こんにちは！しょーてぃーです！
今回は、佐藤満春さんの
『凡人の戦略 暗躍する仕事術』について紹介をしていきます！
『凡人の戦略 暗躍する仕事術』について
本書の概要
本書はひとことで言うと
凡人でも戦略次第で活躍できる、目立たない仕事術について書かれた1冊です。
本書をオススメしたい人
・特別な才能がないと感じている人
・裏方やサポート役で活躍したい人
・仕事で頑張っているのに評価されにくいと感じる人
本書は、お笑い芸人と放送作家として活躍する佐藤満春氏さんが、
自らの経験をもとに「凡人」としてどのようにキャリアを築いてきたかを述べる1冊です。
著者は、芸人としても放送作家としても特別な才能がないと述べた上で、
自分の適性を理解し、目立たずとも成果を出す「暗躍」の戦略を活用することで、
充実した仕事人生を送るための方法を多数紹介しています。
好きなことを突き詰める重要性、諦めるべきことの見極め、休息の大切さなど、
凡人が成功するための現実的なヒントが詰まっている1冊です。
『凡人の戦略 暗躍する仕事術』のまとめ
向き不向きを受け入れる
著者は、幼少期からサッカーに打ち込んでいましたが、
努力しても周囲に追いつけない現実に直面しました。
この経験から、「誰しも頑張れば報われる」という一般的な考えに疑問を抱き、
人には向き不向きがあることを悟ります。
この気づきは、後のキャリア選択において、
自分の特性を見極める重要性を教えてくれました。
自己評価と他者評価のバランス
自分の強みや適性を知るためには、
自己評価だけでなく他者からの評価も重要です。
著者は、放送作家として多くの朝の情報番組を担当していますが、
これは周囲からの信頼と評価の結果であり、自分の適性を示すものと捉えています。
他者からの評価を受け入れることで、自分の強みを客観的に理解し、
それを活かす道を選ぶことができると述べています。
諦めることの重要性
向いていないことや苦手なことは、無理に続けるよりも
潔く諦めることが大切だと著者は説きます。
例えば、打ち上げや飲み会が苦手であることを自覚し、参加しない選択をしました。
その代わり、仕事の成果やクオリティで信頼関係を築く努力をしています。
このように、自分の特性に合わないことを無理に続けるのではなく、
別の方法でカバーする姿勢が重要です。
好きを追求し付加価値を高める
著者は「トイレ」や「トイレ掃除」に強い関心を持ち、
それを深く追求することで「トイレ博士」としての地位を築きました。
このように、自分の好きなことを突き詰めることで、
他者との差別化を図り、付加価値を高めることができると述べています。
ただし、これは結果的に付加価値となったものであり、
最初から戦略的に狙ったわけではないと語っています。
休むことと余白の大切さ
仕事を詰め込みすぎると、心身のバランスを崩す可能性があります。
著者はピーク時に23本の番組を担当していましたが、
体調を崩したことをきっかけに仕事を減らす決断をしました。
その結果、余白の時間が生まれ、自分の劇公演を開催するなど、
新たな挑戦やプラスの時間を持つことができたと述べています。
休むことや余白を持つことは、
人生を豊かにするために必要な要素であると強調しています。
自分らしさを受け入れる
著者は、自分の身長や学歴など、変えられない特性を受け入れ、
それを自分らしさとして捉えています。
例えば、自身の出身大学である桜美林大学を「自分っぽい」と愛着を持って語り、
等身大の自分を受け入れることが大切だと述べています。
このように、自分の特性や背景をポジティブに捉え、
それを活かすことで、無理なく自分らしいキャリアを築くことができるとしています。
暗躍することの意義
「暗躍」とは、目立たない場所で他者を支える役割を指します。
著者は、放送作家として表舞台に立つことは少ないものの、
多くの番組や芸人を裏で支える仕事に誇りを持っています。
目立つことだけが成功ではなく、
裏方として他者を支えることにも大きな意義があると述べています。
この視点は、表舞台に立つことだけが評価されがちな現代社会において、
新たな価値観を提示しています。
最後に
ここまで本書について紹介してきました。
特別な才能がなくとも、自分の特性を理解し、
適切な戦略を立てることで充実したキャリアを築けることが理解でしました！
本書が気になる方は
是非本書を手に取ってみてください！
コメント