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『NFTの教科書』の要約について

ビジネス

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、天羽健介さんと増田雅史さんの

「NFTの教科書」について、紹介をしていきます!

 

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「NFTの教科書」について 

本書の概要

本書はひとことで言うと

今世界を変えようとしているNFTが

どういうものかが分かる1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・NFTついて知りたい人

・NFTを知らない人

・NFTによる社会への影響を知りたい人

 

NFTって聞いたことはあるけど

何かは知らない人が大多数だと思います。

 

NFTとは

「ノンファンジブルトークン」の略で

かんたんに言うと

デジタルデータを唯一無二のものだと証明するものです。

 

本書では、NFTがどういうものかから

NFTが今後の社会に

どのような影響を与えるかまで

詳しく解説された1冊です。

 

「NFTの教科書」 のまとめ

シリアルナンバーで唯一無二と証明する

NFTとは、デジタルデータを唯一無二のものと

言われてもピンと来ません。

 

そこでまず、デジタルデータではなく

実物のケースを説明します。

 

例えば、ロレックスの腕時計を買ったとします。

しかしある日、とある男がやってきて

「その腕時計は自分のものだ!

自分も同じ店で同じ腕時計を買ったが、誰かに盗まれた。

盗んだのはお前だろう。返せ!」と言われたとします。

 

このロレックスを自分のものと証明するには

証明書が必要になります。

 

1点物の商品を買うときには必ず、証明書がついてきます。

 

そして、この証明書には

シリアルナンバーが書かれています。

 

つまり自分が持っているロレックスの時計と

その男が持っているロレックスの時計は

同じ見た目や型番でも、シリアルナンバーが違います。

 

つまり、証明書に書かれているシリアルナンバーと

自分がつけているロレックスの腕時計に

刻まれているシリアルナンバーが一致すれば

証明書を持っている自分が、この腕時計の所有者である

という証明になります。

 

このシリアルナンバーの書かれた証明書は

この世に同じものは存在せず

1商品につき、1つだけです。

 

この1商品につき、1つだけの

シリアルナンバーが振られていることで

自分のロレックスは、世界に1つだけの腕時計となります。

 

このように、シリアルナンバーを振ることで

見た目が同じでも、世界に1つだけのものにすることができます。

 

デジタルデータへシリアルナンバーを振るのがNFT

ロレックスではなく、

イラストや音楽などのデジタルデータの場合

そのデジタルデータが自分のものと

証明することはかなり難しいです。

 

なぜなら、皆がかんたんにイラストをスクショしたり

音楽をダウンロードして勝手に使いまくるからです。

 

そこで、デジタルデータにも

ロレックスのような証明書を振ることで

唯一無二のものとするためにNFTがあります。

 

NFTとは、イラストや音楽、動画などの

デジタルデータにシリアルナンバーを刻むことです。

 

そしてそのシリアルナンバーは

絶対に変わることがないので

1つのデジタルデータにつき1つだけです。

 

ちなみにシリアルナンバーのことを

NFTでは「トークンID」と呼びます。

 

このトークンIDを見れば

購入した日、金額、所有者が分かります。

 

つまり勝手にイラストレーターの描いた絵を

保存して同じ絵を使っても、それは偽物となります。

 

このように、デジタルデータに

シリアルナンバーを振ることで

唯一無二のものにするのがNFTです。

 

また、ブロックチェーンを使うことで

唯一無二のシリアルナンバーを振ることができます。

 

デジタルでも本物には価値がある

デジタルデータが唯一無二であると

証明することができれば

そのデジタルデータを所有することができます。

 

そのため、売買されるようになったという現状になります。

 

中には、イラストが数億円で取引されるなど

高額な商品もたくさんあります。

 

今までの絵画の取引でも、

損保ジャパンがゴッホのひまわりを

58億円で落札したことがあります。

 

これは本物だという証明に対して

58億円という価値がつけられました。

 

本物は世界にたった1つしかなく

デジタルデータにも、

本物だという証拠に価値があります。

 

なので、本物を複製したものは

一見同じデータに見えますが

全然価値が違うということになります。

 

この概念が生まれた結果

アートには「デジタルアート」という大きな市場ができました。

 

売買されるとクリエイターが儲かる

NFTはクリエイターにとって、可能性ばかりです。

 

その1つの理由として

売買されるたびにクリエイターが儲かるからです。

 

売買されると、そのデジタルデータを作ったクリエイターに

最大で10%までお金が入るという仕組みになっています。

 

仮に、ロイヤリティを10%に設定した場合、

NFTが100万円で転売されると

クリエイターに10万円入ってきます。

 

今まで、ブックオフやメルカリなどで

本やCDを売り買いしても

著者や出版社、ミュージシャンには1円も入りませんでした。

 

しかしNFTであれば

売買されるたびにクリエイターにも

お金がチャリンチャリンと入ってきます。

 

ちなみに日本企業もNFT市場に参入しており

NFT化したアイドルのカードや

ゲーム内のアイテムをNFT化して売ったりしています。

 

NFTの買い方

NFTを売買できるマーケットがあり

今1番有名なのは、OpenSeaというところで

言わば、デジタルアートを売り買いする場所です。

 

ただし、円ではなくイーサリアムという

仮想通貨での売買となります。

 

このイーサリアムには

スマートコントラクトという情報を入れ込む技術があります。

 

つまり、円をイーサリアムにして

それでNFTのデジタルデータを買うということです。

 

また、ここに目をつけて

既にLINE、メルカリ、GMOなどのIT企業が

売買するサイトを作ることを発表しています。

 

現状、まだ詐欺が多い

これからデジタルデータを所有する時代になります。

 

自分のアイコン画像とかも

自分の所有物のイラストという時代も来るでしょう。

 

とはいえ、まだ世界はNFTに追いついておらず

税金のことや、詐欺やトラブルも多いです。

 

なのでNFTが気になったからすぐ買うのではなく

しっかりと勉強して

危険性などを熟知した上で始めることです。

 

トラブルがあっても誰も取り合ってくれない世界なので

より一層、自分の知識が必要となります。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

多くの人が曖昧であるNFTについて

かなり詳しく解説された良書でした!

 

本書が気になる方は

是非手に取ってみてください!

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