スポンサーリンク
スポンサーリンク

『幸せになる勇気』の要約について

ビジネス

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、岸見一郎さんと古賀史健さんの

「幸せになる勇気」について紹介をしていきます!

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

『幸せになる勇気』について 

本書の概要

本書はひとことで言うと、嫌われる勇気の続編で

「人間関係を豊かにして幸せになる方法」を教えてくれる1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・人間関係に悩みがある人

・人間関係を豊かにしたい人

・嫌われる勇気を読んだ人

 

幸福度をを高めるためには

お金や健康、仕事などの様々な要素が必要ですが

その中で1番大きな影響を与えるのが、人間関係だと言われています。

 

実際にハーバード大学が75年かけて

「何が人生を幸せにするか」についての調査結果だと

健康で幸福にするのは、富でも名声でもなく

良い人間関係ということが分かりました。

 

実際に、本書のもととなっているアドラー心理学では

「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と述べています。

 

あわせて「すべての幸せも対人関係の中にある」とも述べています。

 

大ベストセラーである「嫌われる勇気」の続編である本書は

アドラー心理学の教えをもとに

人間関係を豊かにする方法が解説されています。

 

『幸せになる勇気』のまとめ

誰かの役に立っている感覚が幸せに繋がる

人の役に立ったと思うことができれば

自分には価値があると思うことができるので

その結果、幸せを感じることができます。

 

これはアドラー心理学の基礎となります。

 

実際にゴミ拾いをして豊かな気持ちになるのは

無条件に「他人に貢献している」「自分は生きていてもいい」

「自分に価値がある」といった感覚が得られるからです。

 

人は誰かに貢献できたときに

はじめて自分には価値があると思えます。

 

そして幸せになるには

自分には価値があると思えることが必要不可欠です。

 

自己満足でいいから役に立ったと思えることが重要

当たり前のことですが

他人の感情をコントロールすることはできません。

 

誰かの役に立ちたくて、ボランティアや寄付をしても

「この偽善者が」「好感度を上げたいの?」と言われることもありますし

好意を向けても、相手が不快感で拒絶してくることもあります。

 

このように自分が良かれと思ってやっていることでも

他人に喜んでもらったり、感謝してもらうことは難しいです。

 

かえって相手を怒らせたり、機嫌を悪くさせることもあります。

 

他人に褒めてもらうことや感謝してもらうことを優先すると

一時的な安心感や幸福感が得られたとしても

相手の気分や都合しだいで、簡単に自分の気分も悪くなります。

 

そこで他人ではなく自分の心に目を向けて

自己満足でいいので、他人の役にたったと思えることをすることが大切です。

 

たとえボランティアや寄付をしているときに

「この偽善者が」「好感度を上げたいの?」と言われても

「自分が貢献している。いいことをして役に立っている」と

自分が思えてさえいれば、幸せになれるということです。

 

このように他人がどう受け取るか、どう感じるかは

他人次第であり、コントロールできないので

自己満足で役に立っていると思えればいいということです。

 

自分がやりたいことを優先し、他人に貢献できること

他人がどうなったら幸せかは分かりませんが

少なくとも自分がどうすれば幸せかは分かります。

 

なので幸せになりたければ

まずは周りの目を気にせずに、自分がやりたいことを優先します。

 

常に自分の内側で物事を考えて

仕事・パートナー・住む場所・服・意見など

すべて自分が心地いいと思える選択をします。

 

そうして自分がやりたいことをやって満足した上で

他人に貢献できることを考えます。

 

つまり、優先順位1位を「自分がやりたいこと」にして

その次に「他人に貢献できると思えること」をするだけです。

 

恋愛で言えば、まず自分が相手を好きという気持ちがを何より大事にします。

そのうえで自分と一緒にいることで相手を幸せにできないかと考えます。

 

逆に良くないのは、優先順位の1位が

「他人がどう思うのか」になっている人です。

 

こういう人は、自分よりも親や友達が良いと言ってくれる

仕事やパートナー・服を選んでしまいます。

 

恋愛でいうと、自分はそこまで好きではないけれど

相手と親が喜ぶから結婚したという状態です。

 

これをしてしまうと、親や友達が褒めてくれなくなったときに

「俺何やってるんだ?」「これって誰の人生?」と不幸になります。

 

他人から褒められようとしない

「他人から褒められたい」や「認められたい」という

承認欲求に従って行動していると

段々と自分よりも他人を優先して生きるようになります。

 

実際に子供の頃に親から「えらいね」「すごいね」と褒めてもらうと

自分は特にやりたくないけど

親のやって欲しそうな勉強や習い事を続けてしまいます。

 

この状態が自分のやりたいことよりも

他人のやって欲しいことを優先している状態です。

 

アドラー心理学では「褒める」ということは

自分よりも能力の低い相手を、思い通りに操作する行為と定義しています。

 

なのでアドラーは、承認欲求を求めることや

褒めること、叱ることを否定しています。

 

このように動機が他人に褒められるためなら

それは今すぐやめるべきです。

 

そして他人は自分を褒めることはありません。

 

大事なのは周りが褒めようが反対しようが

自分が本当にやりたいこと、信じる道を選ぶことです。

 

他人への貢献はその後で考えればいいです。

 

ありのままの自分を好きでいること

他人から褒めてもらえなくても平気でいられるためには

自分の欠点も含めて、自己受容することが必要です。

 

自己受容というのは、不完全な部分も含めて

ありのままの自分を受け入れて好きななることです。

 

自分を好きになることができれば

周りからの評価で自信が揺らがなくなります。

 

反対に自分が好きではなく、自分の欠点が受け入れられないから

他人からの評価に頼らないと、自信を保てなくなります。

 

また、不完全な自分を好きになれなければ

相手のことを好きになることも難しいです。

 

なぜなら、他人も自分と同じように欠点を抱えている1人の人間です。

 

自分の欠点を認めてあげれない人が

他人の欠点を認めてあげることができるわけないです。

 

「平凡な自分でいいじゃん!」と

100%の自分ではなく、60%の自分を受け入れることが大事になります。

 

もし自分をなかなか受け入れられないのなら

自分の好きなことをやることです。

 

親や友達、先生の顔色をうかがわずに

自分がただ楽しいことをやって没頭することです。

 

すると段々と自分のことが好きになります。

 

好きなことをやっていると

「欠点だらけの自分だけど、そんな自分もアリ」と思えて

自己受容ができるようになっていきます。

 

相手を信頼し、自分から動き出す

人間関係を豊かにしたいのであれば

相手を信頼して、自分から動き出すことです。

 

自分に唯一分かるのは、自分の気持ちだけです。

 

だからこそ自分の気持ちに正直になって

自分から声をかけたり、話しかけたりすることが大事です。

 

大事なのは、たとえ無視されたとしても

まずはこちらから相手を信用して

声をかけ、手を差し伸べて、相手と繋がろうとすることです。

 

他人が何かしら動いてくれることを待っているだけだと

なかなか人間関係も豊かになりません。

 

大人であれば受け身で待っているのではなく

自分から率先して、先に動き出すことが大切です。

 

相手から拒まれても、別の相手に何度も自分から話しかけて

相手を信頼して関係を持とうとすることが

豊かな人間関係を獲得できる人の姿勢です。

 

ありのままの相手を受け入れて、尊敬すること

相手が相手であることを認めることが大切です。

 

つまり相手の良い部分も悪い部分も含めて

すべてを受け入れて接することが

人偏関係を豊かにするうえで大事とアドラーは言います。

 

実際に自分が心を許せる相手は

自分のダサい部分や弱点を見せても、変わらずに接してくれる人です。

 

アドラーは、お互いがお互いを受け入れて

はじめて人間関係が成立すると言っています。

 

逆に相手によって態度を変えたり

相手を拒絶したり、見下したりする人と

長く付き合っていきたいと思う人はいません。

 

身長・年収・外見などの条件で人を見ている人に対して

誰も付き合いたいと思わないのと同じです。

 

人間関係を豊かにしたいなら、人によって態度を変えることなく

ありのままの相手を受け入れて、尊敬することが大事です。

 

他人の関心ごとに耳を向けて関心を寄せる

人は自分の関心のあることに、関心を持ってもらえると

1人の人間として受け入れられていると実感します。

 

例えば相手がアニメが好きだとして

このときに「お酒分からんわ」とか

「何が良いか分からない」と言ってしまえば人間関係はそれまでです。

 

誰だって、自分の好きなものを否定されると嫌な気分になりますし

本音を言っても受け入れられないと感じます。

 

大切なのは自分にはその良さが分からなくても

相手が関心のあることに関心を寄せて

「どこら辺がいいの?」「どういうジャンルが好きなの?」

「どれから見たらハマれる?」といった感じで

相手に興味を持って接してみることです。

 

つまり、相手を否定したり変えようとせずに

ありのままの相手を知って、寄り添うことが大事です。

 

自分にも良い部分と悪い部分があるように

相手にも良い部分と悪い部分があるのは当たり前で

仲良くなりたいのであれば、それを受け入れることです。

 

相手と対等な関係を築く

上下関係があると、仲間意識が薄れて

人間関係がうまくいかなくなります。

 

実際に友達とお金の貸し借りがあると

貸した側が上で、借りた側が下の立場になります。

 

そうなると貸した側が命令したり、催促したりするようになります。

 

するとそれに従わざるを得ない人が

不満を抱いたり、依存したり、反抗したりするようになり

段々と人間関係が悪くなってしまいます。

 

アドラーは、上司と部下・親子であっても

対等で並んでいる人間関係がベストと考えています。

 

対等な関係であれば、仲間意識が生まれて

自然と協力しようと思えるようになります。

 

仕事中は上司と部下という上下関係があっても

プライベートになれば、年齢や立場関係なく

相手と平等な関係を築くことが大切です。

 

他にもパートナーや子供・友達・知人など

自分のプライベートでは、上下関係が生まれないように意識して

子供の話であってもしっかりと耳を傾けて

常に対等な関係を築くように意識することです。

 

愛することで自立する

人は誰かを愛することで、共同体に所属している意識が芽生えて

はじめて貢献を考えるようになります。

 

例えばパートナーも子供もいなくて、仕事で成功する見込みがなく

自分の思想や作品・生きた証を後世に残す見込みがなければ

誰かに協力したり、貢献する気にはなれません。

 

一方でパートナーや子供などの愛する存在がいると

主語が「私」から「私たち」に変わります。

 

これが共同体に所属しているという感覚です。

 

すると自分のことだけでなく、愛するパートナーや子供、

接してくれる仲間が豊かになるので、貢献心が芽生えます。

 

つまり仲間だと思う人ができると

本当の意味で、自己中心的な考え方から解放されて

貢献や協力を考えられるようになります。

 

この状態が、アドラー心理学でいう自立した大人の状態です。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

人間関係を豊かにするために本書は

アドラー心理学に沿って、本質的なことが書かれていました。

 

また、嫌われる勇気について気になる方は

こちらの記事もチェックしてみてください!

 

本書が気になる方は

是非本書を手に取ってみてください!

コメント

タイトルとURLをコピーしました