こんにちは！しょーてぃーです！
今回は、おおたとしまささんの
『勇者たちの中学受験～わが子が本気になったとき、私の目が覚めたとき』
について紹介をしていきます！
『勇者たちの中学受験～わが子が本気になったとき、私の目が覚めたとき』について
本書の概要
本書はひとことで言うと
中学受験のリアルを描いた作品です。
本書をオススメしたい人
・中学受験のリアルを知りたい人
・ノンフィクションの作品が好きな人
・生々しい作品が好きな人
本作は、教育ジャーナリストである著者が描く
教育エッセイであり、ノンフィクション物語です。
中学受験に挑戦する子供を持つ
親である著者が自身の経験をもとに
中学受験に関する情報や知識
そして子育てにおける悩みや考えを
赤裸々に描いた作品です。
息子が中学受験を目指すようになったことをきっかけに
著者自身も中学受験に関する情報収集や対策を始めました。
その過程で、中学受験に関する現実や問題点を目の当たりにし
子育てにおける自身の課題や
反省点にも気付かされていく物語です。
それぞれ学力の違う3人の子供たちの
受験期を描いた3章構成になっており
各学力レベルや志望校における
中学受験の生々しさを表現している作品です。
『勇者たちの中学受験～わが子が本気になったとき、私の目が覚めたとき』のあらすじ
あらすじの概要
中学受験最後の3週間、そして、人生で最も長い1週間といわれる入試本番期間中の、親子の濃密な心情を克明に描いた衝撃作！
親子3組の実話をもとにしたノンフィクション物語であり、真剣勝負のルポルタージュでもある。
勇者たちの中学受験 わが子が本気になったとき、私の目が覚めたとき より
本書の物語は、著者の息子が
中学受験を目指すようになったことから始まります。
当初は著者自身も中学受験についてあまり知識がなく
不安と戸惑いを感じていました。
しかし、息子の本気の姿勢に触発されて
親である自身も中学受験に関する情報収集や対策を始めます。
しかし、中学受験について情報収集を進めるうちに
様々な問題点や現実に直面することになります。
例えば、中学受験には高い受験費用や
子供にとって負担となる過剰な受験勉強があること
また、偏差値や成績などの
数字でしか判断されない現実に対する疑問などがあります。
しかし著者は、息子の本気の姿勢や
中学受験に向けて取り組むことで
息子が得た成長や自信に触発されて
中学受験に積極的に取り組むようになります。
そして、本作では
著者自身の子育てや中学受験に関する考えや知識
そして家族の関係性や
自身の成長などを赤裸々に語られています。
『勇者たちの中学受験～わが子が本気になったとき、私の目が覚めたとき』の感想
中学受験を控える親にとっては必読書！！
総合的に考えると、本作は
中学受験に挑戦する子供を持つ親にとって
非常に有益な内容となっています。
本作は、著者自身の経験を通じて
親や子供たち、そして教育現場に対する
考えを述べたエッセイですが
その内容は非常に深い洞察力と温かさにあふれています。
そして、本書の最大の魅力は
著者が、中学受験を目指す息子との関係性や
子供たちが成長するにあたって必要なものを
深く考えた結果として自分自身が
成長していく様子を描いている点にあります。
息子の中学受験に対する情熱に共感すると同時に、
親として自身の責任や役割を考え
その重要性を改めて実感することができた著者ですが
相当な葛藤を本作からは感じました。
中学受験に対する問題提起とアドバイス
本作では、中学受験に対する問題提起や
教育現場の問題点についても取り上げられています。
教育現場には、偏差値や成績による学校選択の傾向が強く
その結果、子供たちの多様な才能や可能性を
見失ってしまうことがあるという指摘があります。
そのため、教育現場や学校の改革が
必要であることが強く訴えられています。
また、本作には、子供たちが
自信を持って生きるために必要なことや
親として心がけるべきことなども多く述べられています。
親として、自分自身が子供たちに寄り添い
適切なアドバイスやサポートを提供することが
子供たちが自信を持って成長するためには
欠かせないということを学べることができます。
さらに、中学受験についての
具体的なアドバイスや情報が豊富に含まれています。
中学受験は、親子の関係性にも
大きな影響を与えることがあるため
受験に挑戦する子供たちやその親にとって
非常に有用な情報が詰まった1冊です。
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
著者自身が体験したことをベースに
中学受験のリアルと問題点が赤裸々に描かれており
非常に勉強になる1冊でした！
本書が気になる方は
是非手に取ってみてください！
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