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『サピエンス全史』の要約について

ノンフィクション

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、ユヴァル・ノア・ハラリさんの

『サピエンス全史』について紹介をしていきます!

 

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『サピエンス全史』について 

本書の概要

本書はひとことで言うと

「人類がどのように反映し続けたか」を教えてくれる1冊です。

 

本書をオススメしたい人

・人類の繁栄について知りたい人

・歴史が好きな人

・大ベストセラーが気になる人

 

前提として私たち人類は、アメリカ人も日本人もドイツ人も全員

ホモ・サピエンスという共通の人種です。

 

犬であればチワワや柴犬、ブルドックなど

猫であればマンチカンやラグドール、ベンガルなどがいるのに対して

人類だけがホモ・サピエンスの1種類です。

 

なぜなら、私たちホモ・サピエンスが

他の人類を全滅させて繁栄してきたからです。

 

実際に10万年前の地球には

世界各地に少なくとも6種類のヒト族が存在しており

さらに遡れば、多くの種類の人類がいたことが明らかになっています。

 

著者によるとホモ・サピエンスが

ここまで繁栄できた大きな要因が3つあり

本書では、それらをはじめ人類の繁栄について学べる1冊です。

 

『サピエンス全史』のまとめ

初期の人類は弱かった

まず約138億年前にビッグバンによって宇宙が誕生し

45億年前に地球という惑星が誕生しました。

 

そして、人類とよく似た生物が初めて姿を現したのが

約250万年前と言われています。

 

そこから人類は徐々に数を増やし、チンパンジーのような顔で毛が多い人や

体が大きく、毛が少ない人など多種多様な種類が出てきました。

 

ちなみにこのときの人類は、他の動物と比べると身体が小さく力も弱いので

ジャングルの片隅で捕食者から隠れて生活する弱い存在でした。

 

さらにこの時代の人類は、主に昆虫や木の実などを食べて生きていただけでなく

ライオンやハイエナなどの肉食動物が食べた

獲物の残り物である骨髄を漁って食べていました。

 

ですがそれでも人類が生き延びられたのは

硬い骨の中に入っている骨髄が栄養豊富であり、長期間保存できたからです。

 

こうして弱い人類は植物や昆虫、骨髄、たまにシカやウサギを狩って

約200万年間、これといった発見もなく

細々とサバンナの中を生き続けていました。

 

負け犬だった人類は、火の登場で食物連鎖の頂点に立つ

食物連鎖の底辺だった人類が、火の登場により

一気に食物連鎖の頂点に立つことになります。

 

火は光や暖かさ、猛獣に対抗する武器にもなったことから

火を使って、通り抜けることができなかった藪を切り裂いたり

ジャングルを燃やしたり、料理をすることもできるようになりました。

 

特に大きかったのは、料理ができるようになったことです。

 

日が登場する前は、生の肉や木の実、骨髄などを食べていましたが

生の食材は噛むのも、消化するのも大変であり

何より病原菌や寄生虫を排除することができませんでした。

 

そのため当時の人類は、食事の後は

ぐったりして動けなくなることが多かったです。

 

ですが火を使って料理をすることで

噛む回数、消化の速度、病原菌や寄生虫などの問題を

クリアすることができたので、人類の行動範囲が一気に広がりました。

 

ちなみにですが、火を使い始めてから少しした後に

東アフリカで、ホモ・サピエンスが誕生します。

 

認知革命によってホモ・サピエンスが群れを作る

前提として、火の登場によって人類は動物に勝てましたが

他の火を使った人類との戦いがまだ残っています。

 

ですが、私たちホモ・サピエンスは人類の中でも

特に抜きん出るような特徴がなかったのに対して

ネアンデルタール人は、筋肉が発達していて大きな脳も持っていたので

道具と火を使い、狩りが上手い種族でした。

 

実際に10万年前にあったホモ・サピエンスとネアンデルタール人の争いでは

ホモ・サピエンスは敗北しています。

 

このようにホモ・サピエンスは劣勢でしたが

今から7万年前に、脳に突然変異が偶然起こり

作り話やフィクション、幻想、噂話などの現実には存在しないものや

目に見えない架空の物事を信じる能力が備わりました。

 

これを認知革命と呼び、私たち人類が繁栄できた大きな要因の1つです。

 

現代で言うと、SNSの噂話やお金、神の存在、幽霊、天国と地獄、

法律、男らしさや女らしさなどが該当します。

 

3万年前、ホモ・サピエンスが他の人類を滅ぼす

認知革命によってホモ・サピエンスは幻想を信じるようになりましたが

一見どうでもいいように思えるこの能力が

群れを作るのにとても大事な要素となります。

 

それは「群れのために良い行いをすれば天国に行ける」

「あの人に従えばすべてうまくいく」といった

目に見えない作り話や虚構、ストーリーをみんなで信じられるので

見ず知らずのホモ・サピエンス同士が協力できるようになりました。

 

当時の他の種族の人類の群れの規模は数十人程度であり

それ以上増えるとまとまらなくなり、喧嘩や争い、分裂が起こりました。

 

なぜならみんなが1つの考え方を信じているわけではなく

考え方をうまく伝える言葉がなかったからです。

 

一方でホモ・サピエンスは、目に見えない作る話などを信じれる能力があり

その作り話を巧みに伝える言語があったので

数百人規模の大きな群れを作ることができました。

 

そして大きな群れを作ったホモ・サピエンスは

数の暴力で他のヒト族を駆逐していきました。

 

ここで大事なのは、どんな幻想でもいいわけではありません。

 

大事なのは、あらゆる人を納得させ

誰からも信じてもらえる質の高い作り話に限られます。

 

相手を納得させて心を動かす考えであるほど

多くの人を動かし、協力させることができます。

 

こうしてホモ・サピエンスは目に見えない幻想を

信じる力で一致団結して、行動し、領土を広げることで

1万3000年前にホモ・サピエンス以外の人類を滅ぼしました。

 

農業を始めたことによるメリットとデメリット

約1万年前に中東のある地域で

小麦などの穀物を育て始める人が出てきました。

 

実際に農耕をやることで、狩猟と比べて

安全かつ安定的に多くの食物を手に入れることができました。

 

結果として、人口が大幅に増え狩猟から農業へ切り替える人類が増えましたが

穀物ばかりを食べるようになったことで栄養不足の人が増えたり

朝から晩まで365日働くことから過労で亡くなる人が増えました。

 

他にも1つの場所に定住することになったため、感染症にかかりやすくなったり

土地や食糧を奪い合う争いが起こるようになりました。

 

そのためこの時期は少なくとも3人に1人は

子供が20歳を迎える前に命を落としていたと考えられています。

 

農業を始めたことによるデメリットは多いものの

人口が急激に増えてしまったために

狩猟採集で食わせていくことができなくなり

人類は苦しいのに農業をやめることができませんでした。

 

本書では「農業革命は史上最大の詐欺だった」と書かれています。

 

5000年前、お金という大きな概念を作る

農業を始めて人口が増えることで

そこで暮らす人々を1つにまとめるために、都市や王国が誕生しました。

 

そしてその頃になると、農業以外の大工、聖職者、

兵士、靴職人などの仕事も出てくるようになります。

 

さまざまな職業が出現することによって

今までの物々交換では取引が難しくなってきました。

 

実際に靴職人が靴の修理をする代わりに

小麦農家がどれくらいの小麦を渡せばいいかは分かりませんし

靴職人が小麦を嫌いであれば、物々交換が成り立ちません。

 

また穀物を保管するためには

巨大な倉庫を建てて、ネズミや害虫、天候から守る必要もあり

穀物を物々交換するには持ち運びが大変でした。

 

そこで、それらの問題を一気に解決するために

それぞれのサービスや商品をお金という金属に交換し

そのお金をまた誰かのサービスや商品へ交換しようと考えました。

 

しかし便利なお金を普及させるためには

全員がお金に価値があると信じる必要がありましたが、とても難しいことでした。

 

なぜなら、これまで物々交換をしてきた人に

いきなりお金の概念を説明しても

「そんなの価値はない」「俺は信じない」という人が絶対いるからです。

 

そこでそれらを解決するために税金が出てきます。

 

それは王様が貨幣を信用し、その貨幣で税金を払うよう国民へ要求し

税金を払わなければ罰するようにしました。

 

ですがこのシンプルかつ強制的な仕組みによって

国民はお金という概念を信じていようがいなかろうが、罰せられたくないので

働いてお金を稼ぎ、そのお金で税金を払いました。

 

そしていつしか、紙幣と硬貨には価値があるという幻想を

みんなが信じるようになり、みんながお金を使うようになりました。

 

科学革命によって、人類は分析するようになる

まず化学革命以前の人類は、この世界の重要な物事は

すべて神によってなされたことであり

その神の教えを書き記した聖書やコーランに

すべてが書かれていると考えていました。

 

しかし1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見したことで

当時の国民の考え方が大きく揺らぐことになります。

 

なぜなら、当時のヨーロッパの地図には

自分たちの国しか書かれておらず、他に国がないとされていたからです。

 

この出来事は「私たちはこの世界のことで知らないことがある」ということが判明し

国民にとってとても衝撃的でした。

 

そうして「知らないことを知りたい」という気持ちから

人々の関心が宗教から科学へ流れ始めます。

 

身の回りにある自然や出来事、宇宙の正体を

神に頼らず、数字や統計、確率、化学などで解き明かせるのではないかと思うようになります。

 

そして科学を応用することで、新しい武器や兵器、便利な機械を作り

新しい大陸を支配できるかもしれない、つまり儲かると考えました。

 

こうして政府や企業から科学に莫大な資金が注ぎ込まれ

ガリレオガリレイやニュートンらによって科学の大きな発見がされます。

 

この頃から、成長する分野に投資するという資本主義が台頭するようになります。

 

産業革命によって労働が生まれる

科学革命によって多くのことが解き明かされると

火力や風力、水力などを応用して様々な産業が発展しました。

 

例えば、プラスチックやシリコン、アルミなどの新しい素材が使われたり

工場にベルトコンベアが導入されたり、蒸気機関車が誕生しました。

 

そして人々は工場で働き始め、そこで多くの人が協力し

1つの商品を作り始めるようになります。

 

これに伴って時間が統一されるようになります。

 

当時は、時間を各国や各地域が勝手に決めていましたが

工場で集団が分業で働き始めることで

誰かが1分遅刻すると集団にとって負担となりました。

 

そこでイギリスで1880年にすべての時計を

グリニッジ天文台の場所の時間に合わせることを決定されました。

 

こうして産業革命によって生産性がさらに上がると

人類史上初めて需要が供給を上回るようになりました。

 

つまり食べ物や装飾品などの商品が生産され過ぎたことで

人々がそれらを消費しきれなくなりました。

 

そうなると製造業者や資本家が儲けられなくなるので

「幸せになるにはもっと多くの製品やサービスを買わないといけない」といった

消費主義という考え方が生まれるようになります。

 

つまりここ数100年でとにかく大きな変化が多数起こり

現在はこの変化の速度はさらに加速しています。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

人類の繁栄についてかなり詳しく書かれておりますので

非常に勉強になる1冊であると感じました!

 

本書が気になる方は

是非本書を手に取ってみてください!

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