こんにちは!しょーてぃーです。
早見和真さんの新刊「笑うマトリョーシカ」を読みました。
本書について紹介していきます!
「笑うマトリョーシカ」の感想
本作のあらすじ
国民的人気を誇る若き官房長官。「彼が誰かの操り人形だとしたら?」そう感じた記者が、偽りの仮面に迫る
圧倒的な魅力で、官房長官に上り詰めた青年代議士と秘書。彼らに違和感を持った女性記者が、隠された過去を暴くため、取材を重ねる。
上記Amazonからの引用ですが、
ストーリーの構成から本当に惹かれるなーと感じました。
読み進めるうちに、
上記の紹介文に留めるにはもったいないと感じました!
さすが『イノセント・デイズ』や
『店長がバカすぎて』をはじめとする
名作を生み出された作家さんだなーと感動しました。
国民的人気を誇る官房長官の
清家一郎 の自書をもとに
新聞記者の 道上香苗 が取材するところから物語は始まります。
そこから清家の高校時代、大学時代、
官房長官になるまでの3部構成となっています。
しかし、官房長官にまでなった 清家一郎 には「中身がない」のです。
「中身がない」というのは、「何も考えていない」というのではなく
「人として読めない」という表現が近しいです。
そんな 清家一郎 は 道上香苗 から
「誰か裏で操っているのではないか」と疑われ詮索されていきます。
裏で操っているのは?
一郎 と高校で出会い、
彼が生徒会長と官房長官までの
選挙を支えた 政策秘書 の 鈴木俊哉 なのか
一郎のひとり親であり、母親である 清家浩子か
一郎の大学時代の恋人である 三好美和子 か
政治家清家を操るのは誰なのか?と読み進めるにつれて
真相が気になって仕方ない1冊になります。
本書のすごいところ
もちろんストーリーが面白いのは当然ですが、
何より参考文献の多さには驚きます!
参考文献数が20冊を超えており、
その為か世界観がリアルすぎます。
読み進めながら
「誰をモデルにしているのか?」
「絶対モデルおるやん」と思ってしまうほどです。
同時に「政治家の世界ってこんな感じなのか!」と
面白み・驚き・失望などさまざまな感情が同時に襲ってきます。
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
少しでも気になられている方は
面白い1冊ですので、是非手に取ってみてください!
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