために
業績が上がったとしても、簡単に給料は上げられません。
業績の利益の一部は、会社が徴収し
いざという時に社員の雇用を保証します。
そのため、徴収されたお金は
正社員の終身雇用を守るための保険料といえます。
つまり正社員は終身雇用という保険に入っているので、給料が上がらないのです。
給料が簡単に上がらない代わりに
簡単に職を失わないことが保証されています。
正社員の人がクビになったり
給料が下がるケースは非常にレアなのはそういうことです。
それもすべて、正社員という保険に入っているからです。
しかしこの保険があるからこそ
正社員としてぬくぬく働き続ける間は
大きく給料を上げることはできません。
なので本当に給料を上げたいのではあれば
この保険を捨てるリスクが必要です。
人生の着地点を考える
正社員のリスクを捨ててまで
給料を上げたいと思う人や迷う人もいます。
そのため、本書では
人生の着地点を考えることを推奨しています。
それによって最適な職業や働き方は変わってきます。
日本は安い値段で美味しいものが食べられますし
ユニクロのような高性能の服も着られます。
もし人生の着地点が
それなりの生活を楽しく続けていくことなら
無理して給料を上げる必要はないかもしれません。
逆に今の仕事を頑張って
会社外からも注目されるような業績を作れば
転職や独立といった道が開けます。
なので本当に給料を上げたいのであれば
まずは本業をひたすら頑張って
実績を作るところから始めることです。
同じポジションに居続けない
本業で実績を積み上げたり
将来につながるスキルを手に入れるには
成長している会社にいることと
そして同じポジションに居続けないことが重要です。
成長していない会社で同じような仕事をしているだけならば
一旦仕事を覚えた後は、同じことの繰り返しで成長が止まります。
なのでまずは、今いる会社で
キャリアアップに繋がるようなスキルが
得られるかどうかを考えてみることです。
またどんな会社で働くべきかで迷うなら
伸びている会社で働くことがおすすめです。
会社自体が伸びていると
どんどんポジションが変わって
それに合わせて自然と新しいスキルを
身につけざるを得なくなります。
平社員と部長では身につけるべきスキルが異なります。
つまり出世のスピードが早くて
コロコロとポジションが変わる会社であれば
その分いろんなスキルを得られるようになります。
なので、同じポジションで何年も働く大企業より
そのような会社で働くべきと本書では述べています。
もし将来給料を上げたいと思っているなら
今自分が働いている環境に目を向けてみることです。
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
給料が上がらない理由や
その代わりに保証されていること
さらには給料を上げる方法まで解説されていました!
本書が気になる方は
是非手に取ってみてください!
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