こんにちは!しょーてぃーです!
今回は、ラス ハリスさんの
『幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない』 について
紹介をしていきます!
『幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない』について
本書の概要
本書はひとことで言うと
「本当に幸せになる方法を教えてくれる本」です。
あのメンタリストでお馴染みの
DaiGoさんもおすすめされており
幸せになるための方法や
不幸になってしまう原因について解説された1冊です。
本書をオススメしたい人
・タイトルが気になる人
・幸せになる方法を知りたい人
・心理学に興味がある人
昨今、一見元気そうな人でも
うつ病などの精神疾患を患う人は増えています。
厚生労働省の調査では
1996年から2017年にかけて
うつ病の患者数は約3倍も増えています。
※引用元:こころの病気の患者数の状況
幸せになりたいと考えているのに
なぜか不幸になる人が増えている現状ですが
それらの原因と解決方法を
本書では詳しく解説されています。
『幸福になりたいなら幸福になろうとしてはいけない』の要約
なぜ人間はネガティブになりやすいのか?
そもそもなぜこんなに
病んでしまう人が多いのか。
その理由は、大昔まで遡ります。
原始人時代の人類は
さまざまな危険に晒されていました。
巨大なマンモスがいたり
医療が発達していなかったり
法律がないことから犯罪が横行したり
住居や服もまともになかったりなどです。
このような原子時代だと
気を抜くだけで死んでしまう可能性が高いです。
そして、どこかに行くときですら
「ミスしたらどうしよう。死ぬかもしれない」と
最悪の状況を常に想像していました。
そして、結果的に
リスクに対して心配性な人が生き残り
子孫を繁栄していきました。
このことから、私たちの先祖が
そもそも心配性のネガティブ思考であり
ネガティブ思考は
危険から身を守るための防衛本能なのです。
そして現代では、これらの心配性が
「リストラされたらどうしよう」
「嫌われたくない」
「失敗したくない」などに置き換えられたのです。
そして、世の中全体が発展しているのに
うつ病の患者数が増加するのは
些細なことから最悪の状態を想像してしまうからです。
ネガティブ思考はしょせん妄想
ネガティブ思考は
まだ起こっていないことを
最悪の状況まで想像してしまうことです。
言わば、起こった事実ではなく
ただの妄想なのです。
プレゼンを任されていて
まだ実践していないのに
「失敗したらどうしよう」
「恥をかくかもしれない」など
ネガティブ思考が生まれます。
ネガティブ思考は防衛本能なので
なくすことはできません。
それでも、ただの妄想であることを
頭で理解することが
病まないためには重要なのです。
ネガティブ思考と距離を取る方法
ネガティブ思考を止めることはできませんが
距離を取る方法はあります。
それは、ネガティブ思考を本気にしないことです。
頭で思い浮かんでも
「はいはい出ました」
「あーまたネガティブ思考か」と本気にしないのです。
これらの方法を本書では
「脱フュージョン」と言います。
例えば、先ほどのプレゼンの例で
「失敗するかもしれない」と
頭に浮かんだとします。
そして「私ってこんな考え持つんだ」と
自分を客観的に見ることで
心が少し楽になります。
ネガティブ思考を間に受けないために
一線を引いた目線で受け止めることが大事です。
この方法は、実際の精神疾患の患者にも
試してみると大きく効果があったのです。
ネガティブな感情と距離を取る方法
もし不安だなと感じたら
「今に集中する」ことが重要です。
実際ネガティブになるのは
過去や未来を考えているときです。
仕事に追われている最中や
夏休みの宿題を焦ってやるときは
ネガティブに悩むことはないです。
ネガティブになりそうなときは
ゲームでもスポーツでも勉強でもいいので
何かに熱中して、今に集中すると
不安を感じなくなります。
価値を感じる行動をする
人間が幸せに感じる瞬間は
人によって違います。
カラオケのオールや
好きな人とのデートなどは
短期的に見れば幸せを感じます。
ですが、長期的に幸せを感じるには
自分の価値に沿った行動をすることです。
YouTuberになりたいなら
実際にやってみます。
すると再生回数やコメントがつくと
結果に関わらず、人生は必ず充実します。
人間は夢に向かって行動する時が
1番幸福であり
夢に向かって行動することが
人を幸せに導く鍵なのです。
ネガティブ思考に惑わされずに
叶えたいことや価値を感じることを
行動に起こすことが
幸せになるために1番大事なことです。
価値のあることを知るための方法
幸福になるためには
自分にとって価値のある行動を
実施することが必要ですが
この章では、価値のあることの
見つけ方について記載していきます。
自分が価値を感じることは
自分が心の底で重要視していることや
心底欲しいものです。
そして、これらをはっきりさせるには
紙に書いて目に見える形にします。
「どんなスキルを身につけてお金を稼ぐか?」
「周りからどう思われたいか」
「どんな休日を過ごしたいか」など
仕事・人間関係・成長・休日の4項目で
自分にとっての理想を思い浮かべます。
そして、思い浮かんだ状態になるためには
やるべきことを行動します。
価値のあることは人によって違います。
なので、他人の意見など気にせず
自分にとって価値のあることを行動するのみです。
逃げて楽なことをしても幸せにならない
人は辛くても
自分の夢や目標に向かって行動すれば
幸福を感じます。
そのため、楽な道に逃げても
幸せになれません。
毎日働かずに、ソシャゲとYouTubeを見て
お酒を飲むだけの生活は
1ヶ月くらいで不幸になります。
幸せになるには
キツイことでも受け入れて
価値のある行動をするしかないのです。
つまり、幸福になりたければ
楽な道に逃げてばかりではいけないということです。
どうしても楽なことをして
幸せになりたいと考えてしまいますが
実際は、怖いことや苦しいことから
逃げて楽なことばかりしてはいけないのです。
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
本書は幸福について
かなり詳細に解説された1冊でした!
自分にとっての価値のあることを
キツくても実行することが
本当の幸せであることを、論理的に書かれています。
本書が気になる方は
是非手に取ってみてください!
コメント