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『解像度を上げる』の要約

ビジネス

こんにちは!しょーてぃーです!

今回は、馬田隆明さんの

『解像度を上げる』について紹介をしていきます!

 

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『解像度を上げる』について 

本書の概要

本書はひとことで言うと

物事を深く理解することの重要性を説いた一冊です。

 

本書をオススメしたい人

・自分の考えをうまく話せない人

・フワッとしていると言われる人

・なにかしらで成功したい人

 

仕事やプライベート問わず

自分の話す内容がフワフワしていたり

相手にイマイチ理解されないことは

多かれ少なかれあると思います。

 

その原因は、自分の話し方が悪いのではなく

物事の理解が浅いからです。

 

誰でも物事の理解が浅ければ

しどろもどろになったり

まとまりのない発言になってしまいます。

 

本書では、このような物事の理解が浅い状態を

「解像度が低い」という言葉で

反対に、物事の理解が深い状態を

「解像度が高い」という言葉で表現しています。

 

解像度が低い状態とは

カメラのピントがあっておらず

世界がぼやけている状態なので

具体性がなく、フワッとしています。

 

一方で、解像度が高ければ

物事がくっきりと見えているので

思考や発言、行動がより具体的になります。

 

本書では、解像度を上げる方法が

詳細に解説されている1冊です。

 

『解像度を上げる』のまとめ

なぜ解像度が高いと成功できるのか?

解像度が高い人が成功しやすい理由は

物事をうまく進めるための

重要なポイントに気付くことができるからです。

 

例えば「お金がない」「痩せない」などの

結果には必ず原因があります。

 

物事をうまく進めたいのであれば

その原因を正確に特定し

対処していくことが大切になります。

 

例えば、痩せない原因が食べ過ぎであれば

食べないように対処するだけなら

解像度が低い状態です。

 

反対に解像度が高い状態であれば

痩せない原因を「運動不足」「食べ過ぎ」「食事内容」の3つに分解した後に

その中から「食べ過ぎ」が原因であれば

「食べ過ぎないためにどうすればいいか?」を考えます。

 

それは、おやつのチョコをブルーベリーに変えることかもしれません。

そうであれば、「痩せたいならおやつをブルーベリーに変える」と言えます。

 

このように具体的な対策を言えるのが、解像度の高い状態です。

 

ちなみに課題を解決するための

大事なポイントをセンターピンと呼びます。

 

センターピンとはボーリングで

1番前の真ん中にあるピンのことであり

このセンターピンを倒さないとストライクは取れません。

 

逆に言えば、ボールの勢いがなくても

センターピンさえ当てれば、ストライクは取れます。

 

物事を上手くいかせたいのであれば

センターピンのような1番重要なポイントを

特定することが大事です。

 

時間もお金も気力も限りがあるからこそ

解像度を上げて、効率的なポイントを特定し

そこに一点集中する必要があります。

 

解像度を上げるには「深さ・廣さ・構造・時間」の4つの視点を高める

解像度を上げるには

「深さ・廣さ・構造・時間」の4つの視点を

高めることが重要となります。

 

ざっくり各項目について説明していきます。

 

「深さ」とは1つの現象を

どこまで深く詳細に把握することかを指します。

 

例えば「彼女がいない」という課題である場合は

その原因を「自分に魅力がない」

なぜなら「太っているから」

だから「ダイエットする」

どんな運動をするか「週に4回、10kmのランニングをする」のような感じで

1つの情報を深掘りして、具体的にイメージしていきます。

 

「広さ」とは幅広い知識のことです。

ダイエットをするときは、有酸素運動だけでなく

水泳や散歩、筋トレ、ヨガなど

さまざまな運動の選択肢を用意することです。

 

そして「構造」とは

自分で考えて位いることを言語化して

図にわかりやすくまとめることです。

 

さらに「時間」とは、過去や歴史について知っていて

時代の変化を踏まえた上で

効果的な打ち手を模索することです。

 

例えば、彼女を作るのであれば

昔はナンパや合コンが主流ですが

今ではこれらの方法のコスパが悪いことから

マッチングアプリで出会うことが主流です。

 

なので「彼女がいない」という課題の解決策として

ナンパや合コンを選択肢から消すイメージです。

 

このように解像度は

深さ・広さ・構造・時間の4つの視点が

組み合ってできています。

 

「深さ」を上げるには、とにかく行動して考える

本書で定義されている「深さ」とは

行動したり、自分の目で見たり、

現場で話を聞かないとわからないような

リアルな情報のことを指します。

 

「痩せない」という課題を解決するために

運動不足が原因と仮定して

週に4回、10kmのランニングをした方がいいと感じたなら

それで本当にうまくいくかは

実際にランニングを実践しないとわかりません。

 

うまくいくかは実際にやらないと分からないので

自分の抱えている課題を解決しそうな方法が見つかれば

実際に行動して試す必要があります。

 

行動しなければ、いつまで経っても解像度は高くなりません。

 

そして、行動した後や

もし行動してダメだった場合は思考が必要です。

 

つまり「なぜこうなった?」「どうすればいい?」と

自分に問いかけて新しい打ち手を探す必要があります。

 

そうすれば「ランニングを水泳に変えてみる」など

なにかしら次に試すべきことが思い浮かびます。

 

このように行動と思考を何度も繰り返すことで

痩せないという課題を解決する

1番大事なポイントが見えてくる可能性が上がります。

 

つまり、シンプルに行動すればするほど

物事の理解が深まり、成功しやすくなります。

 

反対に、著者は解像度が低い人は

とにかく行動ができないことが問題だと指摘しています。

 

行動することはめんどくさいかもしれませんが

本当に今抱えている課題を解決したいなら

仮説を立ててサクッと行動した方が

新しい視点や課題が浮き彫りになるので近道です。

 

粘り強く行動する

1度や2度の挑戦では深さは手に入りません。

 

本書では

「少なくとも200時間を情報と思考と行動に使わなければ

最初のそこそこいいアイデアに辿り着かない」と述べています。

 

つまり「モテない」「痩せない」などの課題の

本当の原因のようなものを見つけるには

200時間はかかるということです。

 

ただ、最短で200時間であり

最初のアイデアの良し悪しを検証するためには

200~400時間くらいの活動が必要です。

 

つまり400時間やれば

また違う原因が見つかる可能性があるということです。

 

例えば「痩せない」という課題の原因が運動不足だと思って

ランニングや水泳をしたけど

実際に200時間、300時間とやっていくうちに

もしかして痩せないのは、食生活が原因だから

「夜ご飯に米を食べない方がいいかもしれない」と

思うようになったりするイメージです。

 

つまり深掘りすることで、より確信に近付くので

解像度を高めるためには

粘り強く行動し続けることが重要です。

 

「広さ」を上げるには、本を読んで人の話を聞く

本書で定義されている「広さ」とは

選択肢やアプローチの多さのことです。

 

広さがある人が、ダイエットをするときに

「走る」「ジムで鍛える」「水泳」「ヨガ」

「食生活の改善」「キックボクシング」など

多くの選択肢を持っているとします。

 

反対に広さがない人は、広さがある人に対して

「走る」「ジムで鍛える」という2択しかない状態です。

 

当たり前ですが、選択肢が多い方が

自分に合うダイエット方法が見つかりやすいですし

臨機応変に対応することができます。

 

そのため、とにかく視野を広げて

幅広い選択肢を持つことが重要です。

 

そして「広さ」を上げるためには

本を読んだり、人の話を聞いて

とにかく新しい情報に触れることです。

 

本を読んだり、人の話を聞くことで

自分が思いもしなかった方法で

物事の解決に至るケースはたくさんあります。

 

また、本を読むことで

新しい言葉を覚えるので、語彙力が上がります。

 

語彙力が増えることで

世界をより細かく見ることができます。

 

例えば「デバッグ」「ソースコード」などの言葉を知らないと

プログラマーの人とコミュニケーションは取れません。

 

他にも自分の職業以外の人と情報交換をする場合も

その人たちが使っている言葉を理解しないと

うまく情報交換をすることができません。

 

ちなみに本書では

「本屋に行って自分の課題に関連する

業界の本を端から端まで買いなさい」と書かれています。

 

「構造」を上げるには自分の考えを言語化する

「構造」の視点を高めるためには

自分の頭の中で考えていることを

言語化して図にすることです。

 

頭の中で考えていることは

しっかりと紙などに書いてまとめないと

忘れてしまったり、なかなか理解力が深まりません。

 

映画やドラマを見た後に

「どんな話だった?」と質問されると

意外と答えられないことが多いと思います。

 

それは、内容を深く理解できていないからです。

 

深く理解するためには

ストーリーを1度紙に書き出して図にします。

 

そして図にまとめることで

自分が何を理解していて

何を理解できていないかが分かります。

 

これは映画やドラマの話だけでなく

勉強も仕事も自分で簡潔に図にすることで

より理解力が深まっていきます。

 

図にまとめる方法としては

基本的にはロジックツリーやマインドマップなどで

自分の考えていることを書いていきます。

・ロジックツリー

・マインドマップ

 

何も見ずに図にできることは

その物事を深く理解できている証拠になります。

 

そのため、話が具体的になり、自分の考えていることを

相手に分かりやすく伝えることができます。

 

このように、物事を深く理解するために

自分の頭の中を紙に書き出して図にすることです。

 

「時間」を高めるには歴史を学ぶ

「時間」の視点を高めるためには

同じミスをしないために

歴史や過去の失敗を学ぶことです。

 

つまり、人がどのように失敗したかを知れば

同じようなミスで失敗するケースが減らせます。

 

例えば、ダイエットでいうと

食事制限を厳しくしたせいで挫折したり

筋トレをやりすぎて、ケガで挫折する人は多いです。

 

そのため、同じ轍を踏まないためにも

できるだけ先人たちの失敗を知っておくことが大切です。

 

もちろん物事を深く理解するために

行動して失敗することが大事ですが

ここでの失敗は取り返しがつく範囲の失敗です。

 

当たり前の話ですが、一回のミスで

返せないような莫大な借金を抱えたり

治らない病気を抱えるといった

大きな失敗はするべきではありません。

 

なので、そのような大きな失敗をしないように

過去の失敗を知るべきです。

 

また、過去だけでなく未来を予測することも

本書ではおすすめされています。

 

つまり、今自分が働いている業界の

未来を予測しておくことです。

 

例えば、今後日本の人口は減っていき

労働者人口も減っていきます。

 

そのため、採用が難しくなったり

後継者不足で倒産する企業も増えます。

一方、AIの活用も盛んになっていきます。

 

このような時代の変化によって

自分達のいる業界にどのような変化が

起こるのかを予測しておくことが大切です。

 

解像度がある程度高くなったら、行動した方が早い

ここまで解像度の上げ方を書いてきました。

 

解像度を上げるために

「深さ」「広さ」「構造」「時間」の4つの視点を

深める行動を繰り返していくことです。

 

逆に解像度が低いときは

これら4つの視点のいずれかの理解が甘いということです。

 

そこを埋めることができれば、解像度が高まり

物事のセンターピンを掴みやすくなります。

 

ここでの注意点として

解像度を上げるために時間を使いすぎないことです。

 

解像度を上げることだけを目的にすると

知識だけの人になってしまいます。

 

あくまで課題を解決することが目的なので

ある程度の見通しが立ったら、行動した方が早いです。

 

最後に

ここまで本書について紹介してきました。

 

かなり濃密な内容である本書は

物事の理解度を深める方法が盛りだくさんでした!

 

本書が気になる方は

是非手に取ってみてください!

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