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『愛されなくても別に』のあらすじと感想について

小説

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は武田 綾乃さんの

『愛されなくても別に 』について紹介をしていきます!

 

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『愛されなくても別に』について 

本書の概要

本書はひとことで言うと

親から逃れたい子供たちの葛藤と

生きづらい現実を描いた作品です。

 

本書をオススメしたい人

・考えさせられる作品が好きな人

・親子関係で悩んでいる人

・生きづらさを感じる人

 

本作は、毒親のもとで暮らし

日夜バイトに励む女子大生が主人公の物語です。

 

親子愛が主なテーマとなっており

作品内には、2人の女子大生が登場しますが

それぞれの家庭環境が複雑で、絶望を感じています。

 

本作を通じて、「愛とは何か?」「自分とは何か?」

「居場所とは何か?」「友達とは何か?」など

これらについて考えさせられる作品です。

 

『愛されなくても別に』のあらすじ

あらすじの概要

遊ぶ時間? そんなのない。遊ぶ金? そんなの、もっとない。学費のため、家に月8万を入れるため、日夜バイトに明け暮れる大学生・宮田陽彩。浪費家の母を抱え、友達もおらず、ただひたすら精神をすり減らす――そんな宮田の日常は、傍若無人な同級生・江永雅と出会ったことで一変する!

愛情は、すべてを帳消しにできる魔法なんかじゃない――。

講談社BOOK倶楽部より

 

本作は、宮田陽彩(みやた ひいろ)と江永雅(えなが みやび)の

2人を中心に物語が進みます。

 

宮田は、幼いころに両親が離婚し

母親を助けるために家事を担いながら

アルバイトで生活費を稼ぎ、家にお金を入れている苦学生です。

江永も両親が離婚しており

アルバイトで生活費を稼いでいる状態です。

 

そんな二人の日常が本作では描かれていますが

明るい日常とは程遠い残酷な現実です。

 

毎日の深夜バイト、家での家事、学校での勉学と

想像を絶するハードスケジュールでありながら

居場所を無くした人生を送っています。

 

『愛されなくても別に』の感想

暗くて重たい日常だが読了感がある!

女子大生の日常と聞けば、華やかそうなイメージですが

本作で描かれる日常は暗くて重いです。

 

宮田、江永、それぞれの家族環境や

木村との出会ってからの宗教絡みの出来事は

現代では問題になるレベルの出来事です。

 

浪費家の母を抱えて、日夜バイトに明け暮れる宮田や

父親が殺人を犯した江永など

登場人物たちが背負っている重い過去や背景だけだと

身近ではなく辛い話に思えます。

 

しかし彼女たちが抱える感情や生きづらさは

私たちが抱えている感情に似ているところがあり

読者が肌で感じているようなものを突いています。

 

そのため、ストーリーの重さから考えられないくらい

不思議と読了感がよく、共感してしまう箇所が多いです。

 

それぞれの背景は違えど、辛かったりしんどかったりする気持ちは

誰しもがどこかで抱えていると思います。

 

本作は、そんな感情を抱いている読者の

共感を呼び、胸に突き刺さる作品であるので

かなり考えさせられる作品だと思いました!

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

武田綾乃さんのこれまでの作品とは毛色が違いますが

読者に対して強いメッセージ性を感じました!

 

本書が気になる方は

是非手に取ってみてください!

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