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早見和真さん 「笑うマトリョーシカ」を読んだ感想

小説

こんにちは!しょーてぃーです。

早見和真さんの新刊「笑うマトリョーシカ」を読みました。

本書について紹介していきます!

 

「笑うマトリョーシカ」の感想

本作のあらすじ

国民的人気を誇る若き官房長官。「彼が誰かの操り人形だとしたら?」そう感じた記者が、偽りの仮面に迫る

圧倒的な魅力で、官房長官に上り詰めた青年代議士と秘書。彼らに違和感を持った女性記者が、隠された過去を暴くため、取材を重ねる。

https://www.amazon.co.jp/%E7%AC%91%E3%81%86%E3%83%9E%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%AB-%E6%96%87%E6%98%A5e-book-%E6%97%A9%E8%A6%8B-%E5%92%8C%E7%9C%9F-ebook/dp/B09KRLVWH8/ref=sr_1_1?qid=1640571063&s=books&sr=1-1

 

上記Amazonからの引用ですが、

ストーリーの構成から本当に惹かれるなーと感じました。

 

読み進めるうちに、

上記の紹介文に留めるにはもったいないと感じました!

 

さすが『イノセント・デイズ』や

『店長がバカすぎて』をはじめとする

名作を生み出された作家さんだなーと感動しました。

 

国民的人気を誇る官房長官の

清家一郎 の自書をもとに

新聞記者の 道上香苗 が取材するところから物語は始まります。

 

そこから清家の高校時代、大学時代、

官房長官になるまでの3部構成となっています。

 

しかし、官房長官にまでなった 清家一郎 には「中身がない」のです。

 

「中身がない」というのは、「何も考えていない」というのではなく

「人として読めない」という表現が近しいです。

 

そんな 清家一郎 は 道上香苗 から

誰か裏で操っているのではないか」と疑われ詮索されていきます。

 

裏で操っているのは?

一郎 と高校で出会い、

彼が生徒会長と官房長官までの

選挙を支えた 政策秘書 の 鈴木俊哉 なのか

 

一郎のひとり親であり、母親である 清家浩子か

 

一郎の大学時代の恋人である 三好美和子 か

 

政治家清家を操るのは誰なのか?と読み進めるにつれて

真相が気になって仕方ない1冊になります。

 

本書のすごいところ

もちろんストーリーが面白いのは当然ですが、

何より参考文献の多さには驚きます!

参考文献数が20冊を超えており、

その為か世界観がリアルすぎます。

 

読み進めながら

「誰をモデルにしているのか?」

「絶対モデルおるやん」と思ってしまうほどです。

 

同時に「政治家の世界ってこんな感じなのか!」と

面白み・驚き・失望などさまざまな感情が同時に襲ってきます。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

少しでも気になられている方は

面白い1冊ですので、是非手に取ってみてください!

 

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